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実はたくさんある!? 英国王室に由来する英語表現

財経新聞 / 2024年4月25日 11時24分

 前回、イギリスのパブには英国王室にちなんだ名前が多いと述べたが、王室の影響はパブだけに留まらない。たとえば、日常英語や公的なスピーチ、さらには文学に至るまで、英語には英国王室由来とされる言葉や表現がいくつもある。

 今回は、王室由来の表現をいくつか紹介し、その背景や使われ方を探ってみよう。

■By Royal Appointment

 「By Royal Appointment」とは、「英国王室御用達」を意味するフレーズだ。「Royal Warrant of Appointment」という英国王室が与える認可があり、その認可を得た企業は、「By Royal Appointment」という文言を使用して、自社の製品の広告に王室の紋章を掲載することが認められている。

 たとえば、紅茶やビスケットのパッケージにこの言葉が記載されている場合、王室に供給されているほど高い品質を誇るという意味だ。

■Wear the crown

 直訳すれば「王冠をかぶる」となるが、「wear the crown」とは重い責任を担うことを比喩的に表すフレーズだ。国王が直面する重大な責任や義務を示す表現として使われ、しばしばリーダーシップの重圧を表現するのに用いられる。

 ・Even though he knew it would be challenging, John decided to wear the crown and lead the project to its completion.  (ジョンはそれが困難になることを知りながらも、王冠をかぶる決心をし、プロジェクトを完遂へと導いた)

■Blood Royal

 「Blood Royal」とは、王室の血統を意味し、王族の血を引くことを指す。特権的な出自や継承権を表す言葉で、王位継承の文脈で特に用いられる。歴史的文脈や法的な文書でしばしば見られ、王室の権威や純粋な血筋が強調される場面で特に使用される言葉だ。

 ・Despite the claims, he lacks the blood royal necessary for the throne.  (主張にもかかわらず、彼には王位に必要な王室の血筋が欠けている)

■Fit for a king

 厳密に英国王室由来とは限らないかもしれないが、これも取り上げておこう。「fit for a king」とは、特に豪華で品質が高いものを表す際に用いられる表現だ。

 王様が享受するであろう極上の待遇や製品を想起させるフレーズなので、食事、宿泊施設、商品の素晴らしさなどを強調するときに用いられることが多い。日常会話でも高級感を表現するフレーズとしてよく使われている。

 ・The banquet was fit for a king.  (その宴会は王様向けの豪華さだった。)

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