特集2018年3月17日更新

一度は行きたい! 全国の花見・桜の名所24選

3月15日、全国で最も早いソメイヨシノの開花が高知で発表され、今年も桜前線の北上がスタートしました。となると、春の到来を告げる桜を見るため、お花見の計画を立て始める人も多いことでしょう。近所のお花見スポットもいいですが、今年は少し足をのばして絶景の桜を見に行ってみませんか? 今回は、全国の一度は行ってみたいオススメの名所を紹介していきます。

目次

全国各地の桜の開花はいつ?

2018年の桜の開花予想

花見の準備はお早めに!

今月に入って暖かい日が続いている影響で、全国的に開花予想が早まっています。日本気象協会による開花予想では、先週(3月7日)の発表でも「前回予想より早まりました」としていて、最新(14日)の発表でもさらに早まっています。
また15日には、高知で全国のトップを切って桜(ソメイヨシノ)開花の発表がありました。これは平年より7日早く、昨年より14日も早い開花ということです。

前回(3月7日)発表の予想よりも、九州から東北にかけての広い範囲で予想開花日が1~5日早まりました。
福岡では19日(月)、東京も20日(火)と来週早々にかけて、続々と開花の便りが届く予想です。満開は、開花日から一週間ほど後になる予想で、3月下旬は九州から関東にかけての広い範囲で見頃の桜を楽しめそうです。

開花・満開ともに平年より1週間ほど早い予想

全国の桜の絶景・お花見スポット24選

五稜郭公園(北海道函館市)

見ごろは…4月下旬~5月上旬

五稜郭公園は、星の形をした史跡で、北海道きっての桜の名所です。1600本ものソメイヨシノが咲き乱れ、お堀に桜の花びらが浮かぶ情景を楽しんだり、五稜郭タワーから桜色に染まった風景を眺めることもできます。

花見電飾で夜桜が楽しめる

例年、桜の開花にあわせて夜間の電飾が実施され、夜桜見学ができます。今年の開催時期はまだ発表されていませんので、下記のサイトなどでご確認ください。

松前公園(北海道松前町)

見ごろは…4月下旬~5月中旬

松前城、寺町、観光施設「松前藩屋敷」などがあり、春になると多種多数の桜が咲き誇る桜の名所「松前公園」でお花見! 園内には「桜見本園」や「新桜見本園」、バラ園・ボタン園などもあり、公園全体と津軽海峡を見渡す高台が第二公園となっています。

第71回松前さくらまつり

期間:2018年4月28日(土)~5月13日(日)

白石川堤一目千本桜(宮城県大河原町~柴田町)

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見ごろは…4月上旬~4月中旬

大河原町から柴田町を流れる白石川の両脇には、全長約8kmにも及ぶ桜並木があります。その桜は”一目千本桜”と呼ばれるのにふさわしく、一目で千本の桜が見れるというほど。

おおがわら桜まつり

期間:2018年4月5日(木)~4月19日(木)

三春滝桜(福島県三春町)

見ごろは…4月中旬

福島県の三春町にある三春滝桜。推定の樹齢はなんと1000年以上。高さ13m近く、根回りが11m程度の堂々たるベニシダレザクラで、国の天然記念物に指定されています。
四方に伸びた枝から下がる桜の花が滝のように見えることから、三春滝桜と呼ばれているとか。

赤城南面千本桜(群馬県前橋市)

見ごろは…4月上旬~4月中旬

”日本のさくら名所100選”にも選ばれるほどで、群馬県を代表する桜の名所となっており、毎年多くの観光客が訪れます。満開時は道の両端はこれでもかというくらい桜が咲き誇り、その中を歩けるというのはまるで「桜のトンネル」のよう。

千本桜祭り

期間:2018年4月7日(土)~4月22日(日)
桜まつり期間中は、物産市やステージパフォーマンス、大道芸などのイベントが行われます。また、夜間はライトアップにより夜桜見物ができます。

熊谷桜堤(埼玉県熊谷市)

見ごろは…3月下旬~4月上旬

熊谷桜堤(くまがやさくらつつみ)は、小田原城址公園と同様「日本さくら名所100選」にも選定される、江戸時代から知られる桜の名所。
約500本のソメイヨシノの桜並木が約2kmも続いており、土手に沿って植えられているため、桜のトンネルをくぐったり、土手の上から見下ろしたりできます。
この並木道を仰ぎながら歩くのもいいですが、沿道をドライブしながら桜ロードを快適に通過するのもまた一興。

熊谷さくら祭

期間:2018年3月26日(月)~4月8日(日)
ライトアップ:18時~21時
※桜の開花状況により、催事期間・内容が変更となる場合があります。

千鳥ヶ淵(東京都千代田区)

見ごろは…3月下旬~4月上旬

都内でも有数の桜の名所、千鳥ヶ淵公園 (東京都千代田区) 。皇居西側の千鳥ヶ淵と英国大使館に挟まれる好立地に位置し、ソメイヨシノやヤマザクラなど約170本の桜が花開く。水面に映る桜の姿も美しく、仕事帰りに立ち寄るビジネスマンや花見を楽しむカップルなど、連日多くの見物客が絶えない。花見は区画の指定や火器類の使用禁止などルールが決められているので要確認。

千代田のさくらまつり

期間:2018年3月29日(木)~4月8日(日)
千鳥ヶ淵緑道の桜のLEDライトアップや、お濠の水上から夜桜を堪能できる「千鳥ヶ淵ボート場」の夜間特別営業が実施されます。

東京ミッドタウン(東京都港区)

見ごろは…3月下旬~4月中旬

外苑東通りと芝生広場をつなぐ約200mのさくら通りでは、夕暮れとともにライトアップ開始。桜の開花前はピンク色に、開花後は白色のライトで演出されます。

MIDTOWN BLOSSOM(ミッドタウン・ブロッサム)

期間:2018年3月16日(金)~4月15日(日)
11回目となる今年は「味わう春」をテーマに、屋外でお花見を楽しむラウンジや、屋内で春を感じられる装飾がなされるなど、都心ならではのお花見を楽しめます。レストランやショップでは春の特別メニューも。

小田原城址公園(神奈川県小田原市)

見ごろは…3月下旬~4月上旬

「日本さくらの名所100選」にも選ばれている小田原城址公園には、約320本のソメイヨシノが城下に彩りを添えます。
夜には、ぼんぼりに灯された幻想的な風景が広がって、かつての宿場町の賑わいを忍ばせているので、歴史好きにはたまらないはずです。
そして、小田原城址公園を中心に、長興山のしだれ桜、沼代桜の馬場においては「小田原桜まつり」が開催され、イベントも目白押し。

小田原城址公園ぼんぼり点灯

期間:3月23日(金)~4月上旬(予定)
点灯時間:18時~22時 

高田公園(新潟県上越市)

見ごろは…4月上旬~4月中旬

”日本三大夜桜”の1つとしても知られている桜の名所。公園内には高田城が建っており、約4,000本の桜が咲き誇るその風景は絶景そのもの。城と桜という、日本の和を感じさせてくれる場所でもあります。夜桜は”日本夜景遺産 ライトアップ夜景遺産”に認定されるほどの美しさ。県外から訪れるほどの価値ありです。

高田城百万人観桜会

期間:2018年4月6日(金)~4月22日(日)
ぼんぼりや「さくらロード」など公園内のライトアップは日没から21時(最盛期は22時まで)の予定。高田城三重櫓のライトアップは18時~22時とのこと。

兼六園(石川県金沢市)

見ごろは…4月上旬~4月下旬

日本三名園の1つである兼六園は江戸時代、加賀百万石大名である前田家の庭園でした。6つのすぐれた景観を兼ね備えていることからその名がつけられているそうです。桜のシーズンは特に人気があり満開の桜が咲き誇ります。
沢山の種類の桜の木の中でも最も美しいと言われているのは、「兼六園菊桜」です。普通の菊桜の花弁は150枚から200枚なのだそうですが、「兼六園菊桜」の花びらは250枚から400枚近くもある珍しい品種です。初代の「兼六園菊桜」は、江戸時代に前田家が京都御所から賜ったと伝えられる歴史ある桜です。昭和3年には、国の天然記念物に指定されました。

観桜期の無料開放

例年、観桜期には無料開放が行われます。無料開放日は気象台の開花宣言後に決定されるため、下記サイトなどでご確認ください。

山高神代桜(山梨県北杜市)

見ごろは…4月上旬~4月中旬

山梨県の北杜市にある実相寺境内の山高神代桜。日本三大桜の1つに数えられるエドヒガンザクラで、なんとその樹齢は2000年とも言われているとか。その神々しさに思わず手を合わせてしまう人も居るそう。
しかも伝説では、あの神話に出てくる日本武尊(やまとたけるのみこと)が植えたという桜だとか。境内には他にも30本のソメイヨシノ、15万株のラッパスイセンも咲きます。まさに見事の一言ですね。

高遠城址公園(長野県伊那市)

見ごろは…4月上旬~4月中旬

一歩足を踏み入れると、360度どこを見渡しても桜。高遠の桜が唯一無二の美しさを誇る理由のひとつは、タカトオコヒガンザクラという固有種。小ぶりだが花の色が濃く、枝が見えなくなるほどたっぷりと花を付ける。どこから見ても桜が密集して見応えがあるが、やはり人気は桜雲橋。夜になると、橋の手前にプロジェクションマッピングが投影され、また違う美しさを見せる。

高遠城址公園さくら祭り

期間:2018年4月1日(日)~4月30日(祝・月)
開園時間:8時~17時(最盛期は6時~22時)
※入園の最終は21時30分
※天候や混雑状況により時間変動の場合があります
ライトアップ:2018年4月6日(金)・あるいは開花宣言日から散り終わりまで
ライトアップ時間:日没(およそ18時くらい)~22時

霞間ヶ渓公園(岐阜県池田町)

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見ごろは…3月中旬~4月上旬

山桜、ソメイヨシノ、しだれ桜など、さまざまな種類の桜が約1500本咲き誇ります。一斉に咲く桜の花が、遠くから見ると霞がかかったように見えることから「霞間ヶ渓」と呼ばれるようになったそうです。

大井川鐵道・家山の桜トンネル(静岡県島田市)

見ごろは…3月下旬~4月上旬

SL運行で知られる大井川鐵道の桜名所は、線路脇に約280本、樹齢80年の見事な枝ぶりのソメイヨシノがある家山駅付近。桜の時期には家山駅行きの臨時列車が増便するのでアクセスも便利。また、家山駅近隣にも桜名所が点在し、徒歩10分の場所には枝垂れ桜が約60本、カンヒザクラが約200本咲き誇る野守の池などがある。あわせて楽しむなら早めの便で出かけるのがおすすめ。

かわね桜まつり

期間:2018年3月24日(土)~4月8日(日)

臨時列車の運行なども

大井川鐵道でも桜の開花時期に合わせて臨時列車を運転したり、特別な夜桜SL列車を走らせるといった企画を開催するようです。

海津大崎(滋賀県高島市)

見ごろは…4月上旬~4月中旬

「琵琶湖八景」の一つである海津大崎は、青く輝く琵琶湖岸をピンクに縁取る約4kmの桜のトンネルで有名。見ごろは例年4月10日前後と関西のなかでも遅咲きだ。琵琶湖随一の景観と桜の共演は昼はもちろん、空や湖も桜色に染まる早朝の朝焼けが圧巻のひと言。

お花見船も運行されるそうです。詳しくは下記サイトをご参照ください。

醍醐寺(京都府京都市)

見ごろは…3月中旬~4月中旬

”日本さくら名所100選”にも選ばれています。あの豊臣秀吉が花見を行った場所としても伝えられており、今でもその桜が見れるとなると貴重な光景です。周辺の建築物も歴史風情が漂っており、日本の和を感じさせてくれるのも魅力的な点。

岡崎さくら・わかば回廊 十石舟めぐり(京都府京都市)

見ごろは…3月下旬~4月上旬

「岡崎さくら・わかば回廊 十石舟めぐり」では、疏水沿いに枝を伸ばした桜を、遊覧船に乗りながら眺められる。夜間運航も行われるので、人込みを避けて夜桜見物をしたい人に最適。
毎年人気の夜間運航。週末は特に混雑するのでチケットは早めにゲットしよう。

十石舟めぐり(桜回廊ライトアップ期間)

期間:2018年3月30日(金)~4月10日(火)
8時00分発~20時30分発まで運航
※15分毎に出発します
※桜の開花状況により期間を延長する場合があります

大阪城公園(大阪府大阪市)

見ごろは…4月上旬

「大阪城公園」では、大阪城天守閣を囲む園内に、約3000本の桜が咲き誇る。夜桜や宴会、期間限定でBBQ(指定区域のみ)まで楽しめるほか、内濠を走る船から鮮やかなピンクの桜を見上げることもできる。好みのスタイルで、大阪ならではの春景色を楽しもう!

大阪城西の丸庭園 観桜ナイター

期間:2018年3月24日(土)~4月15日(日)
※期間中無休
開園時間:9時~21時(最終入場20時30分)

吉野山(奈良県吉野町)

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見ごろは…4月上旬~4月下旬

辺り一面を薄紅に染める圧巻の桜本数。下千本から上千本へと順に咲きながら、山全体が春色に染まる様子はまるで絵巻物のような美しさ。上千本周辺の桜を中千本から見上げれば、まるで流れる滝のよう。その壮麗さから「滝桜」とも呼ばれる美景は必見。ロープウェイから望む七曲りの桜や、花矢倉展望台からの見渡す全山の眺望も素晴らしい。

世羅 甲山ふれあいの里(広島県世羅町)

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見ごろは…4月中旬~4月下旬

しだれ桜の名所としても知られており、しだれ桜の桜並木には圧巻されます。夜のライトアップは昼間以上の迫力さ、そして美しさで溢れており、思わず見入ってしまうほど。しだれ桜以外の桜もあるため、様々な桜を見ることができるのも魅力的。

桜まつり

期間:2018年3月31日(土)~4月下旬
ライトアップ:2018年4月6日(金)~4月8日(日) 20時まで
※開花状況により変更する場合があります

紫雲出山(香川県三豊市)

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見ごろは…3月下旬~4月中旬

山頂の展望台からは、瀬戸内海と桜の景色を同時に楽しめることができ、絶景とも呼べる自然のコラボレーションを見ることができます。山一面に咲き誇る約1,000本の桜の美しさには、思わず見惚れるほど。春にピッタリなピンク色がそこには広がっています。天気がよければ小豆島まで見えるというのもあり、雄大な景色を楽しめるのも魅力の1つ。

舞鶴公園(福岡県福岡市)

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見ごろは…3月下旬~4月上旬

桜と城のコラボレーションした風景が、様々な角度から見られる福岡城跡にある「舞鶴公園」では、堀に浮かぶ鮮やかな“逆さ桜”を楽しめる。ソメイヨシノだけでなく、オオシマザクラ、サトザクラ、シダレヤマザクラなど約1000本の桜が咲き、夜になると赤や青、緑、紫とゆっくり色が変化するカラーLEDの演出で、華やかで幻想的な景色に変わる。

福岡城さくらまつり

期間:2018年3月24日(土)~4月8日(日)
ライトアップ:18時~22時
※開花状況により日程変更のがあります

一心行の大桜(熊本県南阿蘇村)

見ごろは…3月下旬~4月上旬

樹齢400年、高さ約14mの大木に咲き誇る桜は、迫力満点という言葉がこれでもかというくらいにピッタリ。満開宣言されてからの3日間だけは、夜にライトアップもされるので夜桜が楽しめます。この3日間だけに狙っていくのもオススメです。周囲には菜の花畑があるため、春を感じるにはもってこいの場所。

南阿蘇桜さくら植木まつり

期間:2018年3月24日(土)~4月8日(日)
ライトアップ:満開時から3日間程度予定 19時~21時
※荒天時は中止する場合もあります

お花見の参考に! お役立ちリンク集

絶景を見ながらお花見ルールを学ぼう!

現在YouTubeチャンネル登録数4万人を超えるバーチャルYouTuber富士葵の「桜坂」の歌声をバックに東京の千鳥ヶ淵、山梨の身延山久遠寺、奈良の藤原宮跡、青森の弘前公園などZEKKEI Japanに掲載のプロカメラマンが撮影した日本各地のすばらしい桜の風景をお届けいたします。後半にて「葵のお花見マナー講座」と題し、富士葵がお花見時のマナーについてご紹介します。