涼しさ満点! 大人も楽しめる流しそうめん特集
2018年6月29日更新
夏の風物詩「流しそうめん」が今年も各地で行われています。見た目に涼しく、さらにお腹も満たしてくれる流しそうめんは、子供はもちろん大人もワクワクさせるとともに暑さも吹き飛ばしてくれるため、これからの季節にうってつけと言えるでしょう。そこで今回は、各地の流しそうめんや今年注目の「流しそうめん器」の話題、そして知られざる「そうめん」の豆知識や新商品についてもまとめてみました。
目次
全国各地の「流しそうめん」
岩下の新生姜ミュージアム(栃木県)
そうめん祭で初公開したフライング情報。岩下の新生姜ミュージアムでは「流しそうめんイベント」を7/11〜9/2の夏休み期間に行います!岩下の新生姜粉末を練り込んだ、ピンク色の生そうめん。勿論「岩下の新生姜」は無料で乗せ放題、食べ放題。ソーメン二郎さんのプロデュース!乞うご期待! pic.twitter.com/9XlR3DBwAi
— 岩下 和了 (@shinshoga) 2018年6月5日
「岩下の新生姜」でおなじみの岩下食品が運営する「岩下の新生姜ミュージアム」では、7月11日~9月2日に「流しそうめんイベント」を開催。ここでしか味わえない(?)岩下の新生姜粉末を練り込んだ特製の生そうめんが堪能できるようです。
月待の滝 もみじ苑(茨城県)
月待の滝もみじ苑
— 月待の滝 もみじ苑 (@taki_momiji) 2018年5月7日
5月より、流しそうめん食べ放題が始まりました♪
大人1000円
子供700円
空飛ぶ流しそうめんは4名様以上のグールプのみご利用いただけます。
是非夏は、茨城県大子町の月待の滝もみじ苑までお越し下さい(*´∇`*) pic.twitter.com/4Pc4z1m8cG
茨城県の観光名所、月待の滝に隣接するこちらの蕎麦屋で、「流しそうめん 食べ放題」(大人1,000円/小人700円/つゆおかわり350円)をいただいた。
9月中旬になった今現在でも、週末に順番待ちの行列が出来るという人気メニューだ。
専用席に置かれたボタンを押すと、目の前に設置された大きな装置から、そうめんが流れてくる。そうめんを運ぶ銀色の管を取り巻く石や緑の装飾は、庭園や自然の風景を意識しているようだ。
上の記事は昨年のもので、昨年は9月末まで開催されていたようです。今年も5月から「流しそうめん食べ放題」が始まっています。
大滝流しそうめん(石川県)
落差約15m、幅約7mの木窪大滝のそばで楽しめる流しそうめん。営業日時は2018年7月20日~8月31日。8月15日および雨天時は休業となっています。
第4回 流しそうめん@阪大坂(大阪府)
今年もやります!!!✨
— 【第4回】流しそうめん@阪大坂 (@OU_So_Men) 2018年5月28日
【流しそうめん@阪大坂】
詳細は追々お伝えしていきます😄 第4回流しそうめん@阪大阪(+竹取り@待兼山) https://t.co/EZOOHcvJ3W #阪大
2015年から大阪大学経済学部松村研究室と石橋商店街のコラボ企画のひとつとして、大阪大学豊中キャンパスまでの坂道「阪大坂」で流しそうめんが行われています。今年の開催日は7月8日。なお、参加するには事前登録が必要です。
【第4回流しそうめん@阪大坂】
— 【第4回】流しそうめん@阪大坂 (@OU_So_Men) 2018年6月14日
お待たせしました!今年の阪大坂流しそうめんは、7月8日(日)に行われます!!こちらが今年のお申し込みフォームです!👉https://t.co/9t54LMN0Qk たくさんの応募待ってるMen😁✨ #阪大 #流しそうめん
阿弥陀ヶ滝荘(岐阜県)
東海一の名瀑と呼ばれる「阿弥陀ヶ滝」の近くにある「阿弥陀ヶ滝荘(あみだがだきそう)」の流しそうめんは石造りの流し台がウリ。冷たい湧水に流れるそうめんはコシがあり、特製つゆに山わさびをとかして食べるのが阿弥陀ヶ滝流だとか。10月中旬まで開催(10月は不定休)。
指宿市営唐船峡そうめん流し(鹿児島県)
「唐船峡」は、昭和45(1970)年に意匠登録された回転式そうめん流し器が名物。“水の郷百選”に選ばれた湧き水を使用する冷たいそうめんは、喉越しが抜群だ。
鹿児島以外の地域では、「流しそうめん」と呼ばれて、竹筒を伝ってそうめんをすくう方式が一般的。ですが鹿児島で一般的なのは、水圧を利用した回転式流し器を利用した「そうめん流し」なのです。
そうめんだけじゃない!? いろんな「流し○○」
流しさくらんぼ(山形県)
【山形新聞】佐藤錦が流れてきた~ 日本一さくらんぼ祭り開幕 https://t.co/bY7GQzWwuf #山形新聞 #yamashin #news
— 山形新聞 (@press_yamashin) 2018年6月23日
6月23日と24日の二日間、山形県山形市で開催された「第7回 日本一さくらんぼ祭り」。この中で恒例の「流しさくらんぼ」が行われました。
設置された約30mの竹どいに“さくらんぼの王様”とも呼ばれる高級品種「佐藤錦」が次々と流され、子供たちが歓声を上げながらキャッチして楽しんだそうです。
さくらんぼ祭りに来て念願の流しさくらんぼ参加しました🍒
— 村人A(あきなこ) (@kinako_Tclone) 2018年6月24日
早いwww pic.twitter.com/liRNJwPtql
流しさくらんぼ
— Shima☆ (@treenuts5shima) 2018年6月23日
甘くておいしかった。🍒 pic.twitter.com/bZDJBTop7V
滝流しそば(岩手県)
岩手県住田町にある鍾乳洞「滝観洞(ろうかんどう)」で名物になっている「滝流しそば」は、二つの小屋をつなぐ長い竹筒の中を“そば”が流れ落ちてくるというダイナミックなもの。そばを流す水は滝観洞の地下水が使われているそうです。
流しラーメン(山梨県)
アクアリゾート清里のエントランスで
— アクアリゾート清里 (@aquaresort2) 2018年5月6日
流しラーメンが行われたよ♪
天気も良く20名様のご参加と
ちょっといつもより小人数でしたが
楽しさはかわりません!!
皆様とっても喜んでいましたよ~
次回開催予定はHPをお見逃しなく!! pic.twitter.com/kLbRDgseNf
山梨県にあるスパリゾート「アクアリゾート清里」では、2017年4月からイベントとして「流しラーメン」が不定期に行われているようです。
今年ヒットの予感!?「流しそうめん器」
流れてこない…そうめん #お買いものパンダ pic.twitter.com/rAMGlvZ9pk
— お買いものパンダ【楽天公式】 (@Rakuten_Panda) 2017年7月15日
「楽天市場 夏の消費トレンド2018」に「流しそうめん器」が選出
6月5日に発表された「楽天市場 夏の消費トレンド2018」では、レジャーの「遊」ジャンルにおいて「外中ボーダレス」がトレンドキーワードとして選出され、その中で流しそうめん器が「屋内レジャーとしてヒットの予感」として紹介されています。
遊(レジャー)では「外中(そとなか)ボーダーレス」がキーワードに。気温や雨を気にせず、ストレスフリーにレジャーを楽しむため、外と中のレジャーの境界をなくすニーズが高まっているそうです。
たとえば、流しそうめん器は売上高が前年比36.1%増と伸びており、新商品もたくさん出ているとのこと。
そこで、今年話題を集めるであろう「流しそうめん器」をピックアップしてみました。これからの暑い季節を乗り切るために、家庭で流しそうめんを味わってみてはいかがでしょうか?
ドウシシャ「大人の流しそうめん」
「世界流しそうめん協会」認定の流しそうめん器
世界流しそうめん協会公式の流しそうめん器は、「流しそうめんにチャレンジしてみたい」声に応えて開発されたアイテム。
乾電池式なので、アウトドアでも使えます。
片付けや、流す人が大変という問題も考慮された設計。
上部6つのポケットにそうめんを入れておけば、任意の速度で回転し、順次流れる仕組み。
くるくると流れてくるそうめんを、360度どこからでも取ることができ、オケに流れ着いたそうめんは回転寿司のように流れつづけます。
なお、「世界流しそうめん協会」については後述します。
タカラトミーアーツ「タワーズロック そうめんアドベンチャー」
コースの全長はなんと5.7m
歴代最大最長の流しそうめんマシン。2016年モデルから始まった、大規模ウォータースライダーで有名な東京サマーランドによるデザイン監修も継続。今回は東京サマーランドを代表するウォーターライド「タワーズロック」がモチーフになっています。麺が走る長さ=“走麺距離”は3.6mから5.7mとぐっと長くなり、その途中には滝パーツを設置。滝の中から麺が飛び出すという仕掛けも加えられています。
スライダーの高さは2016年モデルの「そうめんスライダー」が75cmだったのに対し、新商品はシリーズで最も高い1m14cm。これは乾電池を使って吸い上げられるギリギリの高さだそうです。
タカラトミーアーツ「ビッグストリーム そうめんスライダー ナイトプール」
LEDライトが演出する“ナイトプール”流しそうめん器
晴天の下、涼をとりながら楽しむ「そうめんスライダー」のイメージを一新し、LEDライトでオトナの雰囲気を演出する“ナイトプールバージョン”として登場した製品。SNSなどでも話題になった「ナイトプール」の雰囲気を流しそうめんでも楽しめる。
水が落ちるプール部分には5つのLEDを設置しており、7色のカラーと色の変化でドラマチックなライティングを楽しめる。ライティングモードは3パターンで、気分やシーンに合わせて切替が可能だ。
ヒロ・コーポレーション「ウォータースライダー 流しそうめん HT-S336」
ベース部分だけでも楽しめる
ウォータースライダータイプの流しそうめん器。スライダー部の全長は約260cmで、高低差が約40cmと迫力満点だ。ベース部分が回転するため、スライダー部分をはずして、ベースだけでも楽しめる。また、水が循環するため、注ぎ足す必要はない。
ホームパーティーの際など、室内で本格的な流しそうめんを楽しめるほか、電池式で使用場所を選ばず、アウトドアでも楽しめる。
イデアインターナショナル「BRUNO 流しそうめん」
おしゃれな電池式流しそうめん器
イデアインターナショナルは、大人を愉しむライフスタイルブランド「BRUNO(ブルーノ)」より、夏のホームパーティーに適した「流しそうめん」を発表。5月上旬より発売する。
従来の和風なイメージの流しそうめんとは異なる、おしゃれな電池式流しそうめん器。手作りのつけだれや好みのトッピングでギャザリングするなど、気ままに自宅でそうめんパーティーが楽しめる。
意外と知られていない? そうめんの豆知識
長い歴史がある「そうめん」
そうめんは、1300年の歴史を誇る。中国から伝来したそうめんの原型は、いわば日本の麺のルーツ。もっと言うと、奈良県桜井市がその発祥の地であり、今もなお「三輪そうめん」の産地として時代を貫いている。鎌倉時代、室町時代には、宮中、寺社内で高級品としてもてなされた。江戸の元禄時代になり醤油が生まれ、今のようなつけめんスタイルになる。お中元でそうめんが贈答され、七夕にはそうめんが食べられた。この頃には、「三輪そうめん」、「揖保乃糸」は、お伊勢参りの参拝客らの間で有名となり、ブランドとして名を馳せていた。
日本の「三大そうめん」
各地にそうめんの産地は存在する。そうめんの発祥の地となった奈良県桜井市の「三輪そうめん」。そうめんの代名詞とも言える兵庫の「揖保乃糸」。オリーブの産地でもある「小豆島そうめん」。日本三大そうめんと言われているのが、この3つである。
【三輪素麺】
【揖保乃糸】
【小豆島手延素麺】
流しそうめんにも協会があった!「世界流しそうめん協会」
世界流しそうめん協会は、老若男女問わず楽しめる流しそうめんをより多くの人に楽しんでもらいたい、という目的で2012年1月に設立された。主に活動しているのは4~5人程度で、活動としては主に流しそうめんに関するイベントや、イベントの監修や企画、流しそうめんの普及啓発を行う。
協会を設立したきっかけは「竹林をめぐる環境問題」
世界流しそうめん協会の本部のある京都府は、多くの竹林があることで知られる。ただ最近は高齢化の進行から、竹林の管理が十分に行き届いていない場所が全国各地にあるという。
「竹を使って何か活動が出来ないか、ということで、流しそうめんというアイデアを採用したんです。国内だけではなく世界へ魅力を伝えたいという狙いで、『世界流しそうめん協会』という名前にしました」
と説明してくれた。16年にはシンガポールで流しそうめんを行っており、「18年7月には中国でイベントをやる予定ですし、8~9月にはニューヨークで流しそうめんをしないか、とのご相談も受けています」と、活動は徐々に世界規模になりつつあるという。
2014年に「流しそうめん世界大会」開催
神奈川県相模原市の市制60周年記念として、相模原青年会議所の主催による「第1回 流しそうめん世界大会 ~リニア麺で世界一に挑戦!~」が行われました。
流す予定の麺もリニア新幹線停車駅にちなんで長野から「そば」、山梨から「ほうとう」、名古屋から「きしめん」を選抜。
それだけでは世界大会にならないので、世界に名だたる麺として「スパゲッティ」、「チョル麺」、「フォー」を交えた計6種類の麺を流すとのこと。しかしどういう訳か、そうめんは流さない。どういう理由かわからないのだが、これで流しそうめん世界大会と言っているのだから、かなり斬新なイベントではないだろうか。
高級メニューから変わり種まで…多彩な「そうめん」
1万円のそうめんメニュー「夏陰 素麺」(スイスホテル南海大阪)
高級夏グルメ!あの1万円そうめんが再び! https://t.co/1344JCzEHb
— スイスホテル南海大阪(公式) (@SwissotelOsaka) 2018年5月28日
スイスホテル南海大阪10階の日本料理「花暦」で楽しめる夏季限定メニュー「夏陰 素麺」は、1万円という価格にも関わらず、昨年は予想を上回る販売数を記録したとか。日本一細いといわれる0.3mmのそうめん「白髪」を使い、黒アワビや瀬戸内産ハモちりなど高級食材とともに味わえるそうです。
糖質を50%以上カットした「そうめん」(RIZAP)
■低糖質食品ブランド「LOCA-Labo(ロカラボ)」より、そうめん & そうめんつゆが5月24日(木)新登場
夏の定番食 「そうめん」が糖質58%OFF※1、さらに小豆島産の本醸造醤油使用の低糖質「めんつゆ」も新登場。RIZAPオンラインショップ、およびRIZAP全店、RIZAP COOK全店にて新発売いたします。
※1 日本食品標準成分表2015(そうめん・ひやむぎ(乾)100g糖質70.2g)と比較
期間限定「わかめそうめん」(エースコック)
わかめラーメンは、昔ながらの変わらぬ味わいとヘルシーさで愛され、今年で発売35周年を迎えます。わかめラーメンが長年支持され続ける魅力の1つである“ヘルシーなおいしさ”との親和性も高く、近年消費者ニーズが高まりつつある「そうめん」を活用した期間限定メニューで、周年イヤーをさらに盛り上げます。
本商品は、山芋パウダーでつるっと滑らかな喉越しの良い新開発のそうめんに、オクラや柚子の具材が入った春夏にぴったりの爽やかなおいしさが楽しめる一杯です。和風だしをしっかり利かせた優しい味わいの液体つゆに、ふわっと香る柚子の風味がアクセントとなり、暑くなる季節にもさらっと食べられる味わいに仕上げました。
フォトジェニックなそうめん「飾るそうめん彩」(味源)
4月2日に発売された「飾るそうめん 彩(いろどり)」は、インスタ映え抜群の可愛らしさ。白、ピンク、黄、緑のそうめんを1束ずつ詰めたセットです。和風の優しい色あいなので、食欲もそそってくれそうです。ピンクには梅、黄色には柚子、緑には抹茶、という日本の伝統食材を練り込まれています。