特集2017年6月26日更新
デビュー以来無敵の快進撃!棋士・藤井聡太四段
1人の若き将棋の棋士が、大きな注目を集めています。藤井聡太四段、14歳。昨年、史上最年少でプロ棋士となると、デビュー戦から破竹の快進撃で連勝街道をひた走り、ついに歴代単独1位となる29連勝を達成しました。この記録はどこまで伸びるのか?そして彼の強さの秘密は?その足跡を追ってみました。
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歴代単独1位の29連勝達成
10代対決を大逆転で制す
#将棋 の #竜王 戦決勝トーナメントで #増田康宏 四段(右)を破り、公式戦の新記録となる #29連勝 を樹立した #藤井聡太 四段(撮影・鷺澤伊織)https://t.co/H3AoTtuGPM pic.twitter.com/7zHyR1yOSp
— 共同通信写真部 (@kyodo_photo) 2017年6月26日
将棋の最年少棋士、藤井聡太四段(14)が26日、東京都渋谷区の将棋会館で竜王戦決勝トーナメントに臨み、増田康宏四段(19)との10代対決を制した。自らの持つデビューからの公式戦連勝記録を伸ばし、公式戦の新記録となる29連勝を達成。昨年12月の初対局から快進撃を続ける中学生棋士が金字塔を打ち立てた。
竜王戦は8大タイトル戦の1つ。振り駒の結果、先手は藤井四段。戦型は「居飛車」となった。この日の昼食には「豚キムチうどん」を注文した。中盤の苦しい展開をしのいだ藤井四段は、一気に攻勢をかけ大逆転劇を演じた。
「家族と師匠に連絡したい」
次戦は7月2日、区切りの30連勝を懸け同トーナメントで佐々木勇気五段(22)と対戦する。「次の相手も強敵なので教わる気持ちで全力でぶつかりたい」と謙虚な姿勢は変わらない。それでも「うれしい気持ちを誰に伝えたいか」と問われた際には「家族と師匠に連絡したい」と、中学生らしい表情を取り戻していた。
師匠である杉本昌隆七段のコメント
師匠・杉本昌隆七段「竜王戦本戦という大舞台で神谷八段の記録を抜く29連勝は驚がくです。師匠の私も至福の時間をもらいました。28連勝を達成した帰り道、いつもと同じようにずっと将棋の話をしていたのが印象的で、このとき、29連勝を確信しました」
28連勝の軌跡
史上最年少、中学2年・14歳2カ月でプロ棋士に
奨励会三段リーグ最終日、藤井聡太三段が最終戦に勝ち、史上最年少14歳2カ月でのプロ入りを決めました。
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) 2016年9月3日
3日、将棋棋士養成機関である奨励会の三段リーグ戦が行われ、14歳2ヶ月の藤井聡太三段が最終局に勝利。リーグ1位となり、四段昇段が決定した。これにより史上最年少プロ棋士としてデビューすることに。
14歳2ヶ月という記録は「神武以来の天才」といわれた加藤一二三九段を62年ぶりに更新するもので、羽生善治三冠をも超えているだけに、ファンに驚きが広がっている。
中学生で昇段を決めた中学生棋士は、加藤一二三九段(76)、谷川浩司九段(54)、羽生善治王位(45)、渡辺明竜王(32)で、藤井新四段は史上5人目だそうです。https://t.co/xF8B5brxxz
— 毎日新聞ストーリー編集部 (@mainichistory) 2016年9月3日
プロデビュー戦で「元祖神童」加藤一二三九段に勝利
史上最年少でプロ棋士となった藤井四段のデビュー戦の相手は、藤井四段の前の最年少記録の持ち主にして、現在は最年長棋士でもある加藤一二三九段と対戦。その年の差は実に62歳、大きな注目を集めました。
この対戦は、急遽生中継が決まるなど大きな注目を集めました。
【第30期竜王戦6組】戦前生まれの最年長棋士・加藤一二三九段 vs.21世紀生まれの最年少棋士・藤井聡太新四段のデビュー戦をクリスマスイヴに生放送!https://t.co/JdKqZuZs52 pic.twitter.com/FiQW7LP5dl
— ニコ生公式_将棋 (@nico2shogi) 2016年12月9日
【緊急告知!藤井聡太四段の公式戦デビューを完全生中継!!】
— 将棋@囲碁・将棋チャンネル (@shogi_net) 2016年12月8日
24日(土)、将棋プレミアムでは藤井聡太四段の公式戦デビューとなる「第30期竜王戦ランキング戦6組」、加藤一二三九段戦を完全生中継でお届け!➡ https://t.co/KbrG6MHSXS#将棋 #囲碁将棋チャンネル
藤井四段を強く意識していた加藤一二三九段
加藤一二三九段はプロデビュー前から藤井四段に注目した発言をしており、合格の瞬間、喜びのあまり流血するほどだった模様。
本日、三段昇段達成された藤井聡太さんが、わたくしの史上最年少プロデビューの記録を塗り替えて四段昇段達成すれば、わたくしの夢のひとつである21世紀生まれのプロ棋士との対戦が実現する可能性がある。19世紀生まれ、20世紀生まれのプロ棋士と対戦を重ねてきたわたくしとしては実現させたい。
— 加藤一二三@明日対局 (@hifumikato) 2015年10月18日
NHK7時のニュースに藤井聡太新四段が映った途端、ありったけの大声でおめでとうー!と叫んだひふみん。その後、興奮のあまりドアに左足をぶつけ薬指の爪が全部剥がれ流血するも、痛みを全く感じず。それ位に凄いことなのです、62年ぶりの記録更新は。
— 加藤一二三@明日対局 (@hifumikato) 2016年9月3日
無敵の快進撃、デビュー以来の連勝新記録達成
加藤一二三九段に勝利しデビュー戦を飾った藤井四段はその後も連勝を続けます。従来のデビューからの連勝記録である「10」をあっさりと塗り替えた後も、ここは単なる通過点とばかりに軽やかに連勝街道をひた走ります。
将棋の史上最年少棋士として注目を集める藤井聡太四段(14)が、デビュー11連勝で新記録を打ち立てました。安定感のある勝ちっぷりに、早くも漂う大物感。いまだ底が見えない中学生棋士の強さに、先輩のプロからも驚きの声が上がっています。 https://t.co/ZgARkhGT4d pic.twitter.com/C3V7NGgnyh
— 朝日新聞デジタル編集部 (@asahicom) 2017年4月4日
ついに歴代ベスト10入り!18連勝達成
藤井聡太四段(後姿)の対局開始の様子です。対戦相手の竹内雄悟四段は終局後、「終盤に入るところで間違え、押し切られた」と悔しがっていました。それだけ藤井四段の終盤力がすごいということですね。 pic.twitter.com/D9VIm8wQVb
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) 2017年5月18日
藤井聡太四段が竹内四段に勝ち、デビューから18連勝としました。
— 日本将棋連盟モバイル (@shogi_mobile) 2017年5月18日
終盤の△1五歩、そして受けの強さが印象的でした。
全棋譜は将棋連盟ライブ中継で。https://t.co/TS3PynkeO3
(編集長、五段遠山)
竜王戦の本戦行きを決める19連勝!初賞金もゲット
デビューからの無敗記録が続いている藤井聡太四段が、本日の竜王戦6組決勝で近藤誠也五段に勝ち、連勝記録を19に伸ばしました。藤井四段は決勝トーナメント進出を果たしました。
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) 2017年5月25日
「最上位の1組から6組まで優勝賞金は異なります。1組が450万円、2組が350万円、3組が250万円、4組が200万円、5組が150万円。藤井四段が手にした6組の賞金は90万円です」(前出・週刊誌記者)
“羽生超え”23連勝から27連勝まで
23連勝
無敗記録を更新中の藤井聡太四段が本日の上州YAMADAチャレンジ杯で、都成竜馬四段、阪口悟五段、宮本広志五段に相次いで勝ち、連勝記録を歴代3位となる23連勝に伸ばしました。
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) 2017年6月7日
午前10時から始まった都成竜馬四段(27)との1回戦、午後1時からの阪口悟五段(38)との2回戦を突破し22連勝。迎えた宮本五段との3回戦は、相穴熊で進み、最後は互いに秒読みとなる中、宮本五段の粘りを振り切った。
2日の棋王戦予選第6組決勝で澤田真吾六段(25)下し、連勝を20としていた藤井四段。この日、連続白星を一気に3つ重ね、羽生3冠ら3人の持つ22連勝の記録を上回った。
24連勝
藤井聡太四段が叡王戦予選で梶浦宏孝四段に勝って連勝記録を24に伸ばし、丸山忠久九段が持つ歴代2位記録に並びました。今日午後7時からの対局に勝つと単独2位に立ちます。
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) 2017年6月10日
段位別予選は持ち時間1時間。中盤まではほぼ互角に進んだものの、終盤に入ると藤井四段が優勢。その後、互いに持ち時間を使い果たし秒読みに入ったが、藤井四段が粘る梶浦四段に勝ち切った。
藤井四段は「玉が薄かったのでまとめづらかった。途中ずっと自信がなかった」と振り返った。歴代2位タイの24連勝については「ここまで来られるとは思っていなかったので、信じられない気持ち」と話した。
25連勝
藤井聡太四段が歴代単独2位の記録となる、デビュー以来の25連勝を飾りました。この日、叡王戦予選で午前に続き、夜の対局で都成竜馬四段を降しました。 #将棋
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) 2017年6月10日
叡王戦の都成四段―藤井四段戦、朝日アマ将棋名人戦の立会人を務めている加藤九段は「聡太の連勝更新だ」と断言。そして△8八とを見て、「ひふみん流だ」。手の予想が当たったようです。
— 村瀬信也 (@murase_yodan) 2017年6月10日
午前10時にスタートした第1局の相手は新鋭の梶浦宏孝四段(21)。戦型は互いに大駒の角を取り合う「角換わり」で、藤井四段は中盤以降じりじりと攻め、終盤に受けた反撃も終盤力の強さを発揮して勝利した。終局後に「途中、自信がなく、難しかった」と語っていたが、危なげなく梶浦四段を破り、「自分でも信じられない」と笑みを見せた。
午後7時からの2局目は、7日の対局で快勝した都成竜馬(となりりゅうま)四段(27)。新人王を獲得したこともある都成四段が得意とする「振り飛車」戦法も寄せつけず、破竹の勢いそのままに押し切った。
終局後、藤井四段は「序盤から難しい将棋だったが、何とかよくなった」と語り、「1位の28連勝はまだまだ遠いので一局一局指していきたい」と気を引き締めていた。
26連勝
藤井聡太四段と瀬川晶司五段の順位戦は藤井四段が108手で勝ち、26連勝を達成しました。藤井四段は「91手目の4六桂をうっかりして、負けにしてしまったと思っていた」とほっとした表情で話していました。
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) 2017年6月15日
初となる順位戦の舞台で、奨励会を一時退会してサラリーマンになった後に編入試験を突破してプロになった異例の棋士、瀬川五段と対戦。持ち時間が一人6時間という長丁場の戦いで、午前10時から13時間近い対局を制した。
6月17日、歴代2位の27連勝を達成!
大阪市で行われた朝日杯将棋オープン戦予選でアマチュア強豪を破り、デビュー以来の公式戦連勝記録を27に伸ばしました。これは歴代で2位の連勝記録となります。
将棋の史上最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)が17日、大阪市内の関西将棋会館で「第11回朝日杯将棋オープン戦一次予選」に臨み、藤岡隼太アマ(19)に106手で勝利。自らの持つデビューからの公式戦連勝記録を27に伸ばした。
28連勝!30年ぶりの偉業を達成
#将棋 の #最年少棋士 、 #藤井聡太四段 は #王将戦 1次予選で #澤田真吾六段 を破り、 #公式戦連勝記録 で #歴代最多 の #神谷広志八段 に並ぶ #28連勝 を30年ぶりに達成しました(撮影・大島千佳)〈太〉https://t.co/jqlrlCsICG pic.twitter.com/iR6sInmGJU
— 共同通信写真部 (@kyodo_photo) 2017年6月22日
将棋の史上最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)が21日、大阪・関西将棋会館で王将戦1次予選に臨み、澤田真吾六段(25)に勝利。自らの持つデビューからの公式戦連勝記録を28に伸ばし、30年前に神谷広志八段(56)が打ち立てた最多記録に並ぶ偉業を達成した。
藤井四段「幸運です。ツキがありました」
「普段通りと思って」と臨んだ藤井四段。「序盤は攻め込まれましたが、なんとかしのいで反撃の形にもっていけてよかった」と一戦を振り返り、大記録達成には「思ってもみなかったこと。幸運です。ツキがありました」と笑顔もみせた。
羽生三冠「驚嘆の一語に尽きます」
藤井四段の偉業に対して、“将棋界のレジェンド”羽生善治三冠や28連勝の記録を持つ神谷広志八段らのコメントも届いています。
神谷広志八段 こういう日が来るかもしれないと考えていましたが、まさかデビューから無敗で並ぶ人がいるとは夢にも思いませんでした。将来のスーパースターと一瞬でも肩を並べることができてとても光栄です。
棋士・藤井聡太四段とは?
生年月日 | 2002年7月19日 (14歳) |
---|---|
出身地 | 愛知県 瀬戸市 |
棋士番号 | 307 |
師匠 | 杉本昌隆 七段 |
藤井新四段の経歴。全て「最近」の出来事なんですが… pic.twitter.com/BO27XVQ6qf
— 村瀬信也 (@murase_yodan) 2016年12月18日
連勝記録を打ち立てた強さの秘密は?
文字が読めない頃から将棋に親しむ
将棋と出合ったのは5歳の夏。ゲーム好き、勝負好きの聡太くんのために、祖母の育子さん(74)が持っていた将棋駒を出したのだった。
「聡太はまだ文字も読めませんでしたが、駒は初心者のために、矢印で動かし方が記されていました。あっという間にルールを覚え、『おばあちゃんとやると簡単に勝てるから楽しい』と、どんどん上達していきました」
幼少時代に磨かれた「負けず嫌い」の性格
「家族とトランプをしていても、負けたらもう1回、と自分が勝つまで終わりませんでした。小さいころは将棋に負けると泣いたり怒ったりしていました」
小2でプロも参加の詰将棋大会に
私が藤井さんに注目するようになったのは、プロも参加する詰将棋解答選手権に小学2年の彼が出場して、難問を解いていたと聞いて以来です。そんな小学生なんてこれまでいませんでしたから、知り合いの棋士に感想を聞いたら「彼は天才だよ」と即答され、これにも驚きました。社交辞令ではともかく、仲間内で滅多に使わない“天才”という表現で、才能を認めたのですから本物だと確信しました。師匠の杉本昌隆七段も「藤井には小学1年で初めて会った時から才能を感じた。ほかにはそんな子はいない」と言っていました。
奨励会で6連敗した後、周りには見せない「悔しさ」が溢れた過去
「会館の中では悔しさを胸の内におさめていたんだと思いますが、私と一緒に会館を出たとたんに、もう大泣き。自信を失っていたんだと思います。でも、私は、聡太の気が済むまで黙って見守るしかありません。それでも一緒に悲しんでいるつもりなんですが、聡太は『お母さん、ボクが負けると機嫌悪いよね』って言うんですよ(苦笑)」
「将棋情報局」でのインタビューでプロでやっていける自信が付いたと語っています。
ラーメン大好き藤井四段
「若くして彼ぐらいのレベルであれば将棋以外の趣味を楽しむ時間は全くないでしょう。唯一挙げるとすればラーメン好き。そこだけは子供らしいなと(笑)」(前出・杉本七段)
藤井四段はというと、麺好きで知られることもあり、2017年5月25日の対局ではチャーシューメンを選択した。今最も注目されている棋士の食べたチャーシューメンに、多くの人が反応している。
藤井四段が食べたチャーシューメンは、千駄ヶ谷・将棋会館近くのラーメン屋の品......ではなく、蕎麦屋「ほそ島や」のもの。スポーツ報知の2017年5月25日付の記事によると、「昔から棋士たちがこよなく愛してやまない店」だという。
14歳・藤井四段の月収は?
14歳とは言え、将棋で収入を得るプロ棋士なわけですから、どのくらい稼いでいるのか、気になります(よね?)。「アサ芸プラス」によると、現在は月収50万円(!)くらいで、これに賞金などが加算されるのではとのこと。
「プロ棋士は将棋連盟からの基本給がありますが、藤井四段のようなプロ成り立てのランクでは月に15万円ほど。さらに対局のたびに対局料が入ります。また、藤井四段は公式戦以外に羽生善治三冠との非公式の対局なども行なっていて、現在のところ月収は50万円くらいではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
また、いくつかの記事で棋士の収入事情について解説していますのでこちらにも参考に。
始まった“藤井聡フィーバー”
藤井聡太グッズが人気に
藤井聡太四段クリアファイルも発売後すぐに売り切れてしまったようです。 pic.twitter.com/PNZsUDmy6A
— 将棋世界 (@shogi_sekai) 2017年6月12日
本日オンラインショップで発売された藤井聡太四段の上扇子は、完売したとのことです。再入荷は6月下旬予定です。
— 日本将棋連盟モバイル (@shogi_mobile) 2017年6月8日
【オンラインショップ完売】藤井聡太四段の上扇子販売 https://t.co/8xM9X2jW3i
「将棋連盟が四段の棋士のグッズを売り出すのは、15年に編入という形で試験合格した今泉健司四段がプロ入り記念の際に扇子を販売したことはあるものの、極めて異例。藤井四段はこれから段位を上げていくことが確実で、タイトル獲得が期待できる存在ですから,グッズが人気となるのは当然のことでしょう」(週刊誌記者)
幼少期に遊んでいた玩具も注目される
そんな藤井四段が3歳の頃に遊んでいたという『Cuboro(クロボ)』に改めて注目を集めています。
スイス発の知育玩具『Cuboro』は、キューブ型ブロックに溝や穴があり、ビー玉が通る道を作ることができます。うまく積み上げることができれば、上から下までビー玉が落ちるようになります。これにより、三次元の構成力や論理的思考力、そして集中力を養うことができます。
藤井四段の活躍もあってか、『Cuboro』スタンダードセットは『Amazon.co.jp』では正規輸入品が2018年1月20日まで入荷待ち。よりアイテムの少ない「ベーシス」も2018年1月12日からの発売となっています。その他の通販サイトでも軒並み予約分が完売しており、一部ではスタンダードセットを約35000円のところ倍近い値段で売るショップも現れています。
リアル「3月のライオンの桐山零」と話題に
将棋を題材にし、アニメ化・映画化もされた「3月のライオン」の主人公・桐山零は藤井四段と同じく、中学生でプロ棋士になっています。実際のプロ棋士も両者に共通するものを感じているようで、「ガジェット通信」の「3月のライオンの登場人物を実在の棋士に例えると」という企画記事でも、藤井四段の名前があがっています。
というわけで、映画の撮影でも将棋監修を務めた指導棋士・田中誠さんに、映画『3月のライオン』の登場人物を実際のプロ棋士にわかりやすく例えてもらいました!
【桐山零→藤井聡太四段】
(現役最年少プロ棋士、中学生でプロとなった)
例えるならば、藤井聡太四段でしょうか。(連載当時、藤井四段は将棋をはじめていませんが、現実が漫画を追い越しました)
佇まい指し方は、豊島将之八段を元にしており、映像参考資料としても使用しました、棋譜も多く取って来ています。でも、それ以上に神木さんの桐山零くんは将棋指しっぽい雰囲気を出しておりました。
「桐山零」を超えた?原作者も認める
漫画の主人公の桐山君より強い中学生が現れてしまいまして一体どうしたらと…(´ω`)!RT @3lionmovie: #藤井四段 が20連勝を達成し、快進撃が続いていますが、映画『#3月のライオン』も、まだまだ絶賛公開中です!
— 名古屋・札幌・羽海野チカ世界展 (@CHICAUMINO) 2017年6月3日
pic.twitter.com/1TS37yQcO3
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昨年から「聖の青春」「3月のライオン」といった将棋を題材にした作品の映画化・アニメ化が続き、佐藤天彦新名人の誕生、スマホによる不正疑惑騒動など、良くも悪くもニュースが多かった将棋界。藤井四段のニュースは、その中でもダントツに明るいニュースと言えそうです。今後どのような成長をして、どんな将棋を見せてくれるのか…楽しみです。また、これを機会に将棋に興味を持ってくれる人が増えるといいですね!