特集2017年11月4日更新

ドナルド・トランプ米大統領初来日で厳戒態勢に

11月5日から7日までの日程でアメリカのトランプ大統領が初めて日本を訪れます。そのスケジュールや会談における両首脳の狙い、さらに来日の影響やこぼれ話などをまとめてみました。

トランプ米大統領来日に関するニュース

4月訪米の岸田総理 安倍元総理と同じ「米上下両院合同会議での演説」は実現するのか

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年3月15日 17時45分

双日総合研究所チーフエコノミストの吉崎達彦が3月15日、ニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozyup!」に出演。米大統領選と岸田総理の訪米について解説した。 [全文を読む]

目次

トランプ米大統領が11月5~7日に初来日

アジア歴訪の最初の訪問先が日本

今回の来日は、11月3日から14日までの日程で行われるトランプ大統領のアジア歴訪(ハワイ訪問含む)の一環でもあります。

トランプ大統領は11月3日から14日までの日程で、日本、韓国、中国、ベトナム、フィリピンの各国と米ハワイ州を訪問する。まずハワイ州を経由して5~7日まで日本に滞在し、7日に韓国、8~9日に中国を訪問。10~11日はベトナムに滞在し、ダナンでアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席。12~13日はフィリピンを訪問し、マニラで東南アジア諸国連合(ASEAN)創設50周年の記念行事に出席する。
最初の訪問先は日本。5~7日の日程で訪れる。安倍晋三首相と6日に会談するほか、在日米軍・自衛隊関係者と会見し、さらに北朝鮮の拉致被害者家族とも面会する予定となっている。

トランプ氏の来日スケジュール

11月5日(日)横田基地に到着
安倍晋三首相、松山英樹選手とゴルフ
夕食会(非公式)
11月6日(月)天皇皇后両陛下と面会
日米首脳会談
北朝鮮による拉致被害者家族と面会
11月7日(火)離日(韓国へ)

拉致被害者家族と面会も

6日に面会予定

訪日中、安倍晋三首相と首脳会談に臨むほか、天皇皇后両陛下と会見し、北朝鮮拉致被害者家族と対面する。

国連総会で横田めぐみさんについて言及していたトランプ氏

トランプ氏は9月の国連総会一般討論演説で、横田めぐみさんを念頭に「日本の13歳の少女が自国の海岸から誘拐された」と拉致問に言及、高い関心を寄せている。

安倍首相がトランプ氏に面会を要請

トランプ氏が拉致問題に関心を持つに至った背景には、安倍首相の訴えがあります。先の衆院選の街頭演説でも安倍首相は次のように明かしています。

北朝鮮の拉致被害者である横田めぐみさんの話題を取り上げ、ドナルド・トランプ米大統領から「シンゾー、分かった。ひどい話だ。この問題を解決していくためにも全面的に協力するよ」との約束を取り付けたこと、トランプ米大統領にめぐみさんの両親である早紀江さん、滋さんとの面会を頼んだことを明かした。

横田早紀江さん「解決へ力強いご協力をお願いできれば」

横田めぐみさんの母、早紀江さんは会見で「面会だけで問題は解決しない」と日本政府の取り組みを強く求めつつ、トランプ氏へは「解決へ力強いご協力をお願いできれば」と期待を語っています。

今回の来日の狙いや思惑は?

菅官房長官「日米同盟の強固な絆を改めて世界に示す絶好の機会」

菅義偉官房長官は、トランプ氏来日を正式決定した閣議後の記者会見で次のように述べています。

トランプ大統領の訪日は、北朝鮮を含む地域の安全保障環境が一層厳しさを増す中、国際社会が直面する課題を議論し、日米同盟の強固な絆を改めて世界に示す絶好の機会であります。改めて日本政府としては、トランプ大統領御夫妻の訪日を心から歓迎を申し上げます。

野上浩太郎官房副長官や外務省のホームページでも菅氏と同様のことを述べていることから、「日米同盟の強固な絆を改めて世界に示す」が日本政府の狙いと言えそうです。

野上浩太郎官房副長官は17日の記者会見で、「北朝鮮を含む地域の安全保障環境が一層厳しさを増す中、国際社会が直面する課題を議論し、日米同盟の強固な絆をあらためて世界に示す絶好の機会だ」とし、トランプ大統領夫妻の訪日を心から歓迎すると述べた。

「最大の目的は北朝鮮問題」 突っ込んだ議論も

政府の見解で「日米同盟の強固な絆を改めて世界に示す」の前文が「北朝鮮を含む地域の安全保障環境が一層厳しさを増す中」である以上、北朝鮮問題が重要な課題であることも明白です。

官邸に近い関係者は「トランプ氏は今回、日本と韓国、中国、ベトナムなどのアジア各国を歴訪する。最大の目的は北朝鮮問題だ。メディアは『対北朝鮮で連携強化』などと報じているが、首脳間の内々の協議ではもっと突っ込んだ議論になるはずだ。例えば、『北朝鮮攻撃の手続きや手順』についてだ。北朝鮮には強烈なプレッシャーになる」と語る。

拉致被害者家族との面会にも重要な意味が

拉致被害者の横田めぐみさんの家族らとの面会も、トランプ氏や米国にとっては重要な意味があるという。官邸関係者が続けた。
「日本側が米国側に打診し、OKとなったようだ。トランプ氏としては、北朝鮮が自国民を餓死させながら、核・ミサイル開発を強行する異常な国家であるだけでなく、他国の罪のない国民、当時13歳、中学1年生だった少女までも平気で拉致する、人権を完全無視した国家であることを、改めて世界に示す意味もあると思う」

海自の護衛艦「いずも」乗艦で北に日米の結束をアピール?

ドナルド・トランプ米大統領が来日の際、安倍晋三首相とともに海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」への乗艦を検討していることが分かった。複数の日本政府関係者が明らかにした。実現すれば米大統領の乗艦は初めてとなる。軍事的威嚇を繰り返す北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権に対し、日米両国の結束を誇示する狙いがある。
「いずもの甲板は極めて強固に造られており、米軍の大型輸送ヘリの離着艦が可能だ。朝鮮半島有事の際、約6万人の在韓邦人や、約20万人の在韓米国人の救出にも使用できる。米軍は当然、それを理解している。トランプ氏のいずも乗艦は『北朝鮮制圧をやるぞ』という姿勢の表れともいえる」

トランプ氏の目的は日米自由貿易協定の開始要求か

北朝鮮問題は当然として、元外交官の天木直人氏はトランプ氏の別の目的にも言及。

今回の日米首脳会談は北朝鮮への対応が主要議題になるといわれています。当然、北朝鮮問題は議題には上るでしょうが、今回、トランプ大統領が来日する最大の目的は日米自由貿易協定(FTA)の開始要求です。日本の牛肉市場の開放を狙って圧力を強めてくるのは間違いない。

フランスのメディアも貿易で厳しい要求をするのでは、としています。

仏国際放送ラジオ・フランス・アンテルナショナル(中国語電子版)はトランプ米大統領の訪日について、貿易で日本に厳しい要求をつきつけてくる可能性があると報じた。

トランプ氏来日にまつわる四方山話

両首脳が楽しみにしている“ゴルフ会談”

トランプ氏は横田基地到着後すぐにゴルフ場へ

トランプ大統領は、横田基地に到着すると、その足で東京五輪のゴルフ会場の霞ケ関カンツリー倶楽部(埼玉・川越市)に向かう。そこで世界4位の松山英樹を交えてラウンドする予定だ。

2月の安倍首相訪米時の“お返し”

「来日2日目の6日には日米首脳会談が予定されているが、安倍首相が楽しみにしているのは『ゴルフ会談』です。2月に安倍首相が訪米した際は、トランプ氏が所有するゴルフ場2か所をハシゴして計27ホールをラウンド。元世界1位のアーニー・エルスと一緒に回って親交を深めた。そのお返しに、首脳会談前日にゴルフをセットする意向です」

ゴルフ好きとして知られるトランプ氏

トランプ氏はゴルフが趣味であることを公言し、上記のように2月にも安倍首相と一緒にラウンドするなど、ゴルフ好きとして知られています。9月から10月頭にかけて行われた米国選抜と世界選抜の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」の最終日にも来場して、現職大統領として初めて表彰式に出席。この時、松山選手とも初対面と果たし、同じ写真に収まっています。
また、単なるゴルフ好きというだけでなく、ハンデ2.8の上級者でもあり、松山選手は「試合よりプレッシャーが…」と述べています。

トランプ氏は世界中にゴルフ場を所有しており、ゴルフの腕前もハンデ2・8を持つとされる上級者。松山は「負けないように頑張ります。試合よりプレッシャーがかかる」と困惑気味に話した。

会場は名門「霞ヶ関カンツリー倶楽部」か

複数の記事によると、“日米ゴルフ会談”の会場は埼玉県川越市にある「霞ヶ関カンツリー倶楽部」とされています。2020年東京五輪のゴルフ競技会場でもある名門コースで、一時期、同倶楽部が女性を正会員として認めていないことをIOC(国際オリンピック委員会)が問題視していることも話題となっていました(のちに女性正会員受け入れを決定)。

11月5日にはトランプ大統領が訪日する。
この日は日曜日。一部報道によれば、埼玉県川越市の「霞ヶ関カンツリー倶楽部」に官邸の予約が入っている。
コースは、東京五輪の会場となる霞ケ関カンツリー倶楽部(埼玉・川越市)に内定したという。

松山選手は準備万端だった?

「実は松山は、すでに両首脳とのラウンドを織り込んだような日程を組んでいる。10月26日から中国での『HSBCチャンピオンズ』に参戦した後、11月16日から宮崎で開催される『ダンロップ・フェニックス』への出場を発表。ちょうど10月末に日本に帰ってくるスケジュールになる。宮崎での試合は松山が契約するダンロップの主催とはいえ、昨年は欠場している。今年は国内男子プロ最高峰を決める日本オープン(10月12~15日)さえ欠場したのに、わざわざ今年に限って参戦するというので驚きました」(ゴルフジャーナリスト)

松山「一生に一度あるかないか。思い出に刻みたい」

松山選手は安倍、トランプ両首脳とラウンドすることについて次のようにコメントしています。

「余計なことをしゃべらないように気を付けたい。機嫌を悪くしないように、そっとしておきたい」と冗談めかしてから「トランプさんとだけ、安倍さんとだけなら(今後)あるかもしれないけど、2人同時にというのは一生に一度あるかないかだと思う。楽しく、思い出に刻みたい」と感想を語った。

「公式実務訪問賓客」としての来日

今回のトランプ氏の来日について伝える記事をよく見てみると…

トランプ大統領は首脳会談などを中心とした公式実務訪問賓客として来日するため、国賓の場合にはある両陛下主催の宮中晩さん会は開かれない。

このように、トランプ氏とメラニア夫人は「公式実務訪問賓客」として来日することが伝えられていて、政府(外務省)の公式発表でも「ドナルド・ジョン・トランプ米国大統領及び同令夫人が,公式実務訪問賓客として訪日」するとしています。

「公式実務訪問賓客」とは?

では、この「公式実務訪問賓客」とは何なんでしょうか?
海外からの要人を日本に招く際には、待遇が下記の5つに分かれます。

・国賓
・公賓
・公式実務訪問賓客
・実務訪問賓客
・外務省賓客

そして、来日する人の地位や目的などを勘案して政府や宮内庁などで総合的に判断して、「どの待遇で招くか」を決定するとされています。
この中の「公式実務訪問賓客」は、外国の元首、王族、行政府の長あるいはこれに準ずる者で「実務を主たる目的として」来日する人物のこと。国賓とは異なり、天皇陛下主催の宮中晩さん会などは開かれません。

「国賓」は年1、2回程度のレアパターン

トランプ夫妻が「公式実務訪問賓客」待遇となった理由は、予算の制約から国賓を招くのは年1、2回程度に限られていて、今年度はすでにスペイン国王と王妃が国賓として来日していて、さらに別の国賓の来日予定もあるからだといいます。
夫婦と公式随行員(8~10人)の滞在費は日本持ちで税金が使われるため、「国賓」を連発するわけにはいかないというわけです。その代わり、1989年から「公式実務訪問賓客」が新たに設けられて、招待を簡素化し、少しでも多くの要人をもてなせるようになったとのこと。

都内の警備強化 駅のコインロッカーが一時閉鎖に

「過去最大規模」の警備

トランプ氏の来日に備え、テロへの警戒が強まっています。米国大統領という重要人物の来日であるとともに、世界中でテロが頻発している昨今の状況から「過去最大規模」の厳戒態勢がしかれるようです。

閉鎖知らせる黄色い貼り紙「3連休やハロウィンも近いのに…」

テロ警戒の一環として、東京都心の主要駅でコインロッカーが10月下旬ごろから一時閉鎖されることになり、時期的にハロウィンや3連休が控えていたことから、困惑の声も漏れていたとか。

11月3~5日は3連休に当たり、旅行者なども多くなると予想される。ツイッター上では、コインロッカーが使えなくなることに、「本当に不便ですね」などと困惑の声が相次いだ。また、ハロウィン期間と重なるため、仮装時に服などをどこに預ければいいのかとの不満も漏れていた。

ねとらぼがコインロッカーの閉鎖計画について鉄道各社に取材してるので、気になる方は出かける前に要チェックです。

ゴミ箱の撤去にも注意

ゴミ箱についても、東京メトロでは、すべての駅で10月31日~11月7日まで撤去される。JR東日本では、透明のゴミ箱は撤去しないが、空き缶入れについては、11月2~7日まで撤去するとしている。

警視庁が女性警察官だけの「女性警戒部隊」を初投入

メラニア夫人や長女のイバンカ大統領補佐官の警備に

東京五輪・パラリンピックに向けて警視庁は新たな人材の育成を進めているといい、女性要人の身辺警備にあたる「女性警戒部隊」もそのひとつ。女性警察官だけで構成されたこの部隊は、今回のトランプ氏来日の警備が“初陣”となるようです。

女性警戒部隊は20年に向け、女性要人の来日が増えることを見込み、今月数十人体制で発足した。場に溶け込み、違和感のない警備をするのが狙い。私服姿の隊員が要人の訪問場所に先回りして見物客の中に入り、不審者がいないか目を光らせる。
11月に来日するトランプ大統領のメラニア夫人や長女のイバンカ大統領補佐官の警備が初陣となる。隊員の佐藤薫警部(45)は「女性ならではの気配りや目配りで、ソフトでスマートな警戒をしたい」と話している。

「なぜ日本より1日少ない」韓国で不満の声

最高レベルの待遇「国賓」扱いなのに…

韓国ではブッシュ元大統領以来25年ぶりの「国賓」としてトランプ氏を迎えるということですが…

韓国には7~8日の日程で訪問する。滞在時間は短いが、韓国では最高レベルの待遇を用意してトランプ大統領の訪問を歓迎するという。韓国大統領府の朴洙賢(パク・スヒョン)報道官は17日、トランプ大統領の訪韓は国事訪問であり、首脳会談のほか、正式なレセプションや夕食会、友好行事も行い、「両国首脳の友好と信頼関係を示す」ことを明らかにした。

「品格のある国ではあり得ない」「コリア・パッシング」の声

日本→韓国→中国と歴訪する中で、日本と中国では2泊3日の日程であるのに対して韓国では1泊。この差に韓国では「軽視されている」と政界やメディアから不満の声が上がっているとか。

日本には11月5~7日の2泊3日の滞在となるのに対し、韓国には7~8日の1泊限りの訪問予定であることから、文政権の外交力の弱さが表れた「コリア・パッシング」ではないかと指摘されているのだ。
中道系野党・国民の党の安哲秀(アン・チョルス)代表は18日、「全世界の関心事である朝鮮半島問題の当事国である韓国には(日本より)短い滞在日程だ。あらゆる側面で良くない後遺症が予想される」と指摘、今回の韓国のように国賓を1泊2日で迎えるなど「品格のある国ではあり得ない」と糾弾した。
韓国では大手各紙も社説でこの問題を取り上げ、大統領府が「重要なのは滞在時間ではなく内容」「実際の滞在時間は韓国も日本もそれほど変わらない」などと釈明するまでになっている。

大統領の長女も人気「イバンカ・フィーバー」発生!

トランプ大統領の長女で、大統領補佐官であるイバンカ氏(36)。大統領の来日に先立って2日夕に来日。その美貌と抜群のスタイルとファッションで注目を集め、ちょっとしたイバンカ・フィーバーが巻き起こっています。

トランプ米大統領に先立って初来日した長女のイバンカ大統領補佐官(36)が大きな注目を浴びている。ファッションや食事、宿泊先など動静が細かく報じられ、安倍晋三首相も3日夜、異例の夕食会でもてなした。目を引く美貌とともに「大統領の政策決定に影響を持つ」(外交筋)といわれる強力な存在感が厚遇の背景にあるようだ。

日本唯一の「イバンカ・ブランド」扱う店

10代の頃からモデルとしても活躍していたイバンカ氏。彼女が立ち上げた服飾ブランド「イバンカ・トランプ」を扱う店が浅草にあるんだそうです。

日本で唯一、服飾ブランド「イバンカ・トランプ」を取り扱う東京・浅草の「シェ・イビサ」では、イバンカさんの来日で特需が起きている。靴、バッグなどは完売状態で、ドレスやコート、セーターなどが3日現在、あと数点だけ残っている状態だ。

もっとも、この来日で売れ行きが伸びたわけではなく、元から30代から40代の働く女性に好評で売れ行きは良かったのだとか。上の記事によると、今回の来日では自身のブランドはあまり身につけておらず、お店の社長さんによると役職も役職なので、事業としては撤退の方向にあるのでは?とのこと。

安倍首相とも会食

イヴァンカ氏は3日、都内で開催された「国際女性会議」に出席。「全ての女性には家庭の外で働く自由がある」と訴えました。その夜には安倍首相ともレストランで会食。安倍首相はイバンカ氏の設立した基金に57億円の拠出を表明するなど、異例の「おもてなし」ぶりでした。

首相は午前中、イバンカさんとともに都内のホテルで開催中の海外の女性指導者らを招き女性政策を議論する「国際女性会議WAW!」に出席。イバンカさんが設立に関与した、女性起業家を支援する基金へ約57億円の資金拠出を約束した。首相は「基金を強く支持する。世界中の女性たちがたちあがれば、貧困をはじめ、世界のさまざまな課題は解決できる」とたたえた。
安倍首相は3日夜、都内でイバンカ氏と会食した。イバンカ氏は、華やかなワンピース姿で臨んだ。会食では、日本食材を使ったフランス料理が振る舞われたほか、雅楽の演奏も披露された。首相が閣僚級ではない大統領補佐官を会食でもてなすのは異例だ。

日本のフィーバーぶりに中国も驚き?

中国メディア「観察者網」は日本のメディアによるイバンカ氏の日本到着時の様子を伝えています。その様子を、中国のネットユーザーは少し皮肉な目で見ているようです。

観察者網は中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の公式アカウント上で、「『大統領補佐官』と称されるイバンカさんが日本にやってきたが、まるで興奮したファンのようなテレビ局の実況中継がおかしい」とし、動画を紹介した。動画では、空港内の下りエスカレーターからイバンカさんが姿を見せると、男性リポーターが興奮気味に「長旅の疲れも見せず笑顔です」などと実況している。

今回の来日スケジュールを最初にニュースで聞いた時、「またゴルフやるんかい。仲いいな!」と心の中でツッコんだせいか、ついついゴルフのところが厚めになってしまいましたが、共通の趣味で両首脳の仲が深まって意思疎通が円滑になり、国のためになるのであれば良いことではないかと思います。
菅官房長官の会見の中では、北朝鮮情勢が緊迫する中で両首脳がゴルフに興じることに対し「危機管理上、問題があるのでは」という質問が飛んだようですが、菅氏は「危機管理を徹底する中で懇親を深めることも極めて大事だ」と返したそうです。であれば、しっかりと二人に懇親を深めてもらい、次の日の首脳会談にプラスの方向でつなげてほしいものですね。

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