今季初戦でも優勝 前人未到の境地へ挑む羽生結弦

2018年10月3日更新

ソチ、平昌で五輪2連覇という偉業を成し遂げた羽生結弦が、新シーズン初戦となるオータムクラシックで見事優勝。ケガからの順調な回復を印象づけ、今後のさらなる飛躍を予感させました。平昌の金メダル獲得からこれまで羽生が歩んできた道のりを特集します。

五輪後の復帰戦となるオータムクラシックで優勝!

ショートプログラムの貯金で逃げ切り勝ち

平昌五輪以来の復帰戦&今季初戦を優勝で飾る

9月22日、カナダ・オークビルで行われたオータムクラシック。羽生は優勝したもののフリーは2位に終わり、納得のいく出来ではなかったようです。

男子フリーが行われ、SP1位の五輪王者、羽生結弦(23=ANA)は165・91点のフリー2位にとどまったが、合計263・65点で逃げ切り、今季初戦を優勝で飾った。
SPの貯金で何とか逃げ切り、2月の平昌五輪以来7カ月ぶりとなる復帰戦を飾ることはできた。だが、同じクラブで練習する7歳下の後輩、車俊煥(韓国)に3・87点差と迫られた。

首位となったショートプログラムの内容は?

2月の平昌五輪以来となる右足首故障からの復帰戦で、スピンでミスが出たが、サルコー、トーループの2種類の4回転ジャンプを決める上々の滑り出しとなった。
残りのスピンも最高難度のレベル4を取りこぼした。午前に曲をかけた練習をミスなしで終えた際にはジャンプを指導するジスラン・ブリアン・コーチが「過去最高の練習」と絶賛するほどの出来だったが、本番では勝手が違う。男子66年ぶりの2連覇を達成した2月の平昌五輪から約7カ月。実戦から離れ、鈍った試合勘がリンクで出た。

フリーではミスも

前半のループとトーループの2つの4回転ジャンプに成功した。しかし、中盤の4回転サルコーで転倒。さらに規定で基礎点が0・8倍になることを承知で「自分にでき得る最高のコンビネーションジャンプ」と4回転トーループ―トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を狙いにいったが、4回転が2回転になって連続ジャンプにできない失敗に終わった。

優勝するも…「今はとにかく練習したい」

「きれいな終わり方ができなかったのが申し訳ない」と反省ばかりが口をついた。課題を見つけることができた今季初戦。「滑りたかったプログラムに対しての実力が足りないので、納得できるくらいの練習をしないといけない。今はとにかく練習したい」と話した。

2018-2019グランプリシリーズ 羽生の出場大会

優勝で今シーズンのスタートを切った羽生は、10月から開始される2018-2019シーズン「ISUグランプリシリーズ」へのエントリーがすでに発表されていて、次戦は11月2日に開幕するフィンランドでの大会となります。

開催地日程
第3戦フィンランド・ヘルシンキ2018年11月2日~4日
第5戦ロシア・モスクワ2018年11月16日~18日
「第3戦は11月2日~4日に行われるヘルシンキ大会。第5戦は11月16日~18日のロシア大会です。ヘルシンキ大会はあまり聞いたことがないかもしれませんが、例年第3戦が行われる中国が開催休止を決定したため、ヘルシンキで行われることになりました。第3戦以降とシリーズ中盤からの出場ですから、復帰に向けて慎重に時間を取っているということでしょう。例年出場しているNHK杯(11月9日~11日)は指定していませんが、12月は6日~9日にGPファイナル、下旬には全日本選手権も控えており、大会と大会の間を取ってコンディションを整えるのだと思います」(スポーツライター)

男子フリーの演技時間4分半から4分への変更の影響は?

「有利とか不利とかは考えていない」

今季はルール変更があり、フリーは4分30秒から4分に短縮され、ジャンプも8個から7個に減る。さらに、各要素の出来栄え評価(GOE)はマイナス3点~プラス3点の幅がマイナス5点~プラス5点に拡大。「有利とか不利とかは考えていない。しっかり質のいいジャンプを跳べばプラス5点がもらえる」。

短くなったことでキレなくなり「体力がない」

ルール改正で30秒短い4分になり、要素をこなすためにせわしなく動かざるを得なかった。切れがなくなり「このプログラムに対する体力がない」。踏み切りと着氷の際に、昨季負傷した右足首に負担がかかる高得点のルッツは回避した構成にしており、練習も積み切れていない状態だった。

2018-2019シーズンのプログラム内容

今シーズンのショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)のプログラムは、羽生の憧れという二人、ジョニー・ウィアーとエフゲニー・プルシェンコへのリスペクトを込めて、その二人の過去の演目をリメイクして作られています。

SPは『秋によせて』

今季のSPは羽生が幼い頃に憧れていた元全米王者のジョニー・ウィアー氏(34)が2004~2006年にフリーで使用した「秋によせて」。ジェフリー・バトル氏の振り付け。衣装について羽生は「特にテーマはないです。曲のイメージで作らせて頂きました」と語っていた。

『秋によせて』を過去に使用していたウィアーも手放しで絶賛

今回の新プログラム「秋によせて」を過去に使用していた羽生の憧れ、ジョニー・ウィアー氏(米国)も「『秋によせて』はユヅクンのものに」と手放しで絶賛している。
「『秋によせて』はユヅクンのものに。オリンピックチャンピオン、ユヅル・ハニュウの見事なシーズンデビュー。得点は97.74。素晴らしい衣装、柔らかさ、スタイル、移り変わり、そしてハート。ジェフリー・バトルもエクセレントな手腕だ!」
自身のツイッターでこうつづり、高く評価。「秋によせて」が羽生のものになったと認めた。

FSは『Origin』

フリーの使用曲「Origin」は、エフゲニー・プルシェンコ氏(35)の伝説的なプログラム「ニジンスキーに捧ぐ」で使用された曲をアレンジしたものとなる。かつて「ニジンスキーに捧ぐ」で満点を連発したプルシェンコには4月のアイスショーで会った際に許可を得て「頑張ってね」と激励されたという。羽生は「プルシェンコさんの『ニジンスキーに捧ぐ』は素晴らしいプログラムで消えることはないと思う。それとは別に、自分のプログラムとして完成させたい」と意欲を語っていた。

『Origin』に込められた思いとは?

カナダで行われた新プログラムについての記者会見の話として、スポーツライターは次のように話しています。

今回、羽生選手のフリーのタイトルは『Origin』。これまでのように結果を出さなければ期待に応えなければという重圧から離れ、スケートが楽しかった子どもの頃の原点に帰る、もう自分のために滑ってもいいかな、という気持ちからこのタイトルをつけたと語ったんです。

人類初の「4回転アクセル」成功へ挑む

平昌五輪後の会見でも明言していた「4回転アクセル」(4回転半ジャンプ)への挑戦。8月の練習公開時にも4回転アクセルが「一番のモチベーション」と語り、現在練習していることや今シーズン中に挑戦したい旨にも言及しました。また、コーチのブライアン・オーサー氏もシーズン前のインタビューで「やらない理由はない」と述べています。
ただ、オーサー氏は「健康体なら」「身体的に準備ができていれば」と条件をつけていることからも、後述する右足のケガの治りを優先させ、今シーズン中の挑戦はケガの状態次第となりそうです。

羽生は4回転半について「できれば、今すぐ、遅くとも今季中には実施したい」と話しているが、右足首の不安を拭いきれていないのだろう。「(足首への)衝撃が大きいジャンプなので、(実施は)状態を見ながらになると思う」とし、当面はこれまでの4回転ジャンプとの「二刀流」で臨むとの見通しを明かしている。

人類初の成功に向け強力なライバル出現?

ロシアのアルトゥール・ドミトリエフが4回転アクセルに挑戦することを明言し、“皇帝”プルシェンコも「もしかしたらハニュウよりも先に跳べるかも」と話していることから「羽生にライバル出現!?」と注目されています。

次の目標となるのは、まだ誰も成し遂げていない4回転アクセル。同メディアのインタビューに慎重に答えている。
「徐々に練習しています。ポジティブな方向で前進しています。でもこのことに関しては多く話したくありません。試合で4回転アクセルを披露したい。自信が出てきてプログラムを滑りこんで形が出来てきたら、試してみます」と意気込んでいる。

五輪2連覇後 羽生結弦が歩んできた道のり

2月、平昌五輪直後の記者会見でのコメントは

日本代表選手団の帰国記者会見「自分の幸せが皆の幸せになれば」

2大会連続の金メダルを獲得した羽生結弦は、「2連覇は本当に大変な事でしたが、皆さんの応援と共に取れたことが金メダルの価値を上げてくれた。たくさんの人が、おめでとう!と言ってくれることが自分の幸せになり、その自分の幸せが皆の幸せになればいいな」と応援してくれている人への感謝の気持ちを語った。

日本記者クラブの会見「さなぎが羽化してゆっくり羽を伸ばしている段階」

2018年2月27日、平昌五輪のフィギュアスケート男子シングルで2連覇を達成した羽生結弦選手が日本記者クラブで会見。開口一番「幸せです」と満面の笑み。詰めかけた約200人の報道関係者や20台ものテレビカメラを前に、「多くの方々の声援をいただいて、緊張した舞台で力を出すことができた」とファンに感謝した。
さらに「さなぎが羽化してゆっくり羽を伸ばしている段階だと思う。雨に降られたりして、ゆっくり羽を広げられないのが今の自分かなと思う」と語り、今後も成長し続けたいとの意欲を示した。

孤独感はあるか問われ…「なくはないです」

帰国後の会見で記者から「孤独感はあるか?」と問われた羽生はこう答えた。
「『(孤独は)ある』と言ったほうがおもしろいですかね?(笑い)なくはないです。以前は『すごく孤独だな』『誰もわからないだろうな、この気持ち』と思いながらやっていました」

3月、東北被災地チャリティの一環としてスケートシューズ出品

一度目、二度目は驚くほどの金額まで跳ね上がったが…

彼が東北被災地チャリティの一環として練習で使用したサイン入りスケートシューズをオークションに出品。ところが一度目は3550万円、二度目は1億円超えと、世間も驚くほどの金額まで跳ね上がったものの、どちらも不正入札と判明し、ファンならずとも心を痛めたことは記憶に新しい。

ファッションブランド「サマンサタバサ」が無事落札

「これだけイージーに不正入札できたことで、出品をやめたほうがいいのではという声も上がっていました。しかし三度目の正直で12日、女性向けのファッションブランドメーカー『サマンサタバサ』が850万1000円で落札。ようやく安堵の声が広がりました」(女性誌記者)

サマンサタバサによれば、東日本大震災に関して「自分たちも何かできないか」という声がある中、羽生のオークションを知り有志で寄付を募ったとのこと。すると、海外を含めたスタッフから8600口が集まり、ついには落札に至ったという。

4月、羽生プロデュース公演でのコメントが波紋呼ぶ

「何回も死のうともしました」と過去の苦悩を吐露

4月13日から3日間、東京・調布市の武蔵野の森スポーツプラザで羽生結弦の平昌五輪・凱旋イベント「Continues~with Wings~」が行われた。同イベントの最終日、羽生選手の明かしたコメントが波紋を呼んでいる。
「羽生選手は、イベントのフィナーレで『一時期、週刊誌の問題とか色々あった時に、“なんで僕生きてるんだろう”って。何回も死のうともしました』と過去の苦悩を語りました。しかしそんな時も、周囲やファンの言葉が支えになったと感謝の気持ちを明かし『本当に今は生きててよかったって、本当に思ってます』とコメントしました」

ファン「涙が止まらない」「生きていてくれてありがとう」

この衝撃の告白に、SNSでは「本人の口から“死のうと思った”は衝撃」「羽生くんの苦しみを想像すると涙が止まらない」「生きていてくれてありがとう」とファンから様々な感想が飛び交った。
羽生選手の気持ちのこもったスピーチに、ネットでは「スケートを続けてくれてありがとう。羽生選手の存在に救われた人が多くいる」といった羽生選手への感謝のコメントが相次いでいる。

ちなみに、このショーは羽生がこれまでのスケート人生を支えてくれたファンや関係者に感謝を捧げるというテーマでした。イベントの名前「Continues ~with Wings~」は羽生自身がつけたものです。

終演予定時間に衣装を着た羽生が現れるサプライズ

「終演予定時間に昔の衣装を着た羽生くんがリンクに上がった時には会場がどよめきました。羽生くんがマイクを握って、“リハビリ治療中のためジャンプなしのプログラムです”と話し、約10分間の演技を見せると、ファンはまさに狂喜乱舞。実は、報道陣に配られた案内にも書かれていなかった正真正銘のサプライズ。ある全国紙の公式ツイッターは予定稿の『本人は滑りませんでした』というコメントを間違って流してしまったほど、想定外のことでした」

このショーの最終日の公演は、全国66カ所の映画館でライブビューイングが行われ、CS放送での実況中継も行れるなど大規模なものとなりました。

4月、地元・仙台で「2連覇おめでとう」パレード

全国から10万人超が杜の都に集う

4月22日、仙台で行われたフィギュアスケート羽生結弦選手の祝勝パレード。前日から場所取りのための徹夜組も現れるなど、全国から10万9000人のファンが詰め掛けた。

「ゴミが出なかった」「写真下手くそ選手権」など話題多数

10万8000人が集まったイベントなのに、家庭用ごみ袋(45リットル)で12袋分のゴミしか出なかったとか、人が多すぎて羽生選手の写真を上手に撮れなかった人達が自慢しあう「#羽生結弦の写真撮るの下手くそ選手権」なるハッシュタグが登場し、『Twitter』のモーメントになるなど、話題には事欠かないパレードだったようです。

「#羽生結弦の写真撮るの下手くそ選手権」については過去に特集しています。また、上の記事内でオススメされている、無料視聴可能なパレードの動画も紹介しておきます。

むしろ愛が伝わる?「#写真下手くそ選手権」特集 羽生結弦選手 金メダルパレード360° | NHK VR

6月、国民栄誉賞授与が決定 7月に表彰式

6月1日、官房長官が発表

菅義偉官房長官は6月1日の記者会見で、韓国・平昌冬季五輪のフィギュアスケート男子で2大会連続の金メダルを獲得した羽生結弦選手(23、ANA)に国民栄誉賞を授与することを決めたと、複数のメディアや通信社が速報で伝えた。授与式は7月2日に首相官邸で行うという。

決定翌日のアイスショーでファンからの祝福に…

国民栄誉賞授与の発表翌日、アイスショー「ファンタジー・オン・アイス」の金沢公演に出演した羽生は、ファンからの祝福に感無量の様子だったそうです。

「いつもならユヅくんがリンクの真ん中で『ありがとうございました!』って丁寧にお辞儀をしてフィナーレを迎えるんだけど、その日は会場から一斉に『おめでと~!』って声が上がりました。ユヅくんは感極まった表情で会場を見渡しながら、自分を指さして“本当はぼくがありがとうを言う番なんだよ”っていうジェスチャーをして。祝福の歓声の中で手を振りながらリンク脇に下がると、見送った私たちも涙、涙でした」

国民栄誉賞の表彰式に袴姿で出席

7月2日に首相官邸で国民栄誉賞表彰式が行われ、羽生は袴姿で出席しました。

羽生選手は、地元・仙台の人間国宝が直々に作った羽生家の家紋入りの仙台平を着て出席しました。仙台平は江戸時代には伊達藩の殿様だけに着用が許されたもの。その姿を見た安倍首相に『どんな格好も似合いますね』と褒められると『本当はもっと伝統ある所作をしなければいけないと思ったんですが、スケーターなので自分らしさも出せれば』と、笑みを浮かべていました

記念品を辞退 その理由は?

国民栄誉賞とともに授与される記念品を辞退した理由に、「羽生くんらしい」と称賛の声が相次いでいる。
その理由として、「みなさまを代表して、という気持ちがすごくあり、僕個人の気持ちはあまり出したくない」と説明したと報じられている。
授賞式のあと、報道陣の取材に対しても「自分だけで取れるものではない。環境にも恵まれてもらえた賞」とコメント。あくまでも、自分ひとりでとった賞ではないと強調していたようだ。

右足のケガの治り具合は…

昨年11月、練習中に転倒し右足関節外側靱帯損傷と診断

羽生は、昨年(2017年)11月9日、4回転ルッツの練習中に転倒し、右足関節外側靱帯損傷と診断され、翌10日に開幕のフィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズNHK杯を欠場した。5連覇が期待されたGPファイナル出場を逃しただけでなく、平昌五輪の出場も危ぶまれた。

3月中旬の時点で「安静とリハビリ必要」

日本スケート連盟によれば、羽生は右足首に深刻なけがを負い、3月中旬の時点で、「約2週間の安静と3か月のリハビリ治療」が必要な状態だった。今回のショーでは、プルシェンコなどの華麗な演技や、羽生のトークコーナーがあるだけで、羽生自身は滑らない予定だった。

前述しましたが、この状況で自らプロデュースしたアイスショーでジャンプなしのプログラムを10分滑りました。

5月の「ファンタジー・オン・アイス」ではトリプルアクセル

去る5月25日、フィギュアスケートの羽生結弦選手が平昌五輪以来の演技披露となるアイスショー「ファンタジー・オン・アイス2018」の幕張公演が開催。こちらも平昌五輪以来となるトリプルアクセルを披露し、順調な回復を証明してみせた。

オータムクラシックでは「ちゃんとケアしながらシーズン・インできた」

オータムクラシックのSP後、羽生はケガについて次のように話しています。

「シーズンオフ挟んでの初戦は誰しもが緊張するし、いつも感じる通りに不安感もあった。それはけがからということではなくて、新しいプログラムだったり、そういうところに起因している」と説明。「けがをおしてというわけではなく、ちゃんとケアしながら足首の状態を良くしながら、こうやってシーズン・インに臨めたのは良かった」と手応えをつかんだ様子だった。

ケガの治りは「未知数」と指摘する記事も

右足のケガについては本人が完治を明言したわけでもないため、「右足首のケガが治っているか未知数」とする記事もあります。

「今回、ショートとフリーのいずれでも得点の取りこぼしがあったのがスピン。ショートの足替えシットスピンでは、太ももと氷の表面が平行な状態を保っておらず0点に。
フリーでは2本のスピンが回転不足で減点となってしまいました。足替えの際は、片足で深くしゃがむことができないのではないか、という声も上がりましたが……」(スポーツ紙記者)
なぜこんな声が上がったのかというと、昨年のグランプリシリーズNHK杯の公式練習で痛めた、右足首のケガが治っているか未知数だからだ。

またこの記事では、羽生が“痛みを自覚する回数は減った”と話していたとし、その口ぶりでは万全ではないのでは…と推測するスケート連盟関係者の声も伝えています。