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午前の日経平均は反落、米株安を嫌気 個別物色は活発

ロイター / 2024年5月1日 11時57分

 4月30日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比216円12銭安の3万8189円54銭と、反落した。写真は都内にある東京証券取引所で2015年7月撮影(2024 ロイター/Toru Hanai)

Hiroko Hamada

[東京 1日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比216円12銭安の3万8189円54銭と、反落した。前日の米株安の流れを引き継ぎ軟調地合いで、下げ幅は一時360円を超えた。指数寄与度の大きいハイテク株の一角が重しとなった一方、決算を手掛かりにした個別物色は活発だった。

日経平均は前営業日比298円安と軟調にスタート。大型ハイテク株などが売られ、指数は前場中盤に3万8036円24銭まで下落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果があす公表されるのを前に、ポジション調整の動きもみられた。売りが一巡した後は3万8100円台でもみ合う展開が続いた。

市場では、前日の米市場では米利下げ観測が後退し、景気悪化懸念が強まったとの見方も聞かれる。米国のスタグフレーションの警戒感が高まる中、「パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長があす、どのような発言をするのか見極めたいとの思惑も強い」(国内証券・ストラテジスト)という。

日経平均は足元3万7000―3万8000円台の値動きが続いており、「いつ3万9000円台を回復できるかが注目され、早めに回復できないと再び下値を切り下げていく展開となるのではないか」(フィリップ証券のアナリスト・笹木和弘氏)との声も聞かれた。笹木氏は「需給環境が悪化していることに加えて、為替介入への警戒感で円安が素直に買い材料となっておらず、上値の重さが意識されやすい」と話した。

TOPIXは0.64%安の2725.70ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は2兆5134億8900万円だった。東証33業種では、電気・ガス、陸運、水産・農林の3業種が値上がり。海運、石油・石炭製品、ガラス・土石など30業種は値下がりした。

個別では、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、東京エレクトロンが軟調。主力のトヨタ自動車、任天堂も安い。

一方、前日発表の決算が好感されたレーザーテックが16%超高となり、日経平均を72円ほど押し上げた。九州電力、東北電力など電力株の一角も買われた。

プライム市場の騰落数は、値上がり338銘柄(20%)に対し、値下がりが1269銘柄(76%)、変わらずが42銘柄(2%)だった。

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