米シルバーゲート、暗号資産決済ネットワークを停止

　３月３日、暗号資産（仮想通貨）関連企業を中心に取引する銀行持ち株会社の米シルバーゲート・キャピタルは、独自の暗号資産決済ネットワーク「シルバーゲート・エクスチェンジ・ネットワーク（ＳＥＮ）」を即時停止すると発表した。写真はビットコインのイメージ。２０１７年６月撮影（２０２３年　ロイター／Benoit Tessier）

[３日 ロイター] - 暗号資産（仮想通貨）関連企業を中心に取引する銀行持ち株会社の米シルバーゲート・キャピタルは３日、独自の暗号資産決済ネットワーク「シルバーゲート・エクスチェンジ・ネットワーク（ＳＥＮ）」を即時停止すると発表した。

ウェブサイトに掲載した声明で「リスクに基づく決定」と説明した。預け入れに関連する他のサービスは全て継続するとしている。

決済に数日かかることが多い従来の銀行送金と異なり、ＳＥＮでは投資家や暗号資産交換所の間で２４時間送金が可能だった。

シルバーゲートは１日、年次報告書の提出延期を表明し、ゴーイングコンサーン（継続企業）としての運営が可能かどうか評価していると明らかにした。

これを受けてコインベース・グローバルやギャラクシー・デジタルなど暗号資産交換業大手は、シルバーゲートとの金融取引関係を解消したと発表した。