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1月インドCPI上昇率、約6年ぶり高水準 12月鉱工業生産は減少

ロイター / 2020年2月13日 9時18分

 2月12日、インド政府が発表した1月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比7.59%と、約6年ぶりの高水準となった。野菜の値上がりなどが背景。 コルカタで2018年12月12日撮影(2020年 ロイター/Rupak De Chowdhuri)

[ニューデリー 12日 ロイター] - インド政府が発表した1月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比7.59%と、約6年ぶりの高水準となった。野菜の値上がりなどが背景。

同時に発表になった昨年12月の鉱工業生産は前年比0.3%減と、予想外の減少となった。11月は3カ月ぶりに増加していたが、再び減少に転じた。

CPI上昇率は、ロイターがまとめた市場予想の7.40%を上回った。昨年12月は7.35%。インド中銀の中期目標である4%を上回っている。

インド中銀は景気の下支えを目指しているが、市場では、インフレの進行を受けて、中銀が今後数カ月、政策金利を据え置く可能性があるとの見方が浮上している。

リフィニティブのデータによると、インフレ率は2014年5月に8.33%に達した。

ロイターがまとめた鉱工業生産の市場予想は1.8%増だった。製造業生産が1.2%減、電力生産が0.1%減だった。

L&Tフィナンシャル・ホールディングスのチーフエコノミスト、 Rupa Rege Nitsure氏は「経済成長と物価の悪化は深刻だ。利下げサイクルの休止が長引くだろう」と述べた。

インド中銀は先週、主要政策金利を据え置く一方、来年度上半期の経済成長予想を5.9─6.3%から5.5─6.0%に下方修正した。

デロイト・インディアのエコノミスト、Rumki Majumdar氏は「12月の鉱工業生産が減少したことで、前月まで視野に入っていた企業活動の芽吹きを維持できるのかという懸念が浮上する」と述べた。

CPI統計発表後にロイターが実施したアナリスト調査によると、1月のコアインフレ率は推定で4.1─4.3%。昨年12月は3.7─4.2%だった。政府はコアインフレ率を公表していない。

CPIの半分近くを占める食品の価格は1月に前年比13.63%上昇。野菜は前年比で50%以上値上がりした。

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