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中銀デジタル通貨、金融政策の有効性向上も=中国当局者

ロイター / 2023年10月13日 15時21分

 10月13日、中国国家外為管理局の陸磊副局長は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の「プログラム可能な機能」が金融政策手段の有効性を高めるのに役立つ可能性があると述べた、と国営メディアが報じた。写真はデジタル通貨のアプリ画面と人民元紙幣。2020年10月撮影(2023年 ロイター/Florence Lo)

[上海 13日 ロイター] - 中国国家外為管理局の陸磊副局長は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の「プログラム可能な機能」が金融政策手段の有効性を高めるのに役立つ可能性があると述べた。国営メディアが13日に報じた。

中国はCBDC(中銀が発行するデジタルトークン)を開発している多くの国の一つだが、導入はまだ初期段階にある。現在、CBDCは大半がM0(現金)通貨と位置付けられている。

上海証券報によると、陸副局長は12日のフォーラムで、中銀はプログラム可能な機能を基にCBDCを一部預貯金を含むM2通貨にする可能性があると語った。

CBDCのプログラム可能な機能とは変更可能な設定のことで、例えばお金に有効期限を設けたり、特定用途に限定したりすることができる。

陸氏は、中国人民銀行(中銀)がCBDCのレートを調整する機能を模索する可能性があり、そうなればマクロ経済の管理にも利用できるだろうと述べた。

また、CBDCに基づくクロスボーダー決済について、取引を安全、便利、包括的にすることができるとした。

中国のCBDCであるデジタル人民元(e─CNY)を使った取引は6月末時点で1兆8000億元(2493億3000万ドル)に達した。それでも流通量は中国M0の0.16%に過ぎない。

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