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「大人ショート&ボブ」5選 気分一新! ほどよい個性と色香もーー2024年前半BEST7

CREA WEB / 2024年5月5日 9時0分

 2024年1~4月にCREA WEBで反響の大きかった記事ベスト7を発表します。ライフスタイル&ビューティー部門の第6位は、こちら!(初公開日 2024年1月18日)


 新年を迎えて気分一新! ヘアもちょっと変えてスッキリしたい、または雰囲気を思いっきり変えたい。そんな大人の女性にちょうどいいお洒落なヘアスタイルをご紹介。

 紹介するのは、くせ毛、爆発、ぺたんこ……などなどの髪の悩みを解消しながらも、今っぽくてコンサバ過ぎないスタイルを作り出す、代官山のヘアサロン・Srawのディレクター、柳亜矢子さんのスタイル。

「くせ毛活かしの天才」と呼ぶファンもいるほど、その人の髪質に合っていて再現性が高く、そしてお洒落なスタイルを数多く作り出しています。今年はちょっと変えてみたい。そんな気分にぴったりのスタイルをぜひ見つけて。


#1 潔くて色香も備えたベリーショート


潔くて色香も備えたベリーショート。モデル:潮田あかりさん

 思いきりのいいベリーショートですが、女性らしさが漂う秘訣は、顔回りや襟足のディテールへの繊細なこだわりがあるから。

 実はトップから多少レイヤーが入っていて、前髪も一直線ではなく、ザクザクとしたラインで隙間をつくることで、面で見せるショートと違い、ラフで動きのあるショートヘアに仕上がります。

 また前髪からサイドへつながるラインに丸みを持たせるようにカットし、耳回りも毛先がわずかに耳にかかるくらいの長さにすることで、モード過ぎない柔らかいニュアンスが出ます。同じく襟足も、少し毛流れの感じがわかる程度残してカットするのが肝です。

 ベリーショートに初挑戦したい人にもオススメ。

オーダーとスタイリングのポイント

 前髪は眉上、バックは襟足の高さでカットするベリーショート。トップから中間まである程度レイヤーを入れ、表面に動きが出るようにする。前髪もラインで作るのではなく、ハサミを縦に入れながらザクッとカットして不揃いに。モデルの方の地毛は多少のくせありなので、直毛の人は先にパーマをかけた方が決まりやすい。

 きれいに整え過ぎず洗いざらしくらいの方が雰囲気が出るので、スタイリングは、朝セミウェットの状態にしてバームをつけて、やや動きを出す程度でOK。ブローしてきれいに面を整えてから崩すなどのスタイリングは不要。

YANAGI’s Point

「ボーイッシュなショートを、あえて女性らしく見えるように」というコンセプトのスタイルです。耳がすべて表に出るようにカットしたり、襟足を刈り上げたり、パツッと一直線にしたりするとメンズライクになり過ぎるので、毛先にニュアンスが残せるくらいの長さで肌に沿わせるように残すのがコツ。長さが短いので清潔感があり、ピアスやイヤリングなどのアクセサリーもよく映える、大人の女性向けベリーショートです。

#2 無頓着でも決まる、くせ毛を活かしたミニボブ


無頓着でも決まる、くせ毛を活かしたミニボブ。

 さりげないけれど、薄い前髪で甘さと今っぽさを少しプラスしたミニボブ。

 実は「せっかち&強めのくせ毛」という、モデルの方の性格と髪質、両方の個性をきちんと理解したうえで、ハンドブローでも決まるよう考えられているのがポイント。

 顔回りやトップの表面に多少レイヤーを入れてあるので、ラフにスタイリングしても立体感が出ます。

 またモデルの方の希望のひとつに“コンサバティブになり過ぎないこと”があるため、毛先が内巻きでなく、軽く外ハネにしても決まるように、カットされています。

 脱コンサバでお洒落感を出したい人にオススメ。

オーダーとスタイリングのポイント

 基本はあご下くらいのワンレングスボブに。表面のみ少しレイヤーを入れ、動きが出るようにし、重めではなく軽めのボブに。薄く前髪を作り、サイドの毛先にかけて自然につながるよう顔回りにも多少レイヤーを入れる。

 カラーは7レベルくらいのダークブラウン。スタイリングは、手ぐしで乾かしたあと、オイルとバームを混ぜて全体に塗布する。毛先は自然に乾くままに散らしてもいいし、ヘアアイロンでわずかに外向きにくせづけてもOK。

YANAGI’s Point

 モデルの方は実は強めのくせ毛ですが、「くせはポジティブに活かそう」を合言葉に、いつもスタイルを考えています。根元の方のくせが強いので、伸びてきたときにふくらんで広がったり重たくなり過ぎたりしないよう、面をきれいに作るのではなく表面にはレイヤーを入れ、軽めのボブに仕上げています。

#3 デザイン性の高い変形ウルフボブ


デザイン性の高い変形ウルフボブ。

 フロントとバックの長さに大きく差がある、デザイン性の高いショートボブ。

 ベースはウルフの変形で、前髪は眉下ギリギリ、バックの一番長い部分は襟にかかるくらいの長さに。

 耳より下くらいの位置からレイヤーを入れ、後頭部のウエイトを低めの位置に持ってくることで、極端なくびれが出ず、ウルフだけれど女性らしさを出しているのがポイントです。

 サイドから襟足のラインも一直線ではなく、細かく差をつけ毛先が首に沿うような柔らかい毛流れになっている点も、女性らしさを感じさせるポイント。

 個性を出しつつ、柔らかさや色香もまとえるスタイルです。

オーダーとスタイリングのポイント

 フロントからサイドは均一の長さで、バックはウルフベースのカット。マッシュとウルフをミックスしたようなイメージに。後頭部は耳中間から下くらいの、低めの位置から軽くレイヤーを入れ、強くくびれないようにする。毛先は一直線ではなく、サイドにかけて長さに変化をつけ首に沿うように。

 スタイリングは、オイルを全体に塗布し、コームでとかしてなじませながら表面にツヤを出す。ハリが強い直毛や、逆にうねるようなくせ毛で面の均一さを出しにくい場合は、表面の毛をストレートアイロンで伸ばしつつ、下方へ軽く引きながら、やや丸みが出るようスタイリングを。

YANAGI’s Point

 ウルフカットを「いかにハードにならないよう、女性らしく見せるか」をテーマに、後頭部のウエイトの位置を低くしています。ウエイト位置が高くハイレイヤーで、ボトムが軽いウルフだと、80年代風やロックテイストに寄るのでちょっとハードになるのですが、ウエイト位置を下げるだけでくびれ感が弱まり、女性っぽさもあるスタイルに。モデルの方は直毛ですが、くせ毛の方がくせを活かしてこのカットをしても可愛いと思います。

#4 甘さ控えめ、クールでシャープなミニボブ


甘さ控えめ、クールでシャープなミニボブ。

 わずかにあご下くらいのレングスの、定番ストレートボブスタイル。カット後に毛先が真っ直ぐ揃う「ブラントカット」でカットします。フラットに収まるよう、毛先にラインを残しながら中間で毛量調整をしています。甘さ控えめで女性らしい大人のシンプルスタイルです。

 モデルの方は、クールな雰囲気でウエットめの質感を希望しているため、スタイリングが肝。バームとオイルを1:1で混ぜ、かき上げるようにしながら全体に手ぐしでなじませ、その後全体と表面をストレートアイロンで整えます。

 甘さは入れない、大人の女性に似合うシンプルスタイルです。

オーダーとスタイリングのポイント

 あごと同じか、やや下くらいのレングスで、前髪も作らないボブに。毛先は厚みを残すようにし、毛量が多い場合は中間の毛量を調節し、全体のラインを残し、フラットなシルエットを作る。インナーカラーにはシアーなベージュ、全体は7~8レベルのアッシュブラウンに。

 スタイリングは、まずストレートアイロンで伸ばしながら整える。毛先をわずかに、アイロンで外に押し出す程度のラインを作り、内巻きにならないようにして散らす。その後、オイルとバームを1:1くらいの割合で混ぜ、全体に手ぐしでなじませる。

YANAGI’s Point

 シンプルなボブなので、モデルの方は、ツヤを出してクールな雰囲気に仕上げていますが、耳にかけてオールバックっぽく、逆に軽く巻いて柔らかい雰囲気に、などスタイリングによっていかようにも雰囲気を変えられます。くせ毛やハリが強すぎる直毛の方でも、事前に髪質改善のトリートメントをするなどの方法が色々とあるので、髪質だけであきらめずに相談してください。

#5 “顔周りデザイン”とラウンドバングで今っぽく!


“顔周りデザイン”とラウンドバングで今っぽいスタイル。

 前髪ありのボブに、顔回りカットをプラスして新鮮な表情に変身させたスタイル。

 顔回りにレングスに差をつけた切り込む部分を作ることでぐっと新鮮な印象になり、また立体感が出て小顔効果にもつながるので、シンプルボブやミディアムにちょっと飽きた人が印象を変えるのにオススメです。

 さらに、計算されたラインを描くラウンドバング(前髪)も大きなポイント。ラウンドバングはいわゆるパッツン前髪よりも横幅が広く、またサイドの髪へゆるやかに角度を下げながらつなげているので、小顔で柔らかい印象に仕上がります。

 エッジィ過ぎず、ほどよくトレンド感のあるスタイルを探している人にオススメ。

オーダーとスタイリングのポイント

 前髪ありで、肩に付くか付かないかくらいのレングスのボブに。毛先はしっかりラインを残して、顔周りはリップラインで切り込みを入れ、ベースの角を落とし、ラインのあるフェイスラインを作る。前髪は横幅広めのラウンドバングに。スタイリングは、ストレートアイロンかコームで表面にツヤを出しながら整えてから、オイルを全体になじまる。

YANAGI’s Point

 幅が広めのラウンドバングは大人の女性にも意外にトライしやすく、オススメ。通常のパツッとカットする前髪よりも横幅が広く、サイドにかけて少しずつ角度が下がるデザインが加わるので、横顔の印象が変わるしお洒落感も出ます。

このヘアスタイルを担当したのは……
Srawディレクター・柳 亜矢子さん

2006年、broocH(ブローチ)の立ち上げに参画。2021年7月、代官山に「Sraw」をオープン。サロンワークだけでなく、美容アイテムの商品開発にも携わる。
Instagram:@ayakoyanagi

【協力】Sraw

https://brooch.jp/sraw/

文=斎藤真知子

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