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大災害のニュースに不安… 保険の基本をおさらいしよう! 風水害や雪害と損害保険

ファイナンシャルフィールド / 2024年1月19日 10時0分

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例年、夏になると「経験したことがない豪雨によって川があふれて、自宅が水につかってしまった」というニュースを耳にすることがあります。また、いまは冬ですが、「雪かきが間に合わず、さらに積雪に見舞われ、自宅が倒壊してしまった」というニュースを聞くことがあります。これらの風水害や雪害などといったいわゆる自然災害に対して、損害保険はどのように役に立つのでしょうか。本記事で解説していきます。

自然災害と車の保険

まずは、自然災害と車の保険から見てみましょう。
 
自賠責保険の加入は、車検とともに義務となっています。しかし、自賠責保険は対人補償のみで自然災害は対象になりません。では、所有している車が自然災害によって被害を受けたときに、車の保険からどのような補償を受けられるのでしょうか。
 
車両保険の契約があれば自然災害のうち、風水害や雪害による被害も対象になる可能性があります。もっとも、車両保険も対象となる事故の範囲が限定されている場合などがあり、契約のタイプによっては風水害や雪害による被害が対象にならない場合もあります。
 
なお、自然災害のうち、地震・噴火・津波は原則として車両保険の対象外ですが、車両保険の特約によって地震・噴火・津波の被害を対象にできる場合もあります。
 

自然災害と火災保険

火災保険では、文字通り火災による被害を保険事故とする保険ですが、火災だけでなく、自然災害のうち風災・水災・雪災・落雷などの風水害による被害を対象とする商品もあります。
 
なお、風水害や雪害による被害について、被害の金額が「一定の額を超えれば保険の対象とする」保険もあります。つまり、火災保険のご契約のある方は、風災害や雪害がどのようなときに(具体的に被害の額がいくらなら)保険の対象となるのかを確認したほうがよいでしょう。
 
なお、自然災害のうち、地震・噴火・津波による被害については地震保険の対象となり、火災保険は対象外です。この機会に地震保険について、検討してもよいかもしれません。
 

自然災害とけがの保険(傷害保険)

けがの保険は、台風や洪水などによる風水害によってけがをした場合、保険の対象となります。しかし、地震・噴火・津波等でけがをした場合、けがの保険は対象外です。保険会社によっては、特約を付けることで、地震・噴火・津波によるけがを対象にできる場合もあります。
 

まとめ

冒頭に述べたように、「これまでに経験したことがない天災だった」というニュースが、シーズンごとに聞かれるようになりました。これを機会に、損害保険に加入するか否かを検討したり、契約済みの損害保険の契約内容を確認したりするなど、見直しをしてみることをお勧めします。
 

出典

一般社団法人日本損害保険協会 自然災害(風災・水災・雪災等)を補償する損害保険
 
執筆者:大泉稔
株式会社fpANSWER代表取締役

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