22歳日本人MFの株が急上昇 ビッグクラブ注目で英メディアが“緊急特集”「大型移籍遠くない」

■スカウト訪問報道から欧州で注目度が急上昇

　デンマーク1部ブレンビーIFのMF鈴木唯人は、直近6試合で6ゴール4アシストと絶好調でビッグクラブからも注目を浴びている。現地時間4月28日のプレーオフ・グループA第5節ノアシェラン戦（1-1）で先制ゴールをマーク。欧州で去就報道が過熱するなか、英メディア「Football Transfer」では鈴木特集がされている。

　22歳の鈴木は昨夏、清水エスパルスからブレンビーへ4年契約で加入。昨年10月のリーグ第10節ビドゥビレIF戦（3-0）で移籍後初得点をマークすると、第13節ノアシェラン戦（2-1）で初スタメンを勝ち取り、徐々にプレータイムを伸ばしてきた。レギュラーシーズン最終戦となった第22節シルケボーIF戦（4-1）でハットトリックを達成すると、プレーオフラウンドでは4試合2得点4アシストの活躍でノアシェラン戦を迎えた。この一戦でもGKとの1対1を制して、ゴール左隅に流し込んで、直近6試合で6ゴール4アシストとした。

　絶好調の22歳MFはデンマークメディア「Bold.dk」によりマンチェスター・シティやリバプール、レアル・ソシエダ、アヤックスなど12クラブが視察に訪れたと報道された。欧州で一気に注目度が増しているなか、英メディア「Football Transfer」では「鈴木唯人とは？リバプールとマンチェスター・シティが注目する日本人アタッカー」と個人の特集がされている。

「鈴木唯人は2023-24シーズンのデンマークでのパフォーマンスで感銘を与えた。日本のユース代表選手はデンマークのトップリーグで最もエキサイティングな才能の1人となり、リバプール、マンチェスター・シティ、トッテナムなど多くの欧州のビッグクラブが22歳選手に注目している」

　右利きながらも左足の精度も高く「スキルに優れた両利きのブレンビー出身のアタッカーは遅かれ早かれ日本代表のトップチームに食い込むことは間違いないし、大型移籍もそう遠くないかもしれない」と、分析した。

　ポジションや鈴木の経歴、フランスでは3試合出場で清水に戻ったものの、すぐに欧州移籍を実現させた点なども伝えられた。

　鈴木に対しては「ストライカーのポジションでプレーしているにもかかわらず、伝統的なストライカーではないという事実からリーグで最も興味深い選手の1人となった。素早く、巧みで、両足が得意な鈴木の強みは攻撃的な本能だけではなく、技術力とその動きである」と特徴が述べられていた。その注目度は欧州でもますます高まっているようだ。（FOOTBALL ZONE編集部）