「みなさんをヒヤヒヤさせましたが」 大岩監督、U-23アジア杯2度目の優勝に喜び「苦労した」
FOOTBALL ZONE / 2024年5月4日 2時46分
■日本はウズベキスタンに1-0で勝利
U-23日本代表は現地時間5月3日、パリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップの決勝戦でウズベキスタンと対戦。後半アディショナルタイムにMF山田楓喜が決勝点を挙げ、1-0で勝利して2度目の大会制覇を果たした。大岩剛監督は試合後のフラッシュインタビューで、「全員で戦ってきましたので大いに喜んでパリ五輪に向かいたい」と喜びを語った。
日本は前半7分、FW藤尾翔太がルーズボールを追った際にDFイブラヒムカハイル・ユルダシェフと接触。左肘が相手の顔面付近に当たる形となり、藤尾にイエローカードが提示された。さらに、前半16分にはFW細谷真大がMFアブドゥラウフ・ブリエフにプレスをかけた際に足がかかって倒してしまい、イエローカードをもらい、ウズベキスタンに押し込まれる展開が増えた。
日本は前半28分にFW佐藤恵允が放ったシュートがこの試合最初で前半唯一となり、なんとか無失点で前半を終えた。
後半に入ると、日本はボールロストが増え、ウズベキスタンにカウンターを受けるシーンが多発。そのなかで後半17分、FW平河悠とFW荒木遼太郎を投入して勝負を懸ける。
後半29分、日本は途中出場のMF川崎颯太のクロスにMF山田楓喜がファーサイドでヘディングを試みるも、シュートは枠に飛ばせなかった。
0-0で迎えた後半アディショナルタイムは11分。そのなかで同1分、MF藤田譲瑠チマの縦パスを荒木がヒールで流すと、山田が左足シュートをゴール右隅に流し込み、待望の先制点を奪った。
その後、PKのピンチがあったが、GK小久保玲央ブライアンが見事にセーブ。これをしのいだ日本が1-0で逃げ切り、2016年大会以来の優勝を飾った。
大岩監督は試合後、「ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。
「非常に厳しい試合で選手たちがよく頑張ってくれた。全員で戦ってきましたので、大いに喜んでパリ五輪に向かいたい。(苦労したこと?)全部ですね。苦労しました。でも選手たちがよくやってくれました。国民のみなさんに心配させたりヒヤヒヤさせましたが、アジア王者としてパリ五輪に迎えるので、また背中を押してもらえればと思います」(FOOTBALL ZONE編集部)
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