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[特別対談]U-19代表FW小川航基×MF堂安律「“今の俺たち”を成長させていく」

ゲキサカ / 2016年12月6日 15時47分

堂安「試合に勝った後も、そういう話をしたよね。小川くんとは食事会場の席が近かったので、『俺らヤバいな』という話をしたのを覚えています」

――ただ、0-0で迎えた後半開始直後に小川選手が先制点を奪います。あの1点は大きかったのでは?

堂安「予選のラオス戦のときもそうでしたが、小川くんはチームが苦しいときにゴールを決めてくれるんですよ。チームとしても本当に楽になって、メンタル的にも落ち着いたし、さすがだなと感じましたね」

――小川選手自身は、「俺が決めてチームに勢いをもたらしたい」という気持ちは?

小川「苦しいときにゴールを奪うというのを、高校時代から自分のテーマとして掲げてきました。チームが一番点がほしいときに決めるのがストライカーだと思ってやってきたので、そういう状況、そういう場面で結果を残せているのは自分にとっても自信になりますが、チームメイトの力があってこそだと思っています」

堂安「やっぱり、自然とボールを集めたくなる選手なんですよ。僕は出し手ですけど、良い動きをしてくれるのでパスを出したくなる。本当に皆が一番見ている選手なんじゃないかなと思います」

小川「自分もチームメイトに結構要求しているよね。『自分がこう動いたら、ここに出してほしい』というのを皆に伝えているので、そういう積み重ねが得点という形に表れていると思います」

堂安「俺も『こう動いてほしい』と伝えていますが、準々決勝のタジキスタン戦(○4-0)の先制点なんかは意思が合ったゴールだったと思う。中東の選手はボールウォッチャーになることが多く、小川くんとは『ゴール前に入ってこんと、止まっていてくれ』という話をしていて、ファーサイドに合わせるだけのボールを送ればチャンスになると思っていた」

小川「相手がボールウォッチャーになって、自分のことを見ていなかったからね。律と目が合ったかは分からないけど顔を上げたのは見えたので、『これは絶対に来る』と思って準備していたし、実際に良いボールが来たので自分は合わせるだけだった」

――タジキスタン戦では堂安選手も鮮やかな大会初ゴールを奪いました。

堂安「グループリーグで得点がなくて、ストレスが溜まっていましたね(笑)。ただ、ゴールが決まってうれしいというよりも、『やっとチームのために何かできた』という気持ちの方が大きかった。『俺がやるぞ』ということは考えず、チームが勝つためのプレーをすることしか考えていなかったのが、良かったのかなと思います』

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