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[特別対談]U-19代表FW小川航基×MF堂安律「“今の俺たち”を成長させていく」

ゲキサカ / 2016年12月6日 15時47分

堂安「あっ、あの試合か」

小川「ベンチで練習試合を見ていたら、藤谷(壮=神戸)が『堂安さん行った、堂安さん行った。あっー、堂安さんだー。ドゥーアン行ったよ!!』みたいな(笑)。分かります? 『エグい、エグい、ドゥーアン!!』って(笑)。確かにものすごいプレーで、『こいつヤバいな』って思った。それが最初に抱いた印象だったかな」

堂安「でも、そのとき、俺はサブ組ですからね。前後半45分で分かれていて、小川くんはスタメン組だったよね」

――年齢は小川選手が一つ上になりますが。

堂安「年齢は関係ないですよ。役割は違うかもしれないけど、小川くんが試合中に点を取っていれば、悔しい思いもあります。年上やけど、一年後に小川くんのようになっていたいという考えではなく、一緒にピッチに立っているので負けられない。ライバルですよ」

小川「律は年齢では一つ下だけど、プロデビューしたときの試合(ACLのソウル戦)をテレビで見ていて、年下に見えなかった。それは皆が思うところだし、年上だろうがガツガツ行く。そこは強みだと思う」

――今年は2人にとってプロ1年目でしたが、振り返ってみていかがでしたか。

小川「自分はリーグ戦の出場がなかったし、厳しかったですよね。今までのサッカー人生でベンチ外というのは、あまり経験したことがなかったので、なかなか試合に出られない悔しさがあった。今までの積み重ねを断ち切られるというか、折らされたというか。心が折れるということはなかったけど、プロの貫禄を見せ付けられた気がします」

堂安「俺は想定内だったかな。目標はもちろんJ1でスタメンで出ることだったけど、J3で実戦を積むのが一番だと思われているとは感じていたから、まずはJ3で結果を残そうと思った。イメージどおりに結果を残せたし、二ケタ得点の目標は達成できた(21試合10得点)から。でも、後半戦は宇佐美(貴史)くんが移籍して、攻撃の選手が一つ空いたということでJ1で出場機会も得られましたが(3試合で25分間出場)、もっと出場時間がほしかった。もちろん悔しさはあるし、満足なんてしていない。J3で結果を残せて、想定内の1年だったとは思うけど、全然マックスではないですよ」

小川「エコパでの試合(J1第2ステージ第8節磐田対G大阪)では、途中から出てきた律がアシストを決めて、自分は『いつもどおりだなー』と思ったけど、周囲から『あいつ、スゲーな』と言われてやっぱり悔しさもあったし、『俺も試合に出たい』という気持ちが強くなったよ」

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