[J-VILLAGE CUP U-18]24年の主役候補が掲げる日本一と違いを作ること。神村学園MF名和田我空「悔いのないようにやり切って、これからの人生を...」

―日本高校選抜活動時にJヴィレッジで震災学習を受けたということですけど、地元の人と接して感じたことや学んだことを教えて下さい。
「地震があって、本当苦しい中でも、こうやって、本当に小さな街かもしれないですけど、ほんとに復興しようと、元気づけようと、ほんとに前を向いてる(とみおかワインドメーヌの)遠藤さんや細川さんの言葉は自分にとっても凄く心に来るものがありましたし、ほんとにネガティブなことをあんまり言ってなかったっていう印象があるので、自分も苦しい時期っていうのはたくさんありますけど、いかにポジティブに声を掛けて、ほんとに自分にも厳しく、周りの選手にも厳しくして、今年、どうやってチームを引っ張っていくかっていうのを常に考えていきたいなって思います」

―サッカーだけでなく、色々な人と関われる良い機会に。
「そうですね、ほんとにこの苦しい時に前を向くっていうのは、簡単なことじゃないので、ほんとに一人の人間として凄く尊敬できるなっていう部分もありました」

―今年、インターハイはこのJヴィレッジで行われる。
「環境もいいですし、凄く近くにホテルもあって、グラウンドもたくさんある。その中でコンディションっていうのは自分たちで整えられるので、こういうほんとに恵まれた環境でやれるっていうのはありがたいですし、その中でほんとに神村学園が日本一になれるように頑張りたいです」

―食事も美味しかった。
「美味しいですし、おかわりも自由なので。たくさん食べれる。高校生にとってはいいのかなと思います」

―2024年シーズンの目標を教えて下さい。
「何度も言ってますけど、やっぱり日本一になりたいです。自分たちの代でっていう思いは強いので。その分、苦しいこともありますけれど、それもラスト1年なので、自分はほんとに悔いのないようにやり切って、これからの人生歩んでいきたいので、ここでほんとに日本一を取って、悔いが残らないように終わりたいなっていうのはあります」

―自分を追い込む1年。
「ほんとに体作りもしますし、チームのこともありますし、やっぱりチームを離れることが自分は多いので、その中でもいかに、常に気にかけて、本当にチームのこと考えて、今年1年は行動しないとなっていうのがあります」

―プレーヤーとして、自分の見て欲しいところと、チームとして見て欲しいところをそれぞれ教えてください。
「自分のプレーで見て欲しいところは、今年は引っ張る姿勢だったり、チームのために献身的に戦う部分を見て欲しいですし、それプラス、自分の武器であるゴール前の質とか、シュート、ドリブルだったりパスの質はこれまで以上にレベルアップして、ほんとに試合で1試合1試合違いを作れるように頑張りたいです。チームとしては、本当にうまいだけじゃなくて、戦えるチームを目指してるので、その中でどれだけこの1年で成長できるかっていうのを見て欲しいなっていうのは思います」

―最後に、個人としての将来の目標を教えてください。
「ワールドカップで中心選手として出場して優勝することと、やっぱり欧州のリーグだったり、チャンピオンズリーグで自分は得点して優勝したいっていう思いがあるので。まだまだ高い目標なので、ほんとにそれに向かってまだまだレベルアップできるように頑張りたいです」

(取材・文　吉田太郎)