U-23日本代表“復帰”の馬場晴也、ウクライナ戦は「チャレンジしてなんぼ」経験豊富なDFは攻守の起点を目指す
ゲキサカ / 2024年3月25日 16時19分
目の前の試合ですべてを出し切り、パリオリンピックへの道をつないでいく。U-23日本代表DF馬場晴也(札幌)は25日のU-23ウクライナ代表戦に向けて「(最終予選に)いい流れでいきたい。勝利を目指すなかで、いい内容とともに相手を圧倒して勝てることが一番いい。そこに向けて自分が何ができるかをうまく整理して試合に臨みたい」と意気込みを語った。
22日のU-23マリ代表戦で、U-23日本代表は先制点を奪ったものの1-3と逆転負けを喫した。ベンチから見守った馬場は、ピッチ外から全体像が見えたからこそのわかったことを語る。「もう少し自分たちが保持する時間をうまく使って試合を進めていければ、ああいうことはなかったかもしれない」と振り返った。
チームは後方からのビルドアップにも苦戦した。馬場が出場した場合は、自らが最後方でその役割を担う。「自分一人ではどうしようもできないことなので、味方を動かしながらSBと後ろで作るだったり、ボランチで作るだったり、うまく使い分けてやっていければ」。挙げた複数のポジションは、東京ヴェルディ時代も含めてクラブで経験してきた。だからこそ、それぞれの場所で培ったものがある。
「自分がCBで入ったときは、たとえば右SBがどこにいてほしいとか、ボランチだったらボランチがどこにいてほしいとか。コンサに行ってからより高められたところ。ほかのポジションをやったからこその理解は増えた」。そう語る馬場はひさびさの常連メンバーとの代表戦になる。「やってみないとわからないけど」と口にしながらも「生かせるところだと思う」と力を込めた。
大岩剛監督体制の発足当初からのメンバーだったが、2022年11月以降は3度の招集から漏れた。「自チームで自分がやれることをやる。そこをうまく見てもらえればいいと思ってやっていた。そっちに意識は持っていかなかった」。23年9月に行われたアジア競技大会では、大学生中心のメンバーに代表経験豊富な馬場が加わった。だが、韓国に敗れて準優勝。「結果も内容もちゃんと負けていた。ふがいない思いが強かった」と思いを吐き出した。
4月のU23アジアカップはパリ五輪アジア最終予選を兼ねた大会。それを控えた直前の活動に、馬場が再び招集された。「チームでずっとやり続けただけなので、それがうまく出たかなという感じ」。最終予選メンバー入りに向けたアピールの場。ようやく再びスタートラインに立った馬場の表情に喜びはまだなかった。
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