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白きくらげで「水」を補って乾燥を防ぎドライマウスを改善【健康長寿に役立つ高齢薬膳】

日刊ゲンダイ ヘルスケア / 2024年4月19日 9時26分

 また、白きくらげは美肌に絶大なパワーを誇る食材でもあります。70歳を過ぎても10代のような肌を保ったという西太后や、かの楊貴妃が欠かさずに食べていたといわれています。肌にたっぷりと潤いを与えて乾燥を防ぎ、シワの改善に威力を発揮するのです。さらに、ホルモンバランスの調整にもよく、更年期の女性にもおすすめです。

 白きくらげの調理は、黒きくらげ同様、乾燥品を水で戻して加熱すればOK。クセがないので、サラダ、スープ、炒め物などに幅広く使えます。デザートに使うのもおすすめです。ハチミツなどで甘みをつけ、フルーツ、ヨーグルトなどと一緒にどうぞ。また、じっくり1時間程度とろとろになるまで煮込むと、もっちり、とろりとした食感になり、より美味しくなるので、ぜひお試しください。

 白きくらげのドライマウス改善効果を高めるには、同様に体内に潤いを与える、ヨーグルト、牛乳、豆乳、豆腐、松の実、ハチミツなどと組み合わせるとよいでしょう。

 また、老化をつかさどる「腎」とよばれる臓器の働きが衰えると、関係が深い「唾」に不調が現れやすくなります。腎を強化するクコの実、黒豆、ブドウなどを合わせて取り入れるようにするとよいでしょう。

■白きくらげ高齢薬膳レシピ

白きくらげの潤いデザート

 体内に潤いを与える白きくらげと、同様の働きを持つヨーグルト、ハチミツ、腎の働きを強めるクコの実を組み合わせたレシピ。美肌にもおすすめ。煮込んでプルプルになった白きくらげとヨーグルトの相性はぴったりです。

【材料】2人分
●白きくらげ(乾燥) 4g
●ヨーグルト、クコの実、ハチミツ 適量

【作り方】
白きくらげはたっぷりの水に30分程度ひたしてもどす。鍋に白きくらげ、水4カップを入れて加熱し、沸騰したら40分~1時間程度とろりとするまで煮る。器に盛り、ヨーグルト、クコの実をのせ、ハチミツをかけて食べる。

(池田陽子/薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト)

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