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大谷の「新・代理人枠」狙い大物エージェントが虎視眈々…争奪戦勃発は待ったなし

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月18日 9時26分

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大谷と「ワッサーマン・グループ」代理人のジョエル・ウルフ氏(C)ロイター/USA Today Sports

 ドジャース大谷翔平(29)の元通訳・水原一平氏が引き起こした前代未聞の賭博醜聞および不正送金問題は、大谷の代理人のネズ・バレロ氏を筆頭とする「チーム大谷」の脆弱な危機管理体制が原因だ。米国内では「大谷がバレロ氏をクビにして、別の代理人と契約するのでは」という見方が出てきている。(【前編】からつづく)

  ◇  ◇  ◇

 そこで、大谷の新たな代理人に浮上しているのが、大手エージェント事務所として知られる「ワッサーマン・グループ」である。

 ケーシー・ワッサーマン氏が代表を務める同事務所は本塁打王3度のカージナルス・アレナド、最優秀救援2度のメッツ・ディアスらの有力選手とクライアント契約。日本人選手ではドジャースの山本由伸、パドレスのダルビッシュ有、カブスの鈴木誠也、メッツの千賀滉大、16日にDeNAへの復帰が正式に決まった筒香嘉智(前・米ジャイアンツ)らを顧客に抱え、昨年のWBCに日本代表で出場したカージナルスのヌートバーも契約している。MLB以外にも米プロバスケットボールNBAレイカーズ・八村塁も顧客に名を連ねるなど、日本人選手のマネジメントに豊富な実績と経験も持っている。

 その「ワッサーマン」きっての敏腕として知られるのが、山本由伸の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏だ。昨オフ、山本の投手史上最高額となる12年約460億円の超大型契約をまとめたスーパーエージェントのひとり。昨年12月にプロスポーツ史上最高額の10年1000億円超の契約を結んだ大谷の代理人にふさわしい人物であることは確かだ。

 大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言った。

「ワッサーマン・グループは多くの有力選手を顧客に抱え、クライアントとの契約規模は、スコット・ボラス氏が率いる“ボラス・コーポレーション”に次いで2位と、米プロスポーツ界では絶大な影響力を持っている。山本以外にも、ドジャースにはグラスノー、K・ヘルナンデス、トラメル、ハドソンらの顧客がおり、球団とのつながりも深い。昨オフのFA市場の目玉左腕だったモンゴメリー(現ダイヤモンドバックス)のようにボラス氏から『ワッサーマン』に乗り換える選手も少なくありません。バレロ氏のもとですでに10年契約を締結したとはいえ、年間の副収入がMLBトップの98億円超とも言われる大谷には新たなスポンサー契約も見込めるだけに、ワッサーマン側としても顧客に加えたいのは間違いありません」

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