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高配当株探しの基本…「配当利回り3%以上」より、若干条件を緩めてチェックすべき理由【著名FPが助言】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月30日 13時15分

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(画像はイメージです/PIXTA)

老後資金はいくら準備しても不安が募るもの。だからこそ、「配当金」という不労所得が得られる、高配当株投資にチャレンジしましょう。ここでは、よい銘柄を探すためのチェックポイントを紹介します。※本記事は、著名FPの頼藤太希氏・高山一恵氏の共著『マンガと図解 50歳からの「新NISA×高配当株投資」』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。

まず最初にやるべきは「配当利回り」をチェック

配当利回りは、最初にかけるフィルター 

まず、配当金について見る際に最も注目されるのが「配当利回り」です(記事『配当金がもらえる・老後生活の不安が減る〈高配当株投資〉ってどんなもの?』参照)。これは配当金が株価の何%を占めるかを表したもので、一般的に3%以上あると高配当株といわれます。

しかし、配当利回り3%以上を条件にすると、選べる銘柄はかなり数が減ってしまいます。配当利回りが3%に近い優良銘柄を見つけるために、配当利回り2%以上を条件に検索すると、選ぶ銘柄の幅が広がります。2%以上3%未満の配当を出す企業としては、例えば、2023年6月に株式分割して投資がしやすくなったNTTが2.65%、投資家の人気が高い花王が2.65%と、3%に近い水準で推移しています。

ただし、配当利回りだけで銘柄を選ぶことは禁物です。その計算の性質上、例えば業績が下がって株価が下がっているときは配当利回りが上がるためです。つまり、配当利回りが高い銘柄は不人気銘柄という可能性も高まります。配当利回りは銘柄選びの最初のフィルターとして用いるのがよいでしょう。

配当金が「増配」「横ばい」の企業を探す

維持・増配の銘柄を選ぶ 

配当金と企業の業績の間には、非常に密接な関係があります。

一般的な傾向として、業績がよければ配当金は増額され、逆に悪化すれば減額されます。そのため、毎年出される配当金の推移は、その企業が毎年しっかりと利益を出し続けられているかどうかを示しているともいえます。

1株あたりの配当金が前年より増えた状態を「増配」、逆に減った状態を「減配」といいます。なかでも配当金が毎年連続で増配している株を「連続増配株」と呼び、高配当株投資を行う上では欠かせない銘柄です。企業の業績が右肩上がりで成長しているがゆえに連続増配が可能であり、安心して持つことができるでしょう。

また、増配はしていなくとも減配しておらず、配当金の推移が横ばいになっている銘柄は、安定した経営が続いているといえます。配当金が増配、または横ばいであることを条件に探すと、配当利回りだけでは見つけられない、今後有望な銘柄を見つけることができます。

頼藤 太希 株式会社Money&You 代表取締役

高山 一恵 株式会社Money&You 取締役

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