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日向坂46、メンバー全員の話し合いで生まれたグループの変化とは

クランクイン! / 2024年3月2日 11時0分

(左から)日向坂46・富田鈴花、上村ひなの、藤嶌果歩、佐々木久美

 バラエティ、ライブで活躍する日向坂46。彼女たちの魅力を凝縮した特別番組『大好き日向坂46!! 歌も笑いも全部まとめて生配信 おひさまと一緒にひな祭りSP!!』が3月3日、映像配信サービス「Lemino」(NTTドコモ)で無料生配信される。収録スタジオやステージで常に全力で挑むメンバーの心には、バラエティ番組やライブに懸ける特別な思いも。一期生でキャプテンの佐々木久美、二期生の富田鈴花、三期生の上村ひなの、四期生の藤嶌果歩に、バラエティ現場での立ち回りや、そこでの活躍に一目置く同期メンバー、全員での話し合いを経て生まれたというグループの変化を聞いた。

■四期生・藤嶌果歩は家族で「大喜利」の特訓

――バラエティでの活躍を語る上で欠かせないのが、お笑いコンビのオードリーさんがMCを務めるレギュラー番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京/毎週日曜25時5分)です。大喜利力を求められたり、体を張ったりと、さまざまな企画に挑戦していますが、収録に懸ける思いは?

佐々木:自分はまだまだと思うときが、たくさんあるんです。でも、オードリーさんやスタッフさんが愛を持ってメンバーを見守ってくれますし、とにかく全力で取り組んでいます。「この話題では目立てないかも…」と思っても、一言ボソッとつぶやいたり、ひな壇からのガヤを頑張ったり。オンエアで採用されるときもあるし「ここは使われるんだ」と発見しながらの積み重ねで、常に番組を盛り上げたいと思っています。

富田:二期生は加入7年目で、慣れもあって、ガヤが少し落ち着いてきたかなとは思ったんです。でも、年末にメンバー同士の話し合いがあり「みんなでガヤを頑張ろう」と、新たに一致団結しました。初心を忘れず、身近な場所であるレギュラー番組を大事にするために、ガヤが少ないときほど声を出そうと心がけています。

上村:未熟ながらも、積極的な発言は大切にしていて。声を張るのは苦手なんですけど勇気を出して、普段の10倍ぐらいの声で発言しています。勇気を持っての発言は外番組でも求められますし、レギュラー番組で鍛えていただいている感覚です。自分にとっては学校のようで、失敗しても温かく見守ってくださる安心感がありますし、外番組でもちょっとずつ声のボリュームを上げられるようになりました。

藤嶌:加入当初はうまくいかないことばかりで、収録のたび、スタッフさんから「先輩の姿を見て学ぶんだよ」と教わっていたんです。先輩方はエピソードトーク、ガヤの入れ方がお上手で、見て学んでいます。あと実は、お正月に実家へ帰省したとき、レギュラー番組の収録に備えて家族で大喜利の練習をしました。たまに、同期でも集まってやっているんです(笑)。

富田:すごい(笑)。実家では、誰が「やろう」と言い出したの?

藤嶌:私です。周りにあるモノを使った「モノボケ」を練習しました。

上村:ストイック(笑)。

藤嶌:(笑)。大喜利への苦手意識があったんですけど、いざやってみたら楽しかったんです。バラエティが「楽しい」と思える、きっかけになりました。

――着々と成長する藤嶌さんに限らず、メンバーそれぞれの個性はグループの魅力です。各期のメンバーがそろっていますが、それぞれ思う「バラエティで一目置く同期メンバー」は?

佐々木:一期生では(佐々木)美玲です。周囲を笑顔にする笑顔を浮かべるし、パッと出る一言が予想外で、バラエティのセオリー通りじゃないんです。みんなが好きになる存在ですし、かわいくて面白くて、憧れます。

富田:河田(陽菜)と丹生(明里)は二期生の中でも、バラエティへの向き合い方が自分とは正反対なんです。飛び道具的ではありつつ、一般的な価値観も持ち合わせていて、対応が柔軟。本人たちは無意識かもしれないけど、常識はありながら外せるところは外せますし、バランスの取り方が上手です。

上村:三期生で特に面白いのは森本茉莉。ありえないエピソードを、たくさん持っているんです(笑)。「生きていて、そんな面白いことある?」と思える出来事が日常的に起きているメンバーですし、一緒にいても楽しくて、レギュラー番組でも発揮しているので「いいぞ。もっとやれ!」と、陰ながら見守っています。イジられキャラとして愛されていて、同期として誇らしく、大好きです。

藤嶌:面白い子ばかりですけど、四期生では平尾帆夏が安定しています。いつでも上手に返せる、受け答えのしっかりした子で、頭の回転が速いんです。「よく思い付くな」と感じる言葉を瞬時に言いますし、うらやましいです。

■メンバー全員の話し合いを経て生まれたグループの変化


――バラエティの一方、もちろんライブでも活躍する日向坂46。ステージへ懸ける思いも語り合ったのか、一期生の佐々木さんはブログで、昨年は「メンバーみんなで悩むことも多かったけど その分みんなで話し合う機会も増えて より心の距離も縮まった一年だった」と振り返っていました。

佐々木:メンバー同士で、いつの間にか話し合う機会が増えたんです。以前は、同期で話す機会は多かったんですけど、昨年は“期”を超えて、メンバーが自然と意思疎通する機会が増えました。これまで知らなかったメンバーの考えも分かったし、みんなの熱い気持ちを知って、自分の刺激にもなりました。私の中でも「こうしていきたい」という選択肢が増えたし、グループでも似た変化が起きました。

――二期生の富田さんも、先ほど「年末にメンバー同士の話し合い」があったと話していました。

富田:昨年は特に、個々の活動で誰かがいない状況も多かったし、意思疎通しづらいと感じることはありました。でも年末に、全員そろって集まる機会をスタッフさんから頂いて、みんなの意外な一面にも気が付いたんです。それ以前のミーティングでは発言の少なかったメンバーが主張しているのを見てカッコいいと思ったし、負けてられないとも思いました。同期の金村(美玖)は、メモをしながら書記係をやってくれて(笑)。グループがあるからこそ自分も存在できるのを忘れないように、今は日向坂46の未来ばかりを考えています。

――三期生の上村さん、四期生の藤嶌さんにも変化が?

上村:私たちは後輩としての期間が長く、意見を出すより先輩の意見を自分たちで受け止めて、同じ方向へ付いていこうとしていたんです。でも、全員そろっての話し合いで「これからは、私たちも意見を出していかなきゃ」と気が付きました。三期生は4人と少数ですけど、グループ愛が強いですし、グループの土台を支える力強いメンバーになりたいと、最近は特に思います。

藤嶌:昨年は「何も貢献できてない」と思う時期もあったんですけど、12月の「新参者 LIVE at THEATER MILANO-Za」で変わりました。四期生だけで立つライブの成功を目標に突っ走って、結束力も高まったんです。私は「ライブをきっかけに何かが変わればいい」と思っていますし、その思いはこれからも持ち続けたいです。

――最後に、各期の思いが集結する4月のデビュー5周年公演「5回目のひな誕祭」に向けての意気込みを。

佐々木:デビュー(2019年3月リリース『キュン』)から「5年かぁ」と、しみじみ思います。ありがたいことに、周年ライブはたくさんのおひさま(ファンの愛称)と一緒に時間を過ごせる場所として毎年、開催させていただけているんです。でも、その場所も当たり前ではないし、おひさまが「一緒にお祝いしたい」という気持ちを大切に、今いるメンバーで最高に楽しいライブを作り上げたいです。

富田:年々、各期の色が濃く出るような楽曲を頂いて、曲のバリエーションも昔より豊かになったし、深みあるライブを続けていきたいです。周年ライブは特別ですし、年間で一番華やかなライブでもあるので、日向坂46らしさを楽しんでいただければ。舞台裏で「頑張っている」と伝えるのではなく、舞台裏で努力を重ねて、ライブで「カッコよかった」「キレイだった」「かわいかった」と言ってもらえるグループが私は好きですし、健康にも気遣いながら楽しく、日向坂46の良さをステージで出せればと思います。

上村:三期生は、期別曲で「三期生らしさが出てきた」と言われることが増えたんです。ポップでハッピーな曲は三期生ならではと思いますし、先輩方から学んだグループの根っこにある「ハッピーオーラ」を継承していけるよう、「ひな誕祭」でも頑張ります。これまでのライブでは、しんみりした曲から一気に空気を変えるように三期生の曲が始まるのも多かったし、4人でパワフルに。デビュー5周年の祝いの席ですし、シンプルに「みんなの心をハッピーに」を目標にします。

藤嶌:昨年の「ひな誕祭」では、四期生としての悔しさも多かったし、この1年で培ってきたものを発揮したいです。全員がいろいろな魅力を持っているので、そろって「アベンジャーズ」と言ってもらえるような、強い集団を目指す気持ちで、今年の「ひな誕祭」に挑みたいです。

(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:上野留加)

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