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東京・西麻布「WALL_alternative」でアーティストのNAZE氏など、2つの個展を同時開催

IGNITE / 2023年12月17日 22時0分

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アートや音楽、コミュニティの発信拠点で新たなアート体験を。

東京・西麻布にあるオルタナティヴ・スペース「WALL_alternative」では、12月20日(水)から12月28日(木)まで、NAZE氏による個展「Träumerei」と、平野泰子氏、西脇衣織氏によるグループ展「WALL SELECTION vol.2」を同時に開催する。

オルタナティヴ・スペース「WALL_alternative」

会場となる「WALL_alternative」はバーを併設しており、常時200本以上のナチュラルワイン・クラフトビールをはじめ、和牛コーンビーフを使用したサンドイッチなどのオリジナルメニューを提供している。

同時に、大人が夜にアートを楽しめるアートスペースや、アート・音楽を軸に新しいムーブメントが生まれる拠点、良質な出会いやコラボレーションが生まれるコミュニティとしての役割も持つ空間だ。

早速、今回同時開催する2つの個展を紹介していこう。

NAZE氏による個展「Träumerei」

NAZE氏はグラフィティカルチャーをベースに、ストリートからファッションシーン、現代アートの領域まで幅広く活動を展開するアーティスト。触覚的な筆致で描かれるドローイングやスプレー、廃棄物を用いたコラージュなど多彩な表現方法を持つ。

展示タイトルは国道246号沿いで作家が偶然拾ったキャンバスに描かれていたロベルト・シューマンの楽曲「Träumerei」から来ており、ドイツ語で夢見心地、夢を見るという意味を含んでいる。これまで夢や幻想を描き、また、絵を描く中で偶然を受け入れ制作することを大切にしてきたNAZE氏の作家性を表すタイトルと言える。

同展では、偶然拾ったキャンバスにNAZE氏が「Träumerei」を聴きながら描き重ねた新作の展示をはじめ、活動初期作品から未発表作品まで約30点の作品を7mの壁面にコラージュするように構成。また、展覧会初日にNAZE本人がライブペイントを行い、生まれた作品を展示する。

NAZE氏

さらに、個展初日となる12月20日(水)にはOPENING PREVIEWを開催。NAZE氏によるライブペインティングを見ることができる。

グループ展「WALL SELECTION vol.2」

さらに、NAZE氏の個展と同時開催するのは「WALL SELECTION vol.2」。

同展は、作品の根底で「風景」をテーマにしながらも、三原色を基調とした油絵具を幾層にも塗り重ね奥行きのある空間を描き出す作風で知られる平野泰子氏と、遺失物や廃棄物などからインスピレーションを受け、風化し続ける物事の中に残る魂の痕跡に注目しコラージュやドローイングを制作する西脇衣織氏、2名のグループ展だ。

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