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韓国大統領弾劾請願20万人超

Japan In-depth / 2019年5月29日 18時0分

朴槿恵前大統領は罪状確定前に弾劾裁判を受け、拘束されたまま数々の罪状を被せられた。元大統領の李明博氏も10数年前の疑惑を蒸し返され、長期間の拘置所生活を余儀なくさせられた。捜査を受けた前政権関係者は110人を上回り、4人が自殺した。「人権弁護士出身」と言われる文大統領によって、朝鮮王朝時代のおぞましい士禍(反対派への無慈悲な粛清・弾圧)がよみがえったのである。


文大統領は、保守の牙城とも言える国防部内の保守派を壊滅させるために、腹心を次官として送り込み実権を掌握させた。そして存在もしなかった「戒厳文書」をでっち上げ機務司令部(韓国軍の情報部隊)を解体・掌握した。


文大統領は、「不通(意思疎通ができない)大統領」と指弾された朴前大統領を意識してか、「準備を終えれば大統領府から出る。帰宅の時は市場に立ち寄り、市民と対話する」と言っていた。しかし実際は「帰宅時に市場に立ち寄る」こともなく、立ち寄ったと思えば自動小銃をちらつかせたボディガード付きだった。


「懸案は大統領自らメディアに説明する」などとも言っていたが、実際に会見を行ったのはこの2年間でたった3回だった。それも「国内の問題については質問を受けない」との条件付きである。国民との意思疎通のために青瓦台を光化門に移すと言っていたが、「リフォームの費用がかかる」「行政がやりにくくなる」などと言い訳し、結局この約束も破った。


 


■ 文大統領式「公正と正義」



▲画像 2016 文在寅氏(右から2番目)出典:The Minjoo Party of Korea


こうして文大統領の2枚舌と2分法の「ネロナムブル(私がするとロマンスだが他人がすると不倫)」行動(注1)は、いま韓国民の間で呆れられ笑いの種となっている。


文政権関係者は巨額の不動産投機をしても罪にならず、政敵の投機は罪となり、自分の側は偽装転入しても罪に問わず、相手側には同じ理由で懲役刑を言い渡し、自分たちは隔世贈与をしながら他人に対しては法律を作ってこれをできないようにした。


自分の子供は外国語高校に行かせ他人の子供は自律型私立高校にも行かせなかった。自分は家を2軒、3軒持ちながら、他人には自宅を売却しろと脅迫した。他人が作ったものはブラックリストだが自分が作ればチェックリストだと言い張り、自分たちがやった膨大なネットの「ねつ造書き込み操作」は問題とせず、他人がやったわずかな書き込み操作は違法と取り締まった。


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