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韓国大統領弾劾請願20万人超

Japan In-depth / 2019年5月29日 18時0分

自分たちは政府機関の金で海外に出張するが、他人は法人カードで1万2000ウォン(約1100円)使ったことを理由に追い出した。大統領は反日だが、その娘は日本の右派団体が設立した大学を卒業した。この大統領の娘による海外移住とそれに伴っての税金支出理由は今もって説明されていない。現実はこうだが、文大統領は就任演説で「公正と正義」を約束していた(朝鮮日報日本語版2019年5月12日)。


 


■ 文在寅こそ弾劾要件満たした大統領


一事が万事こうだから、外交では孤立し、国防では武装解除状態となり、経済は今年10年ぶりのマイナス成長(2019年1~3月期の国内総生産)を記録した。


こうしたことから一部大学生を中心とする青年たちは「全大協(過去の主体思想派学生団体名を皮肉って使った名称)」の名前で壁新聞を張り出し、「経済王 文在寅(経済を破綻させた)」「太陽王 文在寅(脱原発で太陽光発電を利権化している)」「寄付王 文在寅(金正恩に無条件経済支援する)」「雇用王 文在寅(所得主導成長論で雇用を破綻させている)」「外交王 文在寅(金正恩擁護のために米国、日本との関係を悪化させ、ヨーロッパからも疎んじられ、さらには中国、ロシアからも馬鹿にされている)」などと風刺し大反響を起こした。


 


■ 文在寅大統領の全ての失政原因は「金正恩第1主義」にある。



▲写真 板門店での南北首脳(2018年4月27日)出典:韓国統一省ホームページ


文大統領は「金正恩と恋人関係だ」「金正恩は誠実な人」「金正恩は非核化する決心をした」「金正恩は約束を守る」などと金正恩との関係を恋人に例え、金正恩を持ち上げ、南北連邦制を想定した「南側大統領」と自認してすべての政策を金正恩に従属させている。金正恩の機嫌を損ねるとして、脱北者の活動や北朝鮮人権団体の活動までも妨害し、2016年に制定された「北朝鮮人権法」とそれによって設立された「北韓人権財団」を眠らせている。


文在寅大統領は、今年の年頭記者会見でも「平和が経済だ」との持論を掲げ、金正恩政権との経済協力(経済支援)こそが経済成長をもたらすとの奇妙な成長論を披歴した。


2月末のハノイ米朝首脳会談で「金正恩に非核化の意思なし」と明らかになった後も、また金正恩から「仲介者などと出しゃばるな」と罵倒されても、そして韓国の防衛を根底から揺るがす「偏心軌道短距離ミサイル」を発射されても、それを弾道ミサイルと言えず「短刀ミサイル」と発音し国民から嘲笑を浴びても、ひたすら金正恩擁護を続けている。


文在寅大統領が行ってきた2年間の「金正恩第1主義」政策は、そのほとんどが韓国憲法に定めた大統領弾劾事由に該当する。韓国民が青瓦台(大統領府)への国民請願を成就させたのは当然の結果と言えるだろう。30日後になされる青瓦台の回答がいかなる内容となるのか興味深い。


 


注1)ネロナムブル


韓国語の「私がすればロマンス、他人がすれば不倫」の頭文字を取って作られた造語。ダブルスタンダードの代表的な表現。


トップ画像:文在寅大統領 出典:Korea.net


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