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大統領選でプラボウォ氏が勝利、アニス陣営は異議申し立て(インドネシア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年3月26日 13時25分

インドネシア総選挙委員会(KPU)は3月20日、2月14日に実施された大統領選挙(2024年2月15日記事参照)で、国防相を務めるプラボウォ・スビアント氏(グリンドラ党党首)と、ジョコ・ウィドド大統領の長男ギブラン・ラカブミン氏(中部ジャワ州スラカルタ市長)の組が当選したと発表した。

総選挙法2017年第7号では、「大統領と副大統領候補の組は、選挙で50%以上の票を獲得し、かつ、インドネシア全州のうち少なくとも半分以上の州で最低20%の票を得た場合に、大統領、副大統領に任命される」と規定している。

有効得票数1億6,422万7,475票のうち、プラボウォ氏の組は 9,621万4,691票(得票率58.6%)を獲得、2位のアニス・バスウェダン元ジャカルタ特別州知事とムハイミン・イスカンダル国民覚醒党(PKB)党首の組は4,097万1,906票(得票率24.9%)、3位のガンジャル・プラノウォ前中部ジャワ州知事とモハンマド・マフッド政治・法務・治安調整相の組は2,704万878票(得票率16.5%)だった。州別では、プラボウォ氏の組は全38州のうち、アチェ、西スマトラを除く36 州で勝利した。

プラボウォ氏は、ジョコ政権の路線継承を打ち出すなどして幅広い支持を獲得し、2014、2019年に続く3回目の大統領選への立候補で初当選した。プラボウォ氏はKPUの公表を受け、「インドネシアを繁栄に導くため、すべての国民が団結し協力しなければならない」と勝利演説を行った(「コンタン」3月21日)。

大統領選、アニス氏が異議申し立て

憲法裁判所に関する法律2003年第24号第74条は、選挙立候補者または政党が、KPUの発表から3日以内に選挙結果に対する異議申し立てを行うことを認めている。落選したアニス氏は3月21日、「選挙には多くの問題があった。民主主義の改善のため、同じことを繰り返さないよう是正を望む」とし、憲法裁判所に異議申し立てを行った(「コンパス」紙3月21日)。大統領選挙の結果に対する異議申し立てに関する憲法裁判所の決定は、申請が憲法事件登録簿に記録されてから 14 営業日以内になされる必要があると規定されている。

(八木沼洋文)

(インドネシア)

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