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「どっちぃー!」 速度取り締る「オービス」 似てる「Nシステム」見分ける方法は? どちらもカタチはソックリ? 違いは?

くるまのニュース / 2024年5月5日 16時10分

ときどき道路の上部に、小さな機械が設置されているのを見かけます。その機械は速度違反を取り締まる「オービス」のときもあれば「Nシステム」と呼ばれる機械の場合もあります。では、Nシステムとは一体どのような装置なのでしょうか。

■「オービス」と「Nシステム」は一体何のための装置?

 道路の上部にはときどき、速度違反を取り締まる「オービス」が設置されています。
 
 他にもオービスによく似た「Nシステム」と呼ばれる装置も存在します。
 
 では、この2つはどのようにして見分ければ良いのでしょうか。

 春を迎え、外出しやすい天候の日が続いています。

 ドライバーの中には休みの日にクルマでの旅行やバイクのツーリングなどを計画している人もいるでしょう。

 しかし普段走り慣れていない道路においては標識を見落として一方通行を逆走したり、一時停止すべき場所で止まらなかったりと、うっかり交通違反をしてしまうことがあります。

 特に速度違反に関しては、警察官が近くにいなくても道路の上部に設置されている「オービス」によって検挙される可能性があるため注意が必要です。

 加えて、道路上にはオービスとよく似た「Nシステム」と呼ばれる装置も設置されており、一見しただけでは違いが分かりにくくなっています。

 では、この2つの装置はどのようにして見分ければ良いのでしょうか。

 そもそもオービスの正式名称は「速度違反自動取締装置」と言います。

 走行する車両の速度を測定し、一定の速度以上で走行する車両を速度違反車両として自動的に写真撮影する装置です。

 具体的には、オービスの前を速度違反車両が通過すると赤色や白色のフラッシュが光り、車両のナンバーや車種、ドライバーなどを撮影します。

 その後、撮影画像の情報をもとに警察がドライバーを特定し、検挙するという仕組みです。

 なお、オービスのカメラの精度は高くドライバーの表情までハッキリと撮影されるため、速度違反の言い逃れは難しいといわれています。

 さらにオービスは「固定式」と「可搬式(移動式)」に分類され、道路の上部に設置されているものを固定式オービス、箱型の装置に三脚が付いたような持ち運びできるものを可搬式オービスといいます。

 固定式オービスは交通事故が多発している高速道路や死亡事故の多い国道など基本的に主要な道路に設置されており、現在はカメラと発光するストロボが分かれているタイプのものが主流です。

 そして、この固定式オービスに似ている装置が「Nシステム」であり、正式名称を「自動車ナンバー自動読取システム」といいます。

 Nシステムも固定式オービスと同じく道路の上部に設置された箱状の装置ですが、オービスと異なり速度違反を取り締まる装置ではありません。

 Nシステムは通過する車両のナンバーを赤外線カメラで自動的に読み取り、手配されたナンバーと照合することで自動車盗難や自動車を利用した犯罪を検挙する装置です。

 仮に手配された盗難車などがNシステムの付近を通過した場合は警察に通知されるため、その情報をもとに犯人を追跡します。

 固定式オービスとNシステムを見分ける方法としては、まず「形状の違い」が挙げられます。

 固定式オービスにはカメラとストロボが必要であり、Nシステムと比べて形状が大きくなる傾向にあるほか、複数の装置がセットで設置されているといった特徴があります。

 その一方、Nシステムにはストロボが付いていないことからコンパクトな形状のものが多く、装置自体も単独で設置されています。

 また「予告看板の有無」も両者を見分ける方法のひとつです。

 原則として固定式オービスの手前には「スピード注意 自動速度取締機設置区間」「この先速度取締中」などと書かれた予告看板が設置されていますが、Nシステムの手前にはありません。

 もし予告看板を発見した際には、速度を出し過ぎないよう気をつけると良いでしょう。

※ ※ ※

 幹線道路においては、Nシステムを固定式オービスと勘違いして急ブレーキをかけるドライバーも散見されます。

 そのような行為は追突事故を引き起こす原因にもなるため、オービスの有無にかかわらず、日頃から速度を守って運転することを心がけましょう。

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