メタバースや仲人を使い、カップル倍増計画 10年間で出生数20%以上減の鳥取で
共同通信 / 2024年4月18日 7時3分
深刻な人口減に歯止めをかけようと、鳥取県が「カップル倍増プロジェクト推進事業」を進めている。今年3月には、県としては三重、神奈川に次いで全国3番目となるマッチングアプリ会社との連携協定を締結。昔ながらの仲人やインターネット上の仮想空間も活用、多彩な方法に注目が集まる。(共同通信=堀内菜摘)
鳥取は10年間で出生数が20%以上減少する厳しい状況だ。県は子育てや出会い・結婚などを支援する「子育て王国課」を設置。「カップル成立年間500組達成」を知事選の公約に掲げ当選した平井伸治知事を筆頭に、新たな出会いの機会を創出しようと奮闘する。
昨年12月、県は連携先のアプリ会社「オミカレ」の井上翔太最高戦略責任者(29)を講師に招き、鳥取市でセミナーを開いた。
オミカレはアプリや婚活情報サイトを運営、井上さんは「複数のサービスの利用が当たり前になってきている」と説明。参加した30代の女性会社員は「理想とする結果にたどり着かず、自分に合うサービスが分からない」と悩みを打ち明けた。
県はニーズに応えようと、多様な方法で出会いの場を提供する。2015年にマッチング事業「えんトリー」を発足。他の事業と合わせて22年度は362組のカップルが成立、成婚数は40組だった。県担当者は「コンスタントに成果が出ている」と手応えを語る。
1対1のマッチング制度の他にも、昔ながらの仲人制度「縁結びナビゲーター」がある。県内に暮らす約60人の仲人がお見合いをセッティング。利用者の相談に乗り、時には背中を押す。
さらに今年3月からは、「メタバース」による婚活イベントを開始。仮想空間に男女約20人が集い、マッチングすると県内でリアルデートを展開する。子育て王国課の長谷川和宏係長は「コロナ禍でオンラインイベントが身近になった。時代に合った出会いを提供したい」と話した。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
メタバース婚活協会、パーソルマーケティング・ガイアリンク3社協働で、自治体などの『メタバース婚活』運営支援サービスを開始
PR TIMES / 2024年5月15日 18時45分
-
パーソルマーケティング、メタバース婚活協会・ガイアリンク3社協働 自治体などの『メタバース婚活』運営支援サービスを開始
PR TIMES / 2024年5月15日 15時45分
-
【密着】福岡県が主催する婚活イベント これまでに600組が結婚 今年度はAI活用も 福岡
FBS福岡放送ニュース / 2024年5月11日 8時32分
-
「婚活でセクハラに遭った」34歳ぽっちゃり女性。恋愛経験ゼロから“爆速で婚活卒業”したワケは
女子SPA! / 2024年5月4日 15時47分
-
【自治体向け結婚支援サービス】婚活協会の「移住婚」 高知県内では初、『四万十町』受け入れ開始のお知らせ
PR TIMES / 2024年4月23日 12時45分
ランキング
-
1万引きかと思いきや…スーパーで新手の「詐欺」 女が3700円をだましとり逮捕 札幌市
STVニュース北海道 / 2024年5月18日 12時6分
-
2「トイレで出産した」乳児を自宅に遺棄、容疑の31歳女を逮捕 神戸・垂水
産経ニュース / 2024年5月18日 9時17分
-
3殺人疑いで男3人再逮捕、青森 被害者の元雇用主ら
共同通信 / 2024年5月18日 18時21分
-
4秋田市の住宅街近くでクマ1頭を捕獲
日テレNEWS NNN / 2024年5月18日 12時51分
-
5いったい誰が?万博「ミャクミャク」モニュメント、今度は落書き被害
毎日新聞 / 2024年5月18日 17時3分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください