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「透明度」「電気伝導度」「柔軟性」に優れる多点マイクロ電極搭載 コンタクトレンズを開発

共同通信PRワイヤー / 2024年5月8日 14時0分

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網膜の局所的応答測定に成功し緑内障や網膜色素変性症に伴う盲点評価へ期待 今後事業化に向けた臨床試験へ


2024年5月8日

早稲田大学

山口大学


「透明度」「電気伝導度」「柔軟性」に優れる多点マイクロ電極搭載

コンタクトレンズを開発 網膜の局所的応答測定に成功し緑内障や網膜色素変性症に伴う盲点評価へ期待

今後事業化に向けた臨床試験へ


 


詳細は早稲田大学HPをご確認ください。


【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M102172/202405070384/_prw_PT1fl_7dWsyA1c.png


 


早稲田大学大学院情報生産システム研究科の三宅丈雄(みやけたけお)教授・アザハリ・サマン助教の研究グループと山口大学大学院医学系研究科眼科学講座の木村和博(きむらかずひろ)教授・芦森温茂(あしもりあつしげ)助教らの研究グループは、市販のコンタクトレンズに搭載可能な、小さく透明で柔らかい多点マイクロ電極を開発し、これまで技術的な課題のあった網膜の局所的な応答を測定することが可能となることを確かめました。これは、半導体微細加工技術によって、実用にも耐えうる82%以上の光透過性を持ち、かつ、微小な電位を計測可能な複合マイクロメッシュ電極(導電性高分子と金の複合化)です。さらに、市販のコンタクトレンズに本マイクロ電極を貼り付け、網膜電図(ERG)計測に用いる以外のリード線を絶縁化することにも成功しました。開発した電極は、角膜上皮細胞を用いて95%以上の生存率を実現できること、また、家兎試験によって市販のERG電極と同等の性能を有することを確認しました。さらに、アレイ化された7マイクロ電極でERGを多点計測できることを確かめました。これら成果は、緑内障や網膜色素変性症に伴う盲点評価などにつながります。


以上は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)、キヤノン財団の助成による成果であり、2024年5月6日にWileyの科学誌「Advanced Materials Technologies」にオンライン版で公開されました。


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202405070384-O2-CcliU1rr】 図1. 透明で柔らかいマイクロ電極による多電極網膜電位計測システム


 


(1) これまでの研究で分かっていたこと(科学史的・歴史的な背景など)

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