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一周回って「名作」? 懐かしのファミコンクソゲー4選

マグミクス / 2023年2月28日 20時10分

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■設定がおかし過ぎるファミコンソフトが存在した!?

 1983年発売の「ファミリーコンピュータ(以降ファミコン)」は、ゲーム好きの子供から羨望の眼差しを集めることになりました。1053タイトルのソフトがリリースされ、お小遣いやお年玉をつぎ込んで買い漁る子供が続出。“誕生日プレゼントはゲームソフト”が定番化した火付け役とも言えます。

『マリオブラザーズ』や『ドラゴンクエスト』など“名作”と呼ばれるソフトがある一方で、残念ながら「クソゲー」と呼ばれながらも記憶に残る作品も存在します。ファミコン世代のファンからは「大人になってプレイすると意外に…」「ポンコツすぎてむしろ好き!」という声も上がっています。

 はじめに『頭脳戦艦ガル』に注目。ファミコン初のスクロールRPGとして販売され、ファンからの関心を集めていました。しかし“RPG”であるはずの本作品をプレイした購入者からは「ただのシューティングゲームじゃないか」とツッコミを受ける羽目に。ただし、シューティングゲームとしてプレイすれば評価は一変。ファンの間ではに「無限プチプチのようでストレス発散できる」と擁護の声も上がっていました。ただクリア条件が厳し過ぎて、あえなく散っていったゲーマーも多いのではないでしょうか。

 続いて紹介するのは、難易度が高過ぎる『ボコスカウォーズ』です。先行してPC版でもプレイできましたが、ファミコン版で飛躍的に難易度が上がってしまいました。発売当時のファミコンユーザーは年齢層が低かったこともあり、SRPGの仕組みを理解できずに挫折したプレイヤーを量産した模様。ときには自陣を大きく上回る勢力を相手に立ち回ることを強要され、逆に「ボコスカ」されてしまうSRPGです。運要素を多く含むゲームでしたが、ファンから「いかに戦闘を回避するかを思考することが楽しい」という意見も浮上しています。

■原作の世界観「ぶち壊し」でファン唖然!

原作の世界観を完全無視した『CITY ADVENTURE タッチ MYSTERY OF TRINGLE』(東宝)

 原作を完全無視したストーリーで話題となった、『CITY ADVENTURE タッチ MYSTERY OF TRIANGLE』は「もはや伝説級のクソゲー」と言えます。原作での野球や恋愛の要素を全て投げ出し、異空間に落ちた子犬を助け出すストーリーに疑問を持つプレーヤーは多かったようです。さらに追い打ちをかけるのは、「みなみにHしてしまいました」という卑猥なパスワード。ここまで原作をぶち壊すゲームは二度と作ることが困難という点で、“伝説”という皮肉はある意味正しいのかもしれません。

 最後は「面白いのにクソゲー」と呼ばれている『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』(バンダイ)を紹介します。特に致命的だったのは、セーブ機能がないことでしょう。クリアに要する時間はどんなに早い人でも10時間以上。当時はゲーム時間の制限がある家庭も多く、クリアは実質不可能だったのかもしれません。ネット上では「鬼畜過ぎる!廃人製造機だ!」と、面白さは認めつつも非難の声が。一方で「大人になってプレイしたら楽しさがわかる」と、ソフトを評価する声も上がっています。

 ちなみにファミコンのソフトではありませんが、「クソゲー界の征夷大将軍」と名高い『デスクリムゾン』は近年注目を集めた作品。酷評されているにもかかわらず、2021年にはケンミン食品株式会社の人気商品「ケンミン焼きビーフン」とコラボを果たしました。そんな同作がクソゲーと呼ばれるゆえんは、メーカーロゴが怖い、操作性が悪いなどと枚挙に暇がありません。

 数多あるクソゲーのなかにも、令和に至るまで愛されている作品は少なくありません。なかには大人になって再度プレイしてみれば、意外と楽しめるソフトもあるようです。今こそ「クソゲー」にリベンジし、本当の魅力を発掘してみませんか?

(LUIS FIELD)

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