ホンダ「N-BOX」の実力は? 雪道ありの400km長距離試乗に挑戦!
マイナビニュース / 2024年4月8日 11時30分
編集部から「長距離ドライブして新型N-BOXの実力を伝えよ」との命題を受け、3月末にホンダから3代目N-BOXを借り出した。本社ビルのある東京の青山1丁目からスタートして、目指すは長野県の蓼科。ハードな上り坂が続く中央道と標高の高い蓼科までの山岳路で構成される片道約200kmのルートは、軽自動車にとってはちょっとハードな条件かもしれない。
現行型N-BOXの基本情報を確認
試乗したのは4WDでターボエンジンを搭載した「N-BOXカスタム ターボ コーディネートスタイル2トーン」。個人的には丸目のヘッドライトが可愛いノーマルモデルに乗ってみたかったのだが、直前の天気予報で「ひょっとしたら雪になるかも」とのことだったので、スタッドレスタイヤを履いた4WDモデルに変更した。結果的にこれは大正解だった。
N-BOXカスタムのボディサイズは全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,790mm、ホイールベース2,520mm。搭載する660ccの直列3気筒DOHCターボエンジンは最高出力64PS/6,000rpm、最大トルク104Nm/2,600rpmを発生する。トランスミッションはCVTだ。プレミアムクリスタルレッド/メタリックブラックの2トーンやN-BOX専用9インチホンダコネクトナビ、ドライブレコーダーなどのオプションを装備した試乗車の価格は273.46万円。いわゆる“最も高いやつ”だ。
初代N-BOXの開発に携わったのは、あのホンダF1でプロジェクトリーダーを務めた浅木泰昭氏。8年連続で軽ナンバーワンの販売台数を獲得し続けたこと、2023年は登録車を含めた新車販売台数で1位となったこと、シリーズの累計販売台数が250万台を突破したことなど、N-BOXの人気を示すファクトは枚挙にいとまがないけれど、実は筆者は今回がN-BOX初体験。はてさて、どんな走りを見せてくれるのだろうか。
ホンダご自慢のスペースは実際どうなのか
乗り込んでみると、室内の広さ、特に天井の高さに驚くのはお約束。ドライバーズシートに座ると、先代がステアリングの上からメーターを見る凹凸が多いデザインだったのに対し、新型はインホイールメーターにすることですっきりとした水平基調のダッシュボードになっているのに気がつく。ステアリングも2本スポークの軽快なデザインに変わっている。その奥に配置された7インチTFTメーターはサイズ的には少し小さいけれど、シンプルなグラフィックで見やすい。インパネのテーマは“出窓”なのだそうで、助手席の前には大きなトレーとグローブボックスが配置されている。
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