看護学生が「就職を希望する病院」ランキング発表 - 全国9都道府県の就職イベント会場で調査

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文化放送キャリアパートナーズは4月24日、各実施エリア・会場近隣に住所を構える病院に向けて実施した「就職希望病院調査」の結果を発表した。

調査は2023年11月〜2024年4月、2025年卒〜2027年卒の『文化放送ナースナビ会員』看護学生1,186人を対象に、文化放送キャリアパートナーズ主催の就職イベント会場でのWebアンケートで実施。

投票者1名が3票を有し、志望病院を1位から3位まで選択する形式で、「就職」を重視する学生は「病院イメージ(病院価値)」よりも「仕事イメージ(仕事価値)」に重点を置くとの仮説のもとでランキングを算出、就職者誘引度は、学生が病院イメージと仕事イメージのどちらかを病院選択時に重視したかという回答によって算出、病院イメージのみで投票した場合は就職者誘引度を5、仕事イメージのみで投票した場合は95とし、得票平均値を就職者誘引度として抽出している。総得票数×就職者誘引度=就職希望先ランキングとしている。

埼玉会場では、総合上位は1位「獨協医科大学埼玉医療センター」、2位「自治医科大学附属病院」、3位「自治医科大学附属 さいたま医療センター」となり、大学附属病院が占める結果となった。「やりたい診療領域がある」「教育制度が魅力的」では、いずれも赤十字病院が1位となっている。また、民間の「行田総合病院」が、多くの項目で上位にランクイン。

千葉会場では、総合上位は1位「千葉市立病院」、2位「千葉県立病院」、3位「千葉大学医学部附属病院」となった。各項目で、国公立・公的病院、大学病院のランクインが目立つ結果となっている。「雰囲気が良い」でトップの「千葉西総合病院」は、全項目にランクインした。

東京会場では、総合上位は1位「慶應義塾大学病院」、2位「東京都立病院機構」、3食え藍「虎の門病院」となった。「やりたい診療領域」「教育制度が魅力的」「雰囲気がいい」の項目では、様々な病院がランクインし、知名度にとらわれない学生の選択眼が伺えた。

横浜会場では、総合上位は1位「新百合ヶ丘総合病院」、2位「横浜市立市民病院」「横浜市立脳卒中・神経脊椎センター」となった。「教育制度」では市立病院や大学病院がランクインし、「雰囲気が良い」では民間病院が目立つ傾向が見られた。

新潟会場では、総合上位は1位「魚沼基幹病院」、2位「新潟県立病院」、3位「JA新潟厚生連グループ」となり、県内の病院が占める結果となった。「教育制度が魅力的」では、関東エリアの病院が上位を占めている。

浜松会場では、総合上位は1位「浜松医療センター」、2位「浜松医大学医学部附属病院」、3位「総合病院聖隷三方原病院」となった。

大阪会場では、総合上位は1位「大阪公立大学医学部附属病院」、2位「兵庫県立病院」、3位「大阪大学医学部附属病院」となった。

滋賀会場では、総合上位は1位「滋賀県立病院」、2位「滋賀医科大学医学部附属病院」、3位「大津赤十字病院」となった。同県の国公立・公的病院が多くの項目で上位を占めている。

神戸会場では、総合のTOP5にランクインしていた「兵庫県立病院」「神戸市民病院」「加古川中央市民病院」「北播磨総合医療センター」「姫路赤十字病院」が、他の項目でもランクインする結果となっている。

姫路会場での総合1位は、神戸会場と同じ「兵庫県立病院」であった。2位の「ツカザキ病院」は、「教育制度が魅力的」でトップとなっている。
（フォルサ）