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「ガイジン専用」という「おもてなし」

ニューズウィーク日本版 / 2017年1月27日 15時9分

 そんなことを考えながら、翌日電車で大阪に向かった。昔大学に通うのに毎日のように乗ったとある私鉄では、特急・通勤特急・快速急行・急行・通勤急行・準急と列車種別の分類が飛躍的に細かくなっていただけではなく、終日女性専用の車両があった。女性専用車両があるのなら男性専用車両もなければ不合理ではないか、と私は常々思っているが、日本語の読めない外国人が乗ってきたらどうなるのか、LGBTの人はどうするのか。そんなことが頭をよぎった。

【参考記事】日本に観光に来た外国人がどこで何をしているか、ビッグデータが明かします

(1) http://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000203180.html
(2) http://wwwtb.mlit.go.jp/kinki/press/files/1464754903.pdf

田所昌幸(Masayuki Tadokoro)
1956年生まれ。京都大学大学院法学研究科中退。姫路獨協大学法学部教授、防衛大学校教授などを経て現職。専門は国際政治学。著書に『「アメリカ」を超えたドル』(中央公論新社、サントリー学芸賞)、『ロイヤル・ネイヴィーとパクス・ブリタニカ』(編著、有斐閣)など。


※当記事は「アステイオン85」からの転載記事です。






『アステイオン85』
 特集「科学論の挑戦」
 公益財団法人サントリー文化財団
 アステイオン編集委員会 編
 CCCメディアハウス


田所昌幸(慶應義塾大学法学部教授)※アステイオン85より転載


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