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琉球王朝の末裔が「神ウシーミー」 100年以上続く先祖供養 那覇市で100人参列

沖縄タイムス+プラス / 2024年4月17日 14時28分

記念碑に手を合わせる明氏門中の安次富長郎会長=7日、那覇市泊の天久宮

 【那覇】第一尚氏・尚徳王の子孫である明氏(めいうじ)門中(安次富長郎会長)は7日、那覇市の天久宮で神ウシーミー(門中清明)を行った。先祖を供養しようと、本部町や読谷村など県内各地から約100人が参列した。大粒の雨が降りしきる中、記念碑にウサンミ(御三味=重箱料理)や果物を供え、手を合わせた。(社会部・玉那覇長輝)

 明氏門中は戦前、那覇市泊を中心に栄えたが、現在は県内各地に散らばっているという。

 同門中の神ウシーミーは100年以上前から続いており、戦前は天久にあった明氏門中の石碑前で行っていた。戦後は、米軍の土地接収や道路の拡張で立ち退きを強いられ、安謝や真嘉比などを転々と移動して行っていた。

 15年前からは、明氏親族の遺骨が見つかった泊の天久宮の記念碑前で、毎年4月の第1日曜日に行っている。コロナ禍中は役員のみで行っていたが、昨年からは制限なしで再開している。

 前会長の久場長毅さん(90)=那覇市=は「大雨だが、たくさんの人が集まってくれた。先祖も喜んでくれていると思う」と笑顔を見せた。

 昨年久場さんから会長を引き継いだ安次富会長(52)は「毎年開催し、若い世代につなげていきたい」と意欲を語った。

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