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日本マーケティング学会員が選ぶ「日本マーケティング本 大賞2022」3作品が決定!

PR TIMES / 2022年10月17日 14時45分

大賞は『The Art of Marketing マーケティングの技法:パーセプションフロー・モデル全解説』音部 大輔(著)、宣伝会議に決まりました。

 日本マーケティング学会(会長:小林 哲)は、第5回「日本マーケティング本 大賞2022」の受賞書籍の発表と授賞式を10月16日(日)開催の「マーケティングカンファレンス2022(https://www.j-mac.or.jp/conference/)」にて、行いました。
 日本マーケティング本 大賞は、マーケティング理論や実践の普及のため、1年間に日本で出版されたマーケティング書籍(翻訳本を除く)を対象に、日本マーケティング学会の会員が推奨する優れたマーケティング書籍として投票形式で選出するものです。
https://www.j-mac.or.jp/bookaward/



[画像1: https://prtimes.jp/i/44267/11/resize/d44267-11-a577959a8f7570d15811-4.png ]


[画像2: https://prtimes.jp/i/44267/11/resize/d44267-11-1d5021d80537be252c92-0.png ]

 本年は、10作品がノミネートされ、2次投票の結果、「日本マーケティング本 大賞 2022」の受賞書籍は以下のとおりとなります。なお、以下の推薦理由は、2次投票の際に記入された個別の推薦理由を事務局でとりまとめたものです。



「日本マーケティング本 大賞2022」の受賞書籍


【大賞(1冊)】
[画像3: https://prtimes.jp/i/44267/11/resize/d44267-11-2f777066a47779f3dd53-3.jpg ]

『The Art of Marketing マーケティングの技法:パーセプションフロー・モデル全解説』
音部 大輔(著)、宣伝会議、2021年12月刊行
推薦理由:「マーケティングを技法として示す実践知の集約」
 本書はプロマーケターとして開発と改良を続けてきた「パーセプションフロー・モデル」について解説し、かつ実践的な運用方法を示したものである。パーセプションフロー・モデルとは、消費者の認識変化を中心に捉えたマーケティング活動の設計図のことである。日用品からスタートしたその適用範囲は、耐久消費財、サービス、さらにはデジタル領域やB to Bに至るまで広がっていき、現在、数多くの企業がこのモデルを採用している。
 筆者の25年以上にわたる実践経験に基づく記述は、特に実務的な評価が高く、その確立された方法論は学術研究でも参考となるだろう。また、このモデルが分かりやすく解説されており、顧客の立場で考えるというマーケターの基本に立ち返らせてくれることから、新人からベテランまで、多くのマーケターへの示唆が大きい著書だと言えよう。

【準大賞(2冊)】
[画像4: https://prtimes.jp/i/44267/11/resize/d44267-11-e9e8b290770232235cf4-1.jpg ]

『ブランド戦略ケースブック2.0:13の成功ストーリー』
田中 洋(編著)、同文舘出版、2021年10月刊行
推薦理由:「ブランド戦略の事例を理論で切り取った『生きた教科書』」
 本書は、現代のブランド戦略事例をまとめたケースブックの第2弾である。取り上げられた13の事例は、製品とサービス、日用的なものから嗜好的なものなどバラエティに富み、時宜を得たものであり、大学生や企業人が実践的に学ぶのに適したものとなっている。
 筆者は、各エクセレント・ケースが持つ「再現性」の高いエレメントこそが重要であると指摘している。真似できない所を羨むよりも、むしろ、現市場のコンテクストを見極めながら、どのエレメントであれば再現できるのかを考えるべきだという。そのために必要な理論が前半で示され、各ケースからどのようなことが学べるのかも添えられており、読者への配慮が行き届いている。また、実際にグループワークでの活用方法も示されており、大学・大学院、企業の研修等でのテキストとして利用しやすいことも高く評価される。

[画像5: https://prtimes.jp/i/44267/11/resize/d44267-11-6717f72b6d4b4f9743ef-2.jpg ]

『マーケティングの新しい基本:顧客とつながる時代の4P×エンゲージメント』
奥谷 孝司・岩井 琢磨(著)、日経BP、2022年1月刊行
推薦理由:「デジタルシフトの中、顧客を見つめるべきだという『新たな』方向性」
 本書では、デジタル化が進む現代においてマーケターが目指すべきは、顧客の中で起こっている変化に気がつき、対応することだという。デジタル業界に詳しい筆者らが扱うトピックは、CRMやEC、IoTやオムニチャネル、サブスクリプションなど、長期的に取り組まれてきたトピックから近年流行しはじめたものまで多種多様である。また、デジタル革命が進む今日でも、オンラインだけでなくオフラインでの顧客行動に向きあうことは必要であり、答えが見つかりにくい中で、企業経営者は何をどのように考えればよいのかを指し示している。
 テクノロジーベースになりがちな議論に警鐘を鳴らし、企業が新しい顧客との関係性を示すフレームワークを提示したことや、顧客視点を重視する意義を分かりやすく解説したことは、実務と学術の双方にとって有益であり、評価されるべきものである。


●マーケティング本 大賞2022 ノミネート作品 2次投票結果

大賞:『The Art of Marketing マーケティングの技法:パーセプションフロー・モデル全解説』


 音部 大輔(著)、宣伝会議


準大賞:『ブランド戦略ケースブック2.0:13の成功ストーリー』田中 洋(編著)、同文舘出版


準大賞:『マーケティングの新しい基本:顧客とつながる時代の4P×エンゲージメント』


 奥谷 孝司・岩井 琢磨(著)、日経BP


『サービス・マーケティング:コンサル会社のプロジェクト・ファイルから学ぶ』


 黒岩 健一郎・浦野 寛子(著)、有斐閣


『消費者によるイノベーション:分野外情報の有効性』


本條 晴一郎(著)、千倉書房


『インターナルブランディング:ブランド・コミュニティの構築』


 陶山 計介・伊藤 佳代(著)ブランド戦略経営研究所(企画協力)、中央経済社


『地域創生マーケティング』


 西村 順二・陶山 計介・田中 洋・山口 夕妃子(編著)、中央経済社


『響創する日本型マーケティング:理論と実践』


 佐藤 善信・本下 真次・相島 淑美・山本 誠一(編著)、関西学院大学出版会


『マーケティングとSNSのミカタ:地方創生への処方箋』


 西村 順二(著)、中央経済社


『青山企業に学ぶコミュニティ型マーケティング』


 宮副 謙司(編著)、中央経済社



●「日本マーケティング本 大賞2022」について
対象:
 2021年4月1日から2022年3月31日までに日本で刊行(奥付の日付)された、マーケティング関連のオリジナル書籍(テキスト含む、翻訳を除く)

審査方法:

・1次投票として、学会員は一人1~3作品を投票


・1次投票の投票数上位10作品をノミネート本として発表


・2次投票として、学会員はノミネート作品の中から、上位1~3作品を選び投票および推薦コメントを記述


・2次投票の投票数上位より、大賞作品を決定


・マーケティングカンファレンスにて、結果発表、大賞・準大賞(ベスト3)の授賞式




日本マーケティング学会の概要


 日本マーケティング学会は、日本のマーケティグ力を培っていくために、理論と実践との、そして他分野との深いレベルでの交流を通して「探求と創発」を目指す、2012年に発足した日本学術会議協力学術研究団体です。
 2000名を超える研究者や実務家の会員が所属し、学術誌マーケティングジャーナルおよびマーケティングレビューの発行をはじめ、マーケティングカンファレンスや、30を超えるテーマが研究されるリサーチプロジェクト、魅力的なゲストを招くマーケティングサロンなど多様な「探究と創発」の場を提供しています。

設立 :2012年8月2日
参加団体:日本学術会議協力学術研究団体
会長 :小林 哲(大阪公立大学 経営学研究科 教授)
URL :https://www.j-mac.or.jp/

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