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城東テクノ、3Dプリンタ用ポリプロピレン「JIZAI」を開発 サンプルワークを開始!

PR TIMES / 2024年4月8日 14時15分

「3Dプリンタには向いていない」と言われていたポリプロピレンの弱点を克服し、反らずに”自在”な3D造形が可能に。



住宅建材メーカーである城東テクノ株式会社(本社:大阪府中央区 代表取締役:末久 泰朗)は、3Dプリンタ用ポリプロピレン「JIZAI」を開発しました。MEX方式(※)の3Dプリンタに最適化された材料で、従来のポリプロピレンよりも造形物の反り・歪みを抑えた新材料です。
※MEX方式 (Material Extrusion)。材料押出方式。熱可塑性樹脂を加熱溶融させ、ノズルより出力させながら重ねて積層することで立体を造形する方式


ポリプロピレンは産業的には最も広く使用される汎用樹脂の一つであり、3Dプリンタで使用したいニーズはありましたが、その使用は限られていました。その主な原因は、造形物の大きな反りであり、造形が失敗しやすくなり、仕上がった造形物が歪んだものになります。
城東テクノが開発した新材料「JIZAI」は、反り課題を克服し、ポリプロピレンの造形の可能性を広げます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/20977/52/20977-52-d1c3f37024b9efc5d59fb7d2bedfda5d-1597x530.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
左:フィラメント形状  右:ペレット形状
【JIZAI リーフレット】
https://prtimes.jp/a/?f=d20977-52-7109b92367e6eab2b7257e387ab99be1.pdf


■ポリプロピレンの長所はそのままに造形性を大幅に向上
「JIZAI」には以下の3つの特長があります。

1.反りの抑制
従来の3Dプリンタ用ポリプロピレンよりも、造形物の反りを大幅に抑制できます。特に、角のある形状や大型造形物など、これまでポリプロピレンでは反りが大きすぎて諦めていた形状でも、「JIZAI」なら造形可能です。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/20977/52/20977-52-9e32784e1b658f83c8af16b12ab65d9e-1660x678.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
反り比較1
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/20977/52/20977-52-5e02651254d4058465d9428c931a4210-1660x792.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
反り比較2
2.柔軟性と強度のバランス
「JIZAI」は適度な強度と柔軟性を併せ持った新素材です。そのため、例えばヒンジ構造のような強度と柔軟性が必要なパーツを試作として造形し、その使用感を検証確認できます。現在広く使用されるPLAはヒンジのような柔軟性が必要な部分は割れてしまって使用できませんが、「JIZAI」なら繰り返し曲げても割れない試作品が作成できます。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/20977/52/20977-52-374871f787d6fee0c405d94efb96d740-1465x1615.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ヒンジ構造にも対応
3.耐薬品性
「JIZAI」は酸、アルカリ、有機溶剤など幅広い薬品に耐性があります。これにより、薬品を入れるアプリケーションや、薬品が触れる部品などに安心して使用できます。この性質は、現在広く使用されているABSにはない性質であり、「JIZAI」により3Dプリンタ造形物の使用範囲は広がると考えています。

他にも、「JIZAI」は500mm/sの高速造形も可能である点、浮いた部分を支えるサポート材を造形後に剥がすのが容易である点も特長です。

■開発の背景
城東テクノはこれまでに、「キソパッキン」という木造住宅の基礎部材を開発・製造してきました。この部材はポリプロピレンと炭酸カルシウムの樹脂複合材が原料であり、50年以上に渡り、累計600万棟以上の木造住宅に採用され、躯体の重量を支えてきた材料です。同社はキソパッキンで長年培った、樹脂の配合・混練をコア技術としており、この度開発した3Dプリンタ用ポリプロピレンにもこの技術が活用されています。「JIZAI」の名前の由来は、従来極めて使用が難しいポリプロピレンでも3Dプリンタで「自由自在」に造形できることから来ています。

■サンプルワークを開始!
現在無償でサンプルを提供しています。
2024年5月末まで、初回のみに限りフィラメント1巻(1.75mm径500g) もしくは、 ペレット5kgを無償で提供いたします。

※無償サンプルに多数のお申込みをいただき、誠にありがとうございました。
準備しておりましたサンプル数を大幅に超えるお申込みをいただいており、誠に勝手ながら、新規の申し込みを締め切らせていただきました。
なお、発送に関しましては順番にメールにてご案内させていただきますので、少々お時間をいただけますよう、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。(4/12 11:30追記)

お問い合わせはこちら
(個人情報の保護に関する基本方針に関しましては、城東テクノ株式会社の方針に準じます。)



■お問い合わせ先
城東テクノ株式会社 
事業創出部 新材料事業課
メール:joto-bc@joto.com
JIZAI Webサイト https://joto-bc.com/

■会社概要
社名:城東テクノ株式会社
代表:代表取締役社長 末久 泰朗
創業:1961年10月
資本金:1億円
本社所在地:大阪府大阪市中央区今橋3丁目3番13号 ニッセイ淀屋橋イースト14階
WEB: https://www.joto.com

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