旧井波美術館(富山県南砺市)に和食店「施膳ろくざんさ From INAMI」オープンのお知らせ
PR TIMES / 2024年3月19日 18時15分
当社が、富山県南砺市から譲り受けた歴史的建造物「旧井波美術館」が、富山県産の食材、お酒、食器にこだわった和食店「施膳ろくざんさ From INAMI」に生まれ変わり、2024年3月15日にオープンいたしました。
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当社は、心を込めて現存不動産に新しい価値を創造する、心築(しんちく)を軸とした事業モデルを展開しています。旧井波美術館は、1924年に銀行支店として建設された、民間では県内初のRC造建築物であり、後年増築された木造建物とともに「井波美術館」として地域の皆さまに愛されてきた、築100年を経過する歴史的建造物です。
このたび、無事に耐震補強工事および飲食店舗へのリニューアル工事が完了し、薬膳日本料理をコンセプトに織り込んだ「施膳ろくざんさ From INAMI」をオープンいたしましたのでお知らせいたします。
当社は、2022年11月に本物件を取得いたしましたが、建設当時の図面等は保管されておらず、構造や工法の詳細は不明であったため、構造、過去の改修等につき調査を重ねたところ、築後100年の経年劣化に加え、過去の改修による欠損箇所も確認されました。現在の耐震基準に適合させるためには多くの補強が必要とされましたが、街並みを形成する洋風の外観をそのまま保存しつつ、館内の空間や意匠も出来る限り建設当時の原型を留めるため、柱梁のRC増し打ちと鉄骨製ブレースや水平材を組み合わせて耐震補強を行う方針とし、補強後の内装はあえて仕上げ材で覆わず、レンガ壁の風合いを内装に活かすこととしました。また、特徴的な左官鏝仕上げの天井やペンダント照明を継承しつつ、内装の不燃化や照明のLED化、断熱性の優れた複層ガラス窓への更新など、今後さらに歴史的建物を利活用するための機能性向上を図りました。内装レイアウトは、施膳ろくざんさ店主の水上様と協議を重ねて厨房部分を贅沢に広くとったレイアウトとし、使い勝手にも配慮して計画いたしました。
近年、新しいお店が次々とオープンしており、国内外からも注目を集める井波。当社は、築100年を超える歴史的建造物を整備し、井波地域の特性を活かしながら、次世代に向けた井波の新たな食文化の創造を行う若手料理人を支援することで、地域のにぎわい創出に貢献してまいります。
■「施膳ろくざんさ From INAMI」
カウンター10席のみの完全予約制の和食店です。特徴的な木のカウンターは井波エリアの名家の庭にあった樹齢250年の檜を地元の材木会社から特別にご提供いただき使用しています。また、井波発の伝統工芸品のレンタルサービス「TRADAILY(トラデリー)」を活用し、井波彫刻を店舗の光壁に展示。半年ごとに作品が入れ替わり、お客様をお迎えします。
同店の料理に使用する食材は、南砺市や砺波市などの地元産を主軸としており、旬の野菜や魚はもちろんのこと、ジビエも取り入れます。また、地元の人々が受け継いできた郷土料理も多数織り込んで、豊かな風土と食文化の魅力を伝えます。それらの料理は、地元作家の作品や伝統工芸品で提供されます。
ご飯は、同エリアの方言で「ねがべっつい」と呼ばれる伝統的な炊飯法で炊き上げます。ガスや電気を使わずに、もみ殻などの自然の資源を燃料とするエコな調理方法です。
店名の「施膳」は、中国医学に基づく食事療法の概念である「弁証施膳(べんしょうせぜん)」から取られ、個々人の体質や健康状態にとって最適な食材や調理法を選定し、薬膳料理を作る行為を指します。薬の街として知られる富山の歴史的背景とホスピタリティにインスピレーションを受け、地元食材のポテンシャルを活かして、その魅力を文化とともに伝えることで、井波から新たな歴史を刻みます。
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― 店主 ―
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富山県砺波市で「食堂633」を10年にわたって営んできた水上喜貴氏が、独自の料理哲学を追求してコンセプトを一新し、移転を決意。予約制のコース料理を提供する和食店として、大きな一歩を踏み出します。
食器や調度品は地元職人の作品から選び抜き、細部にまでメイドイン富山にこだわり、訪れる人々が富山の文化や豊かな風土を五感で感じ取ることができる日本料理を提供します。
― 料理イメージ ―
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― 店舗情報 ―
店 名: 施膳ろくざんさ From INAMI
住 所: 富山県南砺市井波3624(旧井波美術館)
席 数: カウンター10席
駐 車 場: お客様用8台
定 休 日: 水曜
電話番号: 0763-82-1770
営業時間: 18:00~、18:30~、19:00~
(前日までの完全予約制。予約は電話またはInstagram DMで受付。)
価 格 帯: 1.2万円のコースのみ(税・サービス料別)
アクセス: JR金沢駅から加越能バス南砺金沢線で約90分「井波交通広場」下車すぐ
あいの風とやま鉄道高岡駅から加越能バス庄川小牧線で約70分 「井波中央」下車すぐ
北陸自動車道砺波ICから車で約15分
Instagram: https://www.instagram.com/sezen_rokuzansa_from_inami
公式HP: https://sezen-rokuzansa-from-inami.com
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※ 本リリースに関するお問合せ先 いちご広報担当 03-4485-5515
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