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マイナビ、「2025年卒大学生Uターン・地元就職に関する調査」を発表

PR TIMES / 2024年5月9日 14時15分

大手企業志向増加の一方で、6割以上の学生が地元就職を希望。背景にあるのは「経済面の不安」と、将来の「子育て・介護に備えたい」。

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2025年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生(3,017名)を対象に、「マイナビ2025年卒大学生 Uターン・地元就職に関する調査」の結果を発表しました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/2955/1958/resize/d2955-1958-cf1ab4bc4463e58b4960-0.jpg ]

TOPICS
地元就職(Uターン含む)を希望する学生は62.3%(前年比0.3pt減)となり3年連続同水準で推移。理由は「両親や祖父母の近くで生活したいから(47.2%)」が最多【図1、2】

地元就職を希望する背景は、経済面・生活面での心配や、将来の子育て・介護について備えたい意識【図3】

Iターン就職に興味がある学生は44.4%。インターンシップや旅行をきっかけに興味を持つ学生も【図4、5】



【調査概要】
地元就職(Uターンを含む)を希望する学生は62.3%(前年比0.3pt減)となり3年連続同水準で推移
理由は「両親や祖父母の近くで生活したいから(47.2%)」が最多

25年卒の学生が地元就職(Uターンを含む)を希望する割合は、62.3%(前年比0.3pt減)だった。23年卒以降3年連続で6割を超えており、大手企業志向の傾向※1と比較すると、17年卒から24年卒まで反比例の関係にある。また、地元就職を希望する理由では「両親や祖父母の近くで生活したいから(47.2%)」や、「実家から通えて経済的に楽だから(37.5%)」「地元(Uターン先)での生活に慣れているから(36.5%)」が上位に挙がった。
コロナ禍前は大手企業志向の高まりから、地元就職意向は減少傾向だった。しかしコロナ禍以降、就職活動の厳しさや経済状況への懸念から、地元を離れて都市部で独り立ちすることへの不安が増し、地元就職意向が高まった。一方、25年卒では大手企業志向の学生が増えているが、引き続き地元就職意向も6割を維持している。昨今就職先を選ぶ際、経済的な不安や将来のライフスタイルの変化を想定し、福利厚生などの制度面の充実を求めて大手企業志向が高まっているが、それと同時に、実家やその近くで生活することで安心したいと考える学生が一定数いることなどから、地元就職意向の割合も維持されていると推察できる。【図1、2】
※1:マイナビ「2025年卒大学生就職意識調査」

【図1】
[画像2: https://prtimes.jp/i/2955/1958/resize/d2955-1958-3b81ac818418eb1cdc12-1.png ]

【図2】
[画像3: https://prtimes.jp/i/2955/1958/resize/d2955-1958-68b307e2f83eec9c1a8d-1.png ]


地元就職を希望する背景は、
経済面・生活面での心配や、将来の子育て・介護について備えたい意識

地元就職を希望する人に、その理由について自由回答で聞くと、「何かあった場合に誰も頼ることができないのは心細い」、「実家から職場に通えば最初は仕事のことに集中できそう」などの声が挙がった。新しい環境への不安から、頼れる存在が身近にいる地元や実家で暮らすことで、生活面や経済面、さらには精神面の負荷を減らしつつ、仕事に集中したいという思いが読み取れた。
また、「子育てを両親に手伝ってもらったり、両親の介護が必要になった際に手助けをしやすい」「実家から通って老後に向けてお金を貯めたい」などのコメントもあり、将来のライフイベントについても想像した上で就職先を検討している学生がいることも分かった。【図3】

【図3】
[画像4: https://prtimes.jp/i/2955/1958/resize/d2955-1958-6db0bae33b4d70598bd3-1.png ]


Iターン就職に興味がある学生は44.4%。インターンシップや旅行をきっかけに興味を持つ学生も

地元以外の地方で働いてみたいと思うかについて聞いたところ「働いてみたい」と回答した学生は44.4%だった。その理由については「趣味と仕事のバランスをとりたい」が最多で36.0%、「見聞を広げたり、新たな発見ができるから(29.3%)」、「住む場所には特にこだわりがないから(28.2%)」「新たな人々との出会いが生まれるから(28.0%)」が続いた。
地元以外の地方で働いてみたいと思ったきっかけを聞いたところ、「インターンシップで訪れてその場所での生活や仕事に興味を持った」「(その地域に大学があり)大学近くに住んで良さを知った」「旅行で訪れて住みたいと思った」などのコメントが見られた。Iターン就職する学生を増やすために、さまざまな間口から学生に地域の魅力を体験してもらうきっかけをつくることは効果がありそうだ。【図4、5】

【図4】
[画像5: https://prtimes.jp/i/2955/1958/resize/d2955-1958-22847b36e40d5c2e807b-1.png ]

【図5】
[画像6: https://prtimes.jp/i/2955/1958/resize/d2955-1958-71090818237083bc8e7b-1.png ]



【調査担当者コメント】
学生調査では昨今、初任給や福利厚生への注目が高まっており、25年卒では大手企業志向も増加していますが、その一方で、地元就職意向も6割を維持する結果となりました。これは、大手企業で待遇や福利厚生による安定や安心を得たい学生がいるのと同時に、実家暮らしや両親のサポートを受けられる範囲に住むことで、金銭面や将来のライフイベントへの不安に備えたい学生もいるなど、社会人生活に安心や安定を求める気持ちは共通しながらも、それをどう実現するかのイメージが学生によって異なっていると推察できます。企業は、学生それぞれの不安や、叶えたいライフプランやキャリアプランを理解し、自社がどうマッチングしているかを伝えていくことが求められそうです。
キャリアリサーチラボ 研究員 長谷川 洋介


【調査概要】「マイナビ2025年卒大学生Uターン・地元就職に関する調査」
○調査期間/2024年3月21日(木)~4月5日(金) 
○調査方法/3月21日時点のマイナビ2025会員にWEBDMで配信
○調査対象/2025年3月卒業見込みの全国大学生、大学院生(調査開始時点の大学3年生、大学院1年生)
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/3,017名 (文系男子:573名、文系女子:1,270名、理系男子:596名、理系女子:578名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
※調査結果の詳細はこちら(https://career-research.mynavi.jp/reserch/20240509_75888/)からご確認いただけます。














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