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オーストラリア、中国人客争奪でシンガポール、マレーシア、タイに敗退―英メディア

Record China / 2024年2月28日 5時0分

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中国メディアの環球時報は23日、「中国人観光客が東南アジアに殺到し、オーストラリアが敗退」とする英ロイター通信の記事を取り上げた。写真はオーストラリア・シドニー。

中国メディアの環球時報は23日、「中国人観光客が東南アジアに殺到し、オーストラリアが敗退」とする英ロイター通信の記事を取り上げた。

記事はまず、「かつて中国からの行楽客を引きつけていたオーストラリアの観光産業は、東南アジアのシンガポール、マレーシア、タイによる中国人観光客に対する査証(ビザ)免除と中国本土の消費者の節約志向の中で、圧迫されている。中国本土の旅行者は、コストをより重視するようになり、自宅に近い安価な目的地を選んでいる」と伝えた。

その上で、西オーストラリア州のパースにある旅行会社イージー・ゴーイング・トラベル・サービシズのジョニー・ニー取締役によると、今月初めの春節(旧正月)期間中、シンガポール、マレーシア、タイでは観光客数と支出額がコロナ禍前の水準を超えたにもかかわらず、同社のビジネスは同水準の40%までしか回復していないことを取り上げた。同氏によると、「中国経済の先行きは不透明で、中国人観光客が価格に敏感になっていることを考えると、近場で旅行体験もそれほど悪くない場所を好んでいる」ようだ。航空運賃や宿泊費など旅行費用がコロナ禍前より20%値上がりしているため、「タイとシンガポールのビザ免除政策は非常に魅力的だ。個人的にはそれが一部の中国人観光客をオーストラリアから遠ざけるのに役立っていると思う」という。

記事は「景気低迷、不動産セクターの債務危機、不安定な金融市場が中国の消費需要を圧迫し、その結果として、観光促進のために伝統的に中国の支出に頼ってきた国々での散財額が制限されている」と指摘。オーストラリア観光輸出協会(ATEC)によると、春節期間中に同国を訪れた観光客のうち中国人が占める割合は約26%だったこと、コロナ禍前の2019年は50%を超えていたこと、外国人観光客を扱う旅行会社の売上高は19年の半分以下だったことを取り上げた。(翻訳・編集/柳川)

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