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希望捨てず、和解を拒み続けるマレーシア航空370便中国人搭乗者の家族―中国メディア

Record China / 2024年3月30日 15時0分

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27日、大象新聞は10年前に行方不明になったマレーシア航空370便について、マレーシア当局が捜索の再開を家族に約束したことを報じた。資料写真。

2024年3月27日、大象新聞は、10年前に行方不明になったままのマレーシア航空370便に搭乗していた中国人乗客の家族が今なお同航空との間で和解を拒み続ける中、マレーシア当局が捜索の再開を家族に約束したことを報じた。

記事は、2014年に3月8日にクアラルンプールから北京に向かう途中だったMH370便の行方がわからなくなってから10年を記念するセレモニーが今月3日にクアラルンプールで開かれたと紹介。中国人乗客の家族代表として出席した姜輝(ジアン・フイ)さんがスピーチの中で「たとえ私がいなくても、他の家族が立ち上がってくれるはず。10年が過ぎたが、中国人乗客の家族40組のうち1人もマレーシア航空との間で和解していない。これは航空史上まれなことだ」と語り、希望を捨てない中国人乗客の家族の間に強い結束力が生まれていることを示したと伝えた。

そして、姜さんが10年前に同便に搭乗した母親と最後に顔を合わせた時の様子を振り返った上で「私は今でも母を探している」と述べ、「自分が努力しなければ母に申し訳ない。この取り組みを母が知ったら、きっと褒めてくれるだろう」と思いを表したことを紹介し、姜さんをはじめとする中国人乗客の家族がマレーシア当局に対して同便の捜索再開を希望しているとした。

その上で、マレーシアのローク運輸相がセレモニーの席で、同便の捜索をできるだけ早く再開すると述べたことを紹介。セレモニー終了後に姜さんが対話を求め、20分ほど話した中でもローク氏が捜索再開の意向を示すとともに、捜索に当たっては国籍を限定せずに捜索チームを募る方針も明かしたと伝え、「このトピックは姜さんら家族に新たな希望を持たせるものになった」と報じた。(翻訳・編集/川尻)

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