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「大谷選手サイドと協議をした結果修正」発売元が回答 絵本「野球しようぜ」から水原一平容疑者の絵を削除

スポニチアネックス / 2024年4月19日 19時19分

絵本「野球しようぜ!大谷翔平ものがたり」(世界文化社)表紙 Major League Baseball trademarks and copyrights are used with permission of Major League Baseball. Visit MLB.com.

 大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手(29)が特別協力し、これまでの人生を振り返る初の絵本「野球しようぜ!大谷翔平ものがたり」から、元通訳で銀行詐欺の疑いで訴追された水原一平容疑者の絵が削除されていたことが19日までに分かった。発売元の「世界文化社」(東京都千代田区)がスポニチアネックスの取材に水原容疑者の絵が削除されたことについて「事実です」と認めた。

 初版には「ゆうしょう」(優勝)という新たな夢に向かう大谷がドジャースの背番号「17」ユニホームを着ている絵の右隣にスーツを着用した水原容疑者とみられる絵があるが、4月中旬出荷の3刷目からは同容疑者の絵が削除されている。

 同社は水原容疑者の絵を削除した理由として「大谷選手サイドと協議をした結果、修正に至りました」と回答した。

 水原容疑者が違法賭博や大規模窃盗などでドジャースから解雇されたのは3月20日の韓国でのパドレスとの開幕戦後で、発売日と同日だった。

 水原容疑者の絵が存在するこれまでの出荷分に関しては「特に対応予定はございません」としている。

 この絵本は、大谷が野球を始めた8歳から始まり、誰よりも練習したことや「野球ノート」に毎日目標を書いたこと、道具を大切にすることなど、野球に取り組む姿勢が物語として描かれており、子供たちに夢を持つ素晴らしさを伝える一冊となっている。

 絵本化は昨年、同社の月刊保育絵本「ワンダーランド」8月号に大谷特集を掲載したことがきっかけ。読者の「単行本にしてほしい」との声を受け、昨季の2度目のMVP獲得やドジャースへの移籍までを追加して刊行された。表紙の「野球しようぜ」の題字は、昨年、グラブを全国の小学校に贈った際にカードに書かれていた大谷の直筆で、子供目線での質問コーナーや手形も掲載。売り上げの一部は、大谷側の意向で日本赤十字社に寄付される。

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