大谷8号記念ボール ゲットしたのは球場近郊在住の学生「ボールは自分でキープする」

オレンジ郡在住の学生ドミニク・バレラさん

　ドジャースの大谷翔平投手（29）が4日（日本時間5日）、本拠地ドジャースタジアムで行われたブレーブス戦で6試合ぶりの8号ソロを放ち、デーブ・ロバーツ監督に並んでいたチームの日本生まれの選手の通算本塁打の新記録を樹立した。

　右翼スタンドに飛び込んだ記念の本塁打球をゲットしたのは、球場近郊のオレンジ郡在住の学生ドミニク・バレラさん（20）。ヤンキースファンだが「翔平はベストプレーヤー。彼の本塁打をキャッチできてエキサイトしているよ」と大興奮。「ドジャーススタジアムに来たのは今季初めて。打球が来て手を伸ばしたら手に当たって下に落ちた。転がったのを拾った。ボールは自分でキープするよ」と話していた。

　デーブ・ロバーツ監督は沖縄生まれで母は日本人。日本語は話せないが、現役時代の02年にド軍で同僚だった石井一久のために母が作った焼きそばをクラブハウスに持参したこともある。

　この日の試合前には大谷がロバーツ監督にポルシェのミニカーをプレゼントしていたことが明かされた。大谷は背番号「17」を譲ってくれた同僚・ケリーの妻に高級車で知られるポルシェをプレゼントことで知られる。指揮官は「昨日、贈り物をもらったんだ。私のドジャースのアジア記録（日本人記録）を間もなく破ろうとしている選手だ。ポルシェをオフィスに持ってきた彼が素晴らしい小さなポルシェをくれた。彼が車を買ってくれたことは事実。机の上に置いてある」とミニカーであることを種明かし。ほのぼのとするジョークに取材の輪は爆笑で包まれた。