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遼もみなみも超えた!韓国15歳アマ・李暁松 15歳176日でV「今でも信じられない」夢は世界1位

スポニチアネックス / 2024年5月6日 4時3分

<ワールド・サロンパス・カップ最終日>優勝し笑顔を見せるリ・ヒョソン(撮影・西尾 大助)

 ◇女子ゴルフツアー ワールド・サロンパス・カップ最終日(2024年5月5日 茨城県 茨城GC東C=6665ヤード、パー72)

 10位から出た15歳のアマチュア、李暁松(リ・ヒョソン、韓国)が1イーグル、5バーディー、2ボギーの67をマークし、通算8アンダーでツアー初優勝を飾った。15歳176日での優勝は14年に勝みなみが記録した15歳293日を更新する史上最年少。男子の石川遼の15歳243日も上回った。最終日の7打差逆転はメジャー最大逆転勝利となった。

 硬くて速いグリーン。ツアー史上最も難しいセッティングに仕上がったコースを李暁松が攻略した。日韓の女王らが苦戦する中、15歳がツアー最年少優勝とメジャー最大差逆転勝利。「今でも自分が優勝したことは信じられない」と初々しい感想を口にした。

 7打差から出るとバーディーを重ね、15番で首位と2打差に迫った。「優勝を意識」した16番はボギー。そこで気合を入れ直し、17番でバーディー。最終18番パー5では3Wで2オンに成功し、3メートルのイーグルパットをねじ込み首位でホールアウトした。後続の結果を待つ間は「手が震え始めて涙が出そう」だったというが、自分の特長は「安定的なプレー」と話すように、ショット、パットの精度はプロ顔負け。昨年予選落ちした大会で「経験を積み、技術を磨くことができた」と成長を示した。

 9歳でゴルフを始め、今は韓国ナショナルチームで活躍。元世界ランク1位で憧れの高真栄(コ・ジニョン)と同じコーチの指導を受ける。韓国の規定で18歳になるまでプロ転向はお預け。「3年後には日本のツアーで活躍できるようになりたい。夢は世界ランク1位」と目を輝かせた。 (内藤 博也)

《最終組対決も 日韓女王V逸》

 ○…最終日最終組は李叡源(イ・イェウォン、韓国)が首位から、山下が2位から出る日韓ツアー女王対決となったが、両者とも優勝を逃した。山下は一時単独首位に立ちながら、後半に4ボギーと失速して4位。大会を制したアマの李暁松について「15歳の若さで凄い」と称えた上で「私自身、最終日伸ばせなかったのは本当に悔しい」と振り返った。李叡源は4日間ワーストの76を叩いて3位に終わり、「風が強く計算ができずミスが多かった」と悔しがった。

 ◇李 暁松(リ・ヒョソン)2008年11月11日生まれ、韓国・慶尚南道昌原出身の15歳。現在は馬山第一女子高。父はティーチングプロで小学生までレッスンを受けた。22、23年に韓国女子アマ連覇。韓国代表として24年のネーバーズトロフィーで団体、個人の2冠を獲得。日本好きで、漫画「呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)」がお気に入り。得意クラブはウエッジ。1メートル64。

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