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井上拓真が判定で石田下しV2! まさかの初回ダウンに「こんな内容じゃ統一戦とか言ってられない」

スポニチアネックス / 2024年5月6日 19時20分

5回、左ボディを繰り出す井上拓(右)(撮影・島崎忠彦)

 ◇プロボクシングWBA世界バンタム級タイトルマッチ 王者・井上拓真<12回戦>同級1位・石田匠(2024年5月6日 東京ドーム)

 WBA世界バンタム級王者・井上拓真(28=大橋)が同級1位の挑戦者・石田匠(32=井岡)を3-0の判定で下し、2度目の王座防衛に成功した。昨年4月に獲得したベルトを守り、34年ぶりの東京ドームボクシング興行でメインを努める兄の4団体統一世界スーパーバンタム級王者・尚弥(31=大橋)へバトンをつないだ。採点は118―109が2人、116―111が1人だった。

 初回、左のジャブを出したが、石田のカウンター気味の左のジャブを受けてダウンを喫した。拓真のダウンは唯一黒星となった19年11月7日、ウバーリ(フランス)戦以来プロ2度目だった。

 それでも、長いリーチを生かしてパンチを繰り出す石田に対し、徐々に距離感をつかむと、スピードとパンチの多彩さで上回り、中盤以降はジャブの差し合いでも優位に立った。

 拓真が尚弥と同じ世界戦のリングに上がったのはWBC世界バンタム級暫定王者だった19年11月7日以来2度目。前回は尚弥がノニト・ドネア(フィリピン)を破って名声を高めた一方、自身はWBC同級正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)との王座統一戦に敗れ、世界戦線から後退した。約4年5カ月ぶり2度目の兄弟”共演”で、今度はベルトを失わなかった。

 今年2月24日の初防衛戦では元スーパーフライ級世界王者のジェルウィン・アンカハス(フィリピン)に9回TKO勝ち。強敵との対戦を前に父・真吾トレーナーと過去の映像を見返し、新たに攻撃的なスタイルを身につけて世界戦初のKO勝利をマークした。そこから2カ月強とプロ転向後最も短い試合間隔だったが、逆に「良い流れのまま練習に入れた」という。

 兄・尚弥が全4本のベルトを返上したバンタム級はWBC王者が中谷潤人(26=M・T)、IBF王者が西田凌佑(27=六島)で、日本が世界を動かしている。「その中で頂点は井上拓真だぞ、という存在感を残したい」。世界王者が板についてきた拓真が、今後期待される統一戦の軸となりそうだ。

 ▼井上拓真 想像以上の石田選手のジャブのやりづらさで、苦戦しましたけど、唯一収穫は競り勝てたことだけです。まず今日は勝てた、それだけがただの収穫であって、こんな内容じゃ統一戦とか言ってられないので。もっとしっかり課題をクリアして、もっと強いチャンピオンになりたい。

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