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兄・尚弥に「最高のバトンを渡す」 東京D興行を彩る井上拓真がV2宣言「何もさせずにKOで勝つ」

THE ANSWER / 2024年5月5日 17時3分

計量を一発パスした井上拓真(左)と石田匠【写真:高橋学】

■Amazon プライム・ビデオで独占生配信

 ボクシングのWBA世界バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチ12回戦が6日、東京ドームで行われる。5日は東京ドームホテルで前日計量が行われ、2度目の防衛を狙う王者・井上拓真(大橋)と、2度目の世界挑戦となる同級1位・石田匠(井岡)はともに53.4キロで一発パス。拓真はメインイベントで登場する兄・尚弥に「最高のバトンを渡す」と勝利を誓った。戦績は28歳の拓真が19勝(5KO)1敗、32歳の石田が34勝(17KO)3敗。

 鍛え上げたボディーで体重計に乗った拓真は、計量を一発でパスすると、その場で両手の拳を握ってガッツポーズをつくった。対する石田も一発クリア。WBAのベルトを右肩に下げた163センチの拓真は、自身より10センチ高い石田と向き合い、火花を散らした。計量後に取材に応じた王者は「凄く良い感じで仕上がっている」と万全をアピールした。

 メインイベントは、拓真の兄の世界スーパーバンタム級4団体統一王者・尚弥と元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)の歴史的一戦。井上兄弟が同じ興行で世界戦を行うのは、2019年11月以来4年半ぶりだ。「最高のバトンを渡すだけ」。拓真は2度目の防衛を果たし、4つのベルトの守る兄を後押しする。

 前回2月24日の初防衛戦では世界戦初のメインイベントを務め、同級9位ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)に9回44秒KO勝ち。涙のKO防衛を果たした。わずか2か月強と短い試合間隔だが、ほぼ無傷で終えたため東京D興行に参戦。「明日は何もさせずにKOで勝ちたい。もちろん、プロでやっている以上は(KOを)狙っていきたい」と2戦連続KOを誓った。


フェイスオフで火花を散らした拓真と石田【写真:高橋学】

■2度目の世界挑戦の石田「結果で見せたい」

 同興行では、同門のWBO世界同級5位・武居由樹が王者ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に世界初挑戦する。同級は4日に西田凌佑(六島)がエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に判定勝ちし、王座奪取に成功。日本ジム所属選手99人目の世界王者になった。WBC王座には中谷潤人(M.T)が君臨しており、武居が勝てば全4つのベルトを日本人が独占することになる。

 バンタム級の活況ぶりについて拓真は「凄く良い感じに盛り上がっているので、明日は自分もしっかりといい結果を残したい」と刺激を受けた様子。西田の試合も映像で見たといい、「距離も良かったし、気持ちも強かった。良い選手だと思った」とIBF新王者の印象を述べた。

 2017年10月以来2度目の世界挑戦で悲願の王座奪取を狙う石田は、19年春など過去2回大橋ジムへ出稽古。尚弥、松本亮とスパーリングをし、拓真も動きを見ていた。王者と対峙した印象は「体格も想定内。特に何も感じなかった」と淡々。「明日全て分かることなので、今どうこう言うつもりはない。結果で見せたい。リングに上がったら一緒なので王座だけを見てバチバチ行きたい」と力を込めた。

○…興行はAmazon プライム・ビデオにて「Prime Video presents Live Boxing」の第8弾として独占生配信される。井上兄弟と武居のほか、WBA世界フライ級王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が同級3位・桑原拓(大橋)と初防衛戦を予定。同じ興行で世界戦4試合は国内史上最多の規模となる。(THE ANSWER編集部)

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