【ラグビー】史上初快挙!桑井亜乃氏がパリ五輪審判団入り 16年リオ五輪は選手で出場し日本女子初トライ
スポニチアネックス / 2024年5月8日 21時39分
国際統括団体ワールドラグビー(WR)は8日、7月26日に開幕するパリ五輪で実施される7人制ラグビーのマッチオフィシャル(審判団)23人を発表し、日本からは元選手の桑井亜乃レフェリー(34)が選出された。五輪での日本人レフェリーは通算4人目で、パリ五輪では唯一の選出。桑井氏は日本協会を通じて「大変うれしく思っております」などとコメントした。
北海道出身の桑井氏は陸上の投てき種目の選手として活躍し、中京大卒業後に本格的にラグビーを開始。13年の香港セブンズで7人制代表初キャップを獲得し、7人制ラグビーが初採用された16年のリオデジャネイロ五輪代表にも選ばれ、地元ブラジル戦では日本女子として五輪初トライも決めた。セブンズでの通算キャップは32で、15人制でもキャップ1を獲得。東京五輪代表入りを逃した後の同年8月、現役引退とともにレフェリーへの転身を発表した。
WRによれば、選手・レフェリーの双方で五輪に出場するのは、桑井氏が世界の男女通じて初めて。ともに3大会連続出場を決めている男女日本代表とともに、桑井氏の活躍にも注目が集まる。
▽桑井氏コメント全文「このたび、2024年パリオリンピックのマッチオフィシャルメンバーに選出されましたこと大変うれしく思っております。選手から3年前にレフェリーに転向した時から、オリンピックでピッチに立つことを目標に取り組んできました。選手そしてレフェリーとしてオリンピックへの出場経験を得ることは、男女含めて世界初となります。数少ない与えられるチャンスのなか、パフォーマンスを発揮するためには、自身に対し常にプレッシャーをかけ、強い意思やメンタルを持つことが大切だったかと思います。リーグワンのチームに練習参加し、強度やスピードが高い中でトレーニングをし、海外への留学へも挑戦するなど、取り組んできた3年でした。心が折れそうになった時もありましたが、たくさんの方々に応援していただいたことで、何度も勇気をもらいました。日々ご支援、ご指導いただいている皆様のおかげでオリンピックの舞台に立つことができます。本当にありがとうございます。今まで準備をしてきたことをオリンピックという舞台で発揮すること、プレーヤーのパフォーマンスを最大限に引き出せるように、私自身もベストを尽くして参ります。皆様のご期待に添えるように、また日本ラグビー界の発展に少しでも貢献できるように頑張っていきます」
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