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[独占その後] 見守ることさえ辛かったキム・ヒョンジュンの両親とのインタビュー(取材記)

THE FACT JAPAN / 2015年2月28日 11時35分

26日、キム・ヒョンジュンの両親と<THE FACT>が独占インタビューを行った。|写真:ムン・ビョンヒ記者


真実ゲームはもうここまで…見守ることさえ辛かった100分間のインタビュー
「あの子の主張に反駁するつもりはないです。事実をすべて明かそうとしたら、編集されていないメッセージを全部公開すれば分かるものです。ただ私たちが望むものは一つ。お腹の赤ちゃんは今どうなっているのか、それだけです…」
26日午後6時50分、<THE FACT>にヒョンジュンの両親が到着した。約束の時間より10分早く着いた二人は、何も言わず頭を下げながらあいさつし、席に移動した。韓流スターの両親というよりは、普通に街で会える年配の方のような印象だった。とても疲れ果てている様子だった。「お飲み物はいかがなさいますか」と尋ねると「お水で大丈夫です。ありがとうございます」と返事した。テーブルの上には、ノートパソコン、水3杯をおいてインタビューが始まった。
このインタビューはようやく実現したものだった。先日25日、ヒョンジュンの元恋人であるチェ氏があるメディアと行ったインタビューが公開された。子どもの父親であるヒョンジュンは認めているのに、彼の父は立場が違うという内容だった。チェ氏はインタビューで、「ヒョンジュンのお父さんは特定の病院にこだわって、子どもを望まないニュアンスだった」と明かした。
当時のインタビュー内容をまとめてみると、ヒョンジュンと暴行事件に巻き込まれた可憐な女性が彼の子どもまで授かった。ところがその両親は、責任どころか子どもを望まないような雰囲気だったという。結果は火を見るよりも明らか。誰がみても婚前に妊娠した女性が弱者だ。記者も同じ女性として怒りを感じた。
しかし、世間があっという間にチェ氏の肩を持つような雰囲気になると、気になってきた。チェ氏と病院のことで葛藤したヒョンジュンの父親にも、きっと言い分があるのではないだろうかと。ごく個人的なことなので迷いもあったが、片方の話ばかりが明かされてはいけないという考えが浮んできた。プライベートなことだけに、知る人だけが知るはずで、それを知っている人が少ないほど、事実は歪曲されやすいからだ。
何度も説得したところ、ヒョンジュンの父親はようやくインタビューに応じてくれた。彼は「私の立場で書いてくださる必要はありません。ただありのままのことだけを言わせてください」と強調した。

静かに始まったインタビューは、時間が経つにつれて苦しくなってきた。ヒョンジュンの両親は「ありのままで書いてください」としたが、それをそのまま明かすには厳しい部分があった。まだ世の中に明かされていない、そしてこれからも世間に知られたくない、二人の当事者と両側の家族たちの“プライベートな”話だった。
「いまのヒョンジュンに守れるものは何もありません。いちいちあの子の主張に反駁したくないです。私たちに重要なのは真実を明かすことではなく、今の子どもの状態を確認することですから。ところが、あの子の弁護士さんがテレビに出て言う話を聞いたら、胸がつぶれそうになりました。一人の男が一瞬にして“悪者”になったんです。記者さんに聞きたいです。このことが、こんなにたくさんの人たちと解決していくことなんでしょうか?」
結局、こらえていた涙が零れた。胸を叩きながら泣く声が部屋の中に大きく響いた。首のへリニア手術を受けて2か月も経っていないというヒョンジュンの母親は、首にギブスをしたままだった。
ここまでになると、本当に二人の間にあったことも、子どものことを自分たちの目で確かめたいという切なる叫びも、もはや聞きたくない気持ちになってきた。ヒョンジュンは人々の前に立つ芸能人だ。公人(社会的な立場にある場合の個人)というにも微妙な立場ではないだろうか。誰かにただの“ゴシップ”として扱われる話が、その誰かを惨めにつぶす過程を見守ることは辛かった。
「赤ちゃんがいるのに付随的な話は必要ないと思います。なんの意味もありません。私たちは、赤ちゃんのことだけが解決できればと願っています。これはマスコミも、国民も、裁判官も、誰も解決してくれることではありません。私たちの子どもだし、チェさん自身の子どもじゃないですか… 本人が辛い気持ちになってあれこれ私生活をすべて暴露するとしたら、それは仕方ないことです。私たちが止めることはできません。ただ、こんなに多くの人々を苦労させずに、直接会って話そうというのです。この記事が出されたら、彼女に会えるだろうかという気持ちもあります」

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