「漁場ナビ」の沿岸漁業者・釣り人向けサービス登場。海況データで漁場や航行ルート判断を支援
Techable / 2022年2月17日 11時0分
株式会社オーシャンアイズは、海況データを活用し、漁場や航行ルートの判断をサポートする「漁場ナビ」を提供中。このたび、すでにリリースしている遠洋・沖合漁業者向けの「漁場ナビPro」に続き、沿岸漁業者や釣り人へ向けた「漁場ナビスタンダード」をリリースしました。
今日・明日の海況データを提供「漁場ナビスタンダード」では、3つのデータをベーシックプランとして提供。それが、気象衛星ひまわりの観測データから算出した現在の海面水温データ(ひまわり海水温)、その海面水温をもとに独自AIで雲に覆われた海域の現在の海面水温を再現・補完したデータ(雲除去海水温)、海洋数値モデルで算出した明日の表面水温です。
これらに加え、潮流(0m・20m)・中層水温(20m)・潮目という3項目について現在・明日のデータを提供するオプションを用意。ベーシックプランの月額300円(税抜)に各200円(税抜)プラスでオプションデータを閲覧できます。
同サービスをフル活用すれば、翌日の出漁判断や漁場判断はもちろん、出港前の潮流チェックによって効率的なルートを選択することもできるでしょう。
現在、同サービスの対応海域は、京都・佐賀(玄海)・千葉・有明などですが、未対応海域も要望に応じて追加可能とのことです。
「漁場ナビPro」についてそれでは、遠洋・沖合漁業者向けの「漁場ナビPro」についても簡単に紹介しておきましょう。
同サービスでは、先述の“ひまわり海水温”と“雲除去海水温”を1時間ごとに更新します。また、海洋数値モデルの日本近海モデルで算出した海水温および流向流速を6時間ごとに更新し、広域モデルで算出した海水温および流向流速も表示可能です。
このほか、海面高度やクロロフィル、潮目のデータも提供。なお、モデル算出の水温・流向流速・潮目は最深200mまで閲覧できます。
同サービスにより、ベテラン漁師の経験と勘によるところが大きかった漁場探索などを効率化しているようです。
PR TIMES
「漁場ナビスタンダード」
「漁場ナビPro」
(文・Higuchi)
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