【スターダム】ワールド王者・舞華 渡辺桃との3本勝負を制しV4「女帝時代を築き上げていく」
東スポWEB / 2024年4月27日 21時48分
女子プロレス「スターダム」のワールド王座戦(27日、横浜BUNTAI)は王者・舞華が、渡辺桃(24)との3本勝負を制し、4度目の防衛に成功した。
同会場のプロレスこけら落とし興行のメインイベントで2人は、同王座戦史上初となる「ノーマルルール」、「エニウェア・ハードコアルール」、「ラストウーマン・スタンディングルール」の3本勝負で激突。
1本目から互いに大技を繰り出し合い、舞華が雪崩式ブレーンバスターを決めると、渡辺もテキーラサンライズからのピーチサンライズ(変型猛虎原爆)を発射。全力を出し切った2人はダウン状態になったが、先に起き上がった渡辺にハイキックをズバリと決められた王者は窮地に陥った。最後はピーチサンダー(変型ボム)で3カウントを献上した。
疲労困ぱいのまま迎えた2本目はまさかの奇襲をかけられ、客席に投げ飛ばされてしまった。終始ハードコアを得意とする渡辺にペースを奪われ、されるがまま。それでもマット上にジュエルをばらまき、ブレーンバスターを敢行。最後は自身が用意した巨大扇子で殴り飛ばし、イス上でみちのくドライバーⅡを発射し3カウントを奪った。
1勝1敗で迎えた3本目、舞華は雪崩式ブレーンバスターからのクラッチ式ブレーンバスター5連発を繰り出し王者の意地を見せつける。さらに起き上がらせてからの連続ラリアートでたたみかけダウンさせた。
だが、人でなしドライバーからのハイキックをくらい舞華もダウン。それでも立ち上がった王者は旋回式みちのくドライバーⅡをズバリと決め、渡辺も起き上がれず。10カウントを奪い、2勝1敗の全35分5秒の激闘を制した。
試合後、マイクを持った舞華は「楽勝で私が2勝して勝てると思ったのに。しょっぱな負けてマジで焦ったよ。お前はマジですげえレスラーだよ。今日はお前とやれてよかったと心の底から思ってる。ありがとう」と感謝を述べた。
すると渡辺から「舞華、ありがとう…とでもいうと思ったかクソボケ! 私がこのやり方でぜってえ取ってやるから、待っとけ。クソチャンピオン!」と暴言を吐き捨てられた。
それでも渡辺を拍手で見送った舞華は「防衛に成功しました! 私は今までの歴史たちと向き合って、新しい何かを生み出さないといけない。それがプロレスラーであり、それが女帝時代」と決意を新たにし「私はこれからこのベルトをかけて世界一すげえ試合をして、女帝時代を築き上げていくので、みんなよく見とけよ!」と呼びかけた。
最後は「みなさん、また会うその日まで、さらばだ!」と観客と合唱し大会を締めた。
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