モデル歴アリ20代婚活女性、一回り上にフラれる 2世帯、婿養子、家の格「親の口出し」が招く問題
東洋経済オンライン / 2023年11月23日 12時30分
婚活で出会い、“この相手とだったら、人生を共に歩みたい”と、結婚を決める。しかし、いざ2人で結婚話を進めていくうちに、親の口出しや反対によって気持ちが翻ってしまうことがある。
仲人として婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて苦労や成功体験をリアルな声とともお届けしていく連載。今回は、親が子どもの結婚に口を出し、破談になったケースを見ていきながら、当人同士の気持ちでは片づけられない、結婚と親、それぞれの家の問題を考えたい。
さゆり(27歳、仮名)は現在、医療事務をしているのだが、かつてはモデルやタレントの仕事を少しかじっていた。そんな仕事ができるくらい見た目が華やかで、スタイルのいい美人だ。
高校時代に街でスカウトをされたのだが、“学業が優先”という母との約束のもと、大々的には活動していなかった。高校卒業後は大学に進学せず、バイトをしながら芸能の仕事に本腰を入れた。
しかし、芸能界は甘くない。25歳になってもエキストラのような仕事しか来なかったので、夢はあきらめ、医療事務の資格を取得して、現在の職場に就職した。
お金のある男性を捕まえなさい
両親はさゆりが小学校の頃に離婚しており、母はお金に苦労した経験があるので、さゆりには堅実な人生を歩んでほしかったようだ。結婚に関しても、「若いうちに、お金のある男性を捕まえなさい」と、医療事務の仕事を始めた頃に、結婚相談所に入ることを勧めた。
面談には、母親とやってきた。
「私がした苦労をこの子にはさせたくないんです。年上でもいいから、経歴がしっかりしていて、高収入の男性と結婚してほしい」
20代半ばで美人のさゆりには、同い年から親子ほど歳の離れた男性まで、幅広い年齢層から驚くほど申し込みがきた。さゆりも母の苦労を見てきているので、母と同様の気持ちで、15歳離れていても、年収が高ければ見合いをしていた。
しかし、なかなか結婚にまで進める男性には、巡り会えずにいた。
芸能界は、見た目もコミュニケーション能力もずば抜けて高い人たちの集まりだ。さゆりは40代でも若々しくて魅力的な男性をたくさん見てきた。対して、一般社会の男性は、年収が高い人ほど、コミュ力に欠けた堅物が多かった。考えてみれば、年収が高くコミュ力のある男性は、結婚相談所に登録する以前に、自力で結婚しているのだろう。
お付き合いに入っても、「良い人なのはわかるんですけど、いざ結婚となると……」と言っては、なかなか前に進めずにいた。
その場の空気がどんどん悪く
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